無理そうだね





ポスッ


「くっそぉおおお!!!」
「だーから、言っちょろう?」
「・・・だって」


何度やっても、私のボールはネットの向こう側までは届かない。
勿論、私が只ボールを打てないってことはない。
仁王のサーブだから、打ち返す事が出来ないんだ。
初めのうちは打つ事すらできなかったボールが
ネットまで届くようになったのだが、それ以降は進歩ナシ。


「もう一回!!」
「はぁ・・・俺も疲れるんじゃけど?」
「んなもん私には関係ナシ!!」
「丸井みたいな奴じゃ」
「何か言った?」
「いくぜー?」


私が少し睨むとすぐに仁王はサーブの位置へと着いた。


パァン


仁王の打ったボールは私の真正面にやってくる。
コレは、打てなきゃ女がすたるでしょ?!!


「よっしゃぁっ」
「・・・・無理そうだね」
「買塔Mャァッ?!!」


ドコッ


鈍い音とともに私は地面にしりもちをついていた。
仁王の大丈夫かー?と言う声が聞こえるが、返事は出来ない。
兎に角、今は


「オイッ」
「な・・・に」
「顔に当たったんじゃろ、見せんしゃい?」


と言って、仁王が私の顔を覆っている手をどかそうとした。


「無理ィイイイ!!絶対見せらんない!」


そう言って、私は仁王の手をはらうと同時に保健室へ逃げた。
次の日、私は仁王にもう無理そうなことはするなと言われた。