はずさせてみろい
「・・・だーから、マジで放せー」
放課後。
私達にとっては、部活終了の意味を表す時間。
「嫌・・・って言ったら?」
「つか、『いい』って言いそうにないじゃん?」
「バレた?」
「当たり前」
しっかりと私の服の袖を持って放そうとしないブン太と只今決闘中。
いい加減に、放してもらって帰りたいんだけど
全然放す気ィー無さそうなんだよね・・・コイツッ。
「放せー。私は帰るんだぁー!!」
半分やる気のない声で、ブン太に言った。
「イヤダー。俺だって放したくねぇーもん」
その返事は、私と同じぐらいやる気のない声だった。
だから、無駄に腹が立つ。
「はーなー・・・」
「お前等・・・まだ居たのかよ;;」
自転車置き場でバッタリとジャッカルと遭遇。
まさか、こんな状態でジャッカルと逢ってしまうとは思いもしなかった。
そう、彼が私の只一人の助け舟っぽかった!!(どんなだ!)
「ジャッカルッ!!お願いっ、私を悪の帝王ブン太マンから救って!!」
そう言って、私はブン太を引きずっててもジャッカルの元へと行った。
「は?!・・・つか、それ難しくねぇ?」
「否、ジャッカルなら出来・・・」
「まっ。無理だろーけど」
私とジャッカルが話してるとブン太が首を突っ込んできた。
そんなブン太に、私は何で?!と聞いた。
勿論、ジャッカルだって聞きたかったに違いない。
「だって、俺等の愛の手錠は、はずれねぇーし?」
「ゃ・・・私、アンタと愛を誓った覚えはないし、今の状況と関係ないよ」