わかめ





「遅い・・・!!」


今日は練習試合のはずなのだが、ほとんどの部員は集まっているのだが
只1人・・・足りない。


「あんの、わかめヘヤーめっ!!」


いつもなら、ジャッカルが朝迎えに行くはずだったのだが
今日はアイツに先に行ってくれと言われたらしくて、ジャッカルだけは居た。


「今度遅れたら蹴り食らわすって言ったはずなんだけどーっ!!」


怒りメーターMAXな私にも気付くわけが無くアイツは遅れて来る。


「遅れてすんませんッス!!」
「遅いわ!!」


やっと来たかと思うと、あまり急いできた雰囲気ではなかったから
私は一発の蹴りをおみまいしてやった。

が、あっさりと交わされてしまう。


「しゃーねぇッスよ!!俺だって忙しいんスから」
「何が忙しいだよ!!どうせ寝てたんでしょっ!」


一発でビンゴしたので切原は言葉が詰まった。


「ん・・・・んなことねぇッスよ!!」
「へーいへいっと、そろそろ行かねぇと副部長怒ってるかもよー?」
「ゲッ?!マジッスか?!」
「マジマジ」
「じゃぁ一足先に俺行って来るッス」


と言って、切原は全力疾走でコートのあるほうへ走っていった。


その姿を見送りつつ思った。


「・・・・あの髪型だと発見しやすいはずなんだけどねぇ?」