「お前等もおったんか」
49.2年阿呆コンビに手を振った
久しぶりに朝に購買に来た。
久しぶりに来れば珍しいこともあるもんで、と赤也がおった。
声をかけると、2人とも嫌そうな顔をコチラに向けてきた。
喧嘩売っとんのか・・・コイツ等。
「・・・おはよー、ございます」
「ちわっす」
「お前等、本気で俺に喧嘩売っとんのか」
やる気のない挨拶にすかさず俺はツッコんだ。
だけど、2人ともあまり興味の無さそうな顔をした。
・・・部活で覚えちょれよ。
「・・・っと、そういや先輩?」
「んぁ?」
おばちゃんに肉まん一つ頼んだときに切原が俺に問いかけてきた。
俺はとりあえず、肉まんを受け取ると、切原の近くまで寄って行った。
「転校生ってドコのクラス何スか?」
コイツは・・・情報掴むのはやいのう。
俺ですら、今日は学校に来て知ったのに・・・。
一体ドコからその情報がくるのかが謎じゃよ。
「んー・・・まだ、そこまでは知らんよ」
「なーっんだ、つまんねー」
「ほほう、先輩にそんなこと言うのはこの口かのう?」
「いっ、いっは・・・いはいへふっ!!」
赤也の口を横におもいっきり引っ張った。
案の定、赤也はすぐさま俺に謝罪してきた。
その言葉を聞いた瞬間に、俺は手を離してやった。
「・・・ちゅーか、は?」
「・・・は?」
「お前は転校生に興味とか持たんの?」
にこり、と笑んでを見た。
そのときのの顔は今でも忘れん・・・『またコノ話題かよ』って顔じゃったよ。
「んー・・・、というか、同い年じゃないっすからねぇ」
苦笑しながら答えてきた。
その答えに、俺は少し納得した。
「でもほら、赤也はこんなに興味持っるじゃろう?」
「まぁ・・・切原ですからね」
「おいおい、あんたら何気に酷い事言ってねぇ?」
ジトリと俺等を眺める赤也。
べっつに酷い事を言った覚えは無いんじゃけどな・・・。
ま、赤也にはそう聞こえたんじゃろうけどな。
キーンコーンカーンコーン・・・
「あ・・・予鈴」
「んじゃ、俺もそろそろ戻るけぇ」
「あ、はい。また部活で・・・」
手を軽く振って2年阿呆コンビとわかれた。
・・・阿呆コンビって言うんバレたら怒られるじゃろうなぁ。
「ま・・・ええか」
「う・・・わぁ・・・」
私の前にそびえ立つのは立海大付属中学校。
中学校のくせにここまで大きいとか反則だよ。
「とりあえず・・・職員室、かな」
大きい校舎に先が思いやられると思いながらも私は校内へと足を踏み入れた。
・・・て、言うか。見ちゃったよ。
目の前に・・・禿げを発見。
「禿げ・・・」
「白Nがだよっ!・・・って、・・?」
私のほうを見たかと思うと禿げの人は私の名前を呼んだ。
私のコトを知ってるのかー、有名なのかー。とか思ってたんだけど・・・気付いた。
禿げじゃなくてスキンヘッドのジャッカル・・・!
「ちょっ、何故にジャッカルがココに?!!」
「否、それ俺のセリフだろ?」
「あー・・・そうだよね」
納得した私は手をポンと叩いた。
ジャッカルは半分ぐらい呆れた顔で私を見てたよなぁ・・・。
ていうか、私は職員室へ行かなきゃなんないんだよ。
ジャッカルと戯れている場合ではないのだよ!!
「・・・ジャッカルさぁ、今から職員室行かない?」
「・・・は?」
「しょくいんしつっ」
「否、それは解ってんだよ・・・」
解ってるなら連れて行ってくれればイイのに・・・。
ジャッカルはそのまま黙り込んだ。
黙り込まれるとちょっと困るんだけどなぁ。
「ジャッカル・・・・・・・・・・・・・・・生きてる?」
「このまま死ぬわけねぇだろっ!!」
あ、生きてた。
黙り込んで30秒は動かなかったからどうしようかと思っちゃったじゃんか。
「で、職員室は?」
「あー・・・じゃぁ、一緒に行くか?」
コレ持っていくから、と言って見せてくれたのが英語のノートだった。
何、課題でも出し忘れてたのかな?
私は首を縦に振るとジャッカルの隣で歩き始めた。
「ってか・・・何で職員室なんだよ?」
「ありー、言ってなかったっけ・・・?」
そういや一昨日に決めたんだっけ?
しかも、昨日とか全然誰とも話してないんだっけ・・・?
まぁ、携帯電話ってのを持ってないから連絡の仕方もないんだけどね。
言いに行くのも面倒だったし・・・。
キーンコーンカーンコーン・・・
「私、立海に入るんだよ?」
★後書★
す す ま な い !
とりあえず、さんが転校っていうのー(笑)