キッチリ返す





「んっ!!」


私がブン太に向けて手を出した。
勿論、ブン太は何が何だか解っていない。


「・・・何だよ?」
「いらないんなら、イイ」
「否、いらなくねぇし?!!」


思いっきり反論されて、私の手の中身を取ったブン太・・・。
つか、取らなくても別に特したのは、私だったのに。


「・・・ぁー。昨日の?」
「ザッツライトー」
「言わなかったら儲けたんじゃねぇの?」


と言って私の方を指差す。
人を指差しちゃ駄目って、親から聞いてないのかなぁ?


「つーか、金銭のことはキッチリしないとね?」
「ぁー・・・そっか。お前そういうとこ煩ぇーし?」
「ジャッカルよりはマシだよ」
「同類だろぃ?」
「そんなこと言うのはこの口かぁー?」
「狽「へぇっ!!」


誰だって誰かに似てるとかあんまり言われたくないと思う。
ましてや、男と同類になんてされたくない。
だから、ブン太の口を思いっきり伸ばしてやった。


「ご・・・ごへんっ!!」
「何言ってんのか解んないー」
「煤iコイツッ)・・・すみはへんへひはっ!!はなひてくらはいっ!!」


多分、謝ってるんだろうと思ったから手を放してあげた。
話した瞬間にブン太は、私との距離を取ったかと思うと・・・。


「このカリは明日にキッチリ返すからなっ!!」


と言って逃げた。



「・・・・言い逃げかぁー・・・?」