お菓子





「部活中なんですけどー?」


何時も決まってお菓子にほおばりついている丸井に、私は声をかけた。


「べ、別に部活中だろうがガムの1個や2個ぐらいイイだろぃ!!」
「良くありませーん」


まず、運動しながらお菓子食べてるのがオカシイんだよね。
でも、そこまでハッキリ言っちゃうと丸井もなんか妙な対抗心燃やしちゃうしなぁ。


「真田にバレなきゃイイんだって!」


そんなことを言っちゃってるけどね・・・


「ぁー・・・その真田に言われて私はアンタに注意してるんだけど?」
「狽ワ、マジ?!」


思ったよりも相手が驚いたので、私は面白かったんだけど
表に出して笑おうとはしなかった。
理由は勿論、後が五月蝿いからなんだけどね。


「ソレを早く言えよなっ!!」
「てか言う暇すらなかったじゃん?」
「何か言った?!」
「言ってませーん」


そう言いながら、渋々お菓子を部室の中へと持っていこうとする丸井を見送ろうとしたら
そのお菓子を私の前に出してきた。


「・・・何?」
「部室まで持っていくの面倒だし・・・持っててよ?」


一生のお願い!!とか言いつつ私にお菓子を渡してくる


「イイヨ?」
「マジ?!」
「でも、お菓子奢ってね?」
「ゥッェー・・・まっ、しゃぁねーな」


そうしてお菓子を預かるのは日常茶番。