ビンタ
「ウチの名物らしいよ?」
「何がだ?」
そう言って柳は私に質問を仕返す。
そういわれた私は、指をスッと伸ばして一人の人物を指した。
「弦一郎?」
コクンと首を縦に振る。
そこで柳にとっての疑問になることがある。
「・・・で、如何して弦一郎なんだ?」
普通にかえって来た質問。
私は待ってましたといわんばかりに勝ち誇った顔で言う。
「勿論、真田自体じゃぁないよ」
「?」
「まぁ、名物って言っても・・・易々見れるものでもないんだけどね」
クスクスと笑った私は、柳には不思議に見えたかもしれない。
でも、まぁ不思議っ子ってことで☆
「やな・・・」
私が声をかけようとしたときに、柳は名物の事を考えているようで、ウーンと悩んでいた。
そんな姿を私は見上げていた。
フと、私は思った。
・・・データマンなのに知らないって可哀想だよね。
と、いうわけで私は柳の服をヒョイヒョイと引っ張った。
「ん?・・・何だ?」
「名物というのは・・・コレコレ」
私は手で空気を払った。
そのジェスチャーで柳はすぐに名物が何なのかを理解してくれた。
「確かに、易々と見れるものでもないな」
「でsy・・・」
バチィィン!!
「「煤H!!」」
振り返ると、誰かが真田にビンタをされていた。
そう、今日は高校生との練習試合。
しかも、今日は1年生から3年生まで全員が出場できる。
いまだ此処の部活になれていない1年生が高校生に勝てるわけも無く・・・。
立海の名物っぽいビンタ・・・・易々、見れるのかもしれない。