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拝の峠(拝の峠より下津港を眺める)

蕪坂を登りきったところを「拝の峠」
(はいのと)といい茶店があった。
昔、神武天皇がご東征の折り八咫
烏(鴨邑の建角見命だとされている)
に先導されたのでこの名があると伝
えられている。

蕪坂塔下王子社

蕪坂は、下津町沓掛から宮原町道村へ越す
坂で、熊野参詣道のうちでも古くから陸路交
通の要路であった。
紀伊国名所図会には
 「鏑矢もて鹿を射ちし坂なれば   
     蕪坂と名付しにや、峠に茶店あり」
と鏑が蕪に変わったものと記されている。
明治四十一年宮原神社に合祀された。


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