「何、話しちょるんじゃ?」
45.奴の間違いを修正せよ!!
が一年の手伝いをしてくると言って、暇になった俺。
しょうがない、と思いとりあえず周りを見回して部活が始まるまで時間を潰すことが出来ないか考える。
丁度そのとき、部室の方から来た丸井と、俺の姿をしている柳生が目に留まった。
2人は何かを話しているようだった。
あの2人が喋る事は珍しくも無い。
だけど・・・俺の格好しながら話す内容には物凄く興味が沸いた。
「・・・に、仁王じゃん」
ニコっと笑ってる丸井・・・。
否、おもいっきり引きつり顔じゃろ。
「おっと、私も準備を手伝ってきましょうか」
何かを感じ取った柳生は俺の横を逃げるように走って行った。
まぁ、相方のよしみで今回は見逃しちゃるよ・・・。
っちゅーか、捕まえたところで柳生なら何かと文句を言って逃げられそうなだけなんじゃけど。
「はっ?・・・柳生、お前逃げ・・!」
「ブーンちゃーんは俺の相手してもらおうか・・・なぁ?」
「なんっじゃ・・・そりゃっ!!」
ごんっ
「いってぇえええ!」
仁王は言葉をはくと同じに俺の頭を殴ってきた。
そりゃぁもう、凄い痛かったぜ。
あいつ、全力で殴ったぜ、きっと!!
「それは、そうと・・・」
「・・・っんだよ」
にまり、と笑んだ仁王。
その顔には何か隠されているような顔だ。
あーもう、こいつのこの顔大っ嫌い。
俺が間違いなく巻き込まれるもんなぁ、やだやだ。
「お前、赤也の恋を応援する気・・・なか?」
「は・・・?」
仁王の質問に俺の言葉は裏返った。
だって、仁王がそんな・・・。
「・・・人の恋路を邪魔する、お前が?!」
「もう一回殴られたいんじゃな、お前」
「いやいやいや、そういうわけじゃねーけど!!」
それにしたって珍しい事には変わりない。
俺は仁王の顔をジっと見た。
それでも相手は意見を変えようとか思ってないらしい。
顔つきが全然変らない。
「あ、もしかして、丸井もに惚れちょるん?」
「はぁ?!!」
全然喋らなかった俺に、ふと仁王が言ってきた一言。
・・・ありえねぇ!!
だって、あのだぜ?
の彼女で赤也が狙ってるんだぜ?
そんな女なんかに・・・。
「大丈夫、誰にも言わんよ」
「だっ、だから違っ」
「集合っ!!」
真田の声が響き渡った。
仁王は面白そうに集合場所へと走って行った。
俺は先程の仁王の勘違いを修正するために走った。
だけど、追いつくことは無かった。
そしてそのまま部活が始まる。
・・・くそっ、真田の所為じゃんかよっ。
「おい、形式入ってるぞ?」
「わーってるよ」
ジャッカルの言葉にも適当な言葉を返す。
それにしても、マジでむかむかする。
俺は別にの事好き・・・じゃ、ない・・・と思うのに。
あー!!もう、仁王の馬鹿やろうっ!!
「つーか、最初の相手誰?」
先程の事ばかり考えてても仕方ない。
俺は今からの対戦相手のことを考える。
テニスに没頭した方が・・・忘れられる。
「あー。多分、仁王と切原」
何でそうなる・・・!
ペア総入れ替えの形式ってことは聞いていた。
だけど、俺は運よくジャッカルと組めた。
・・・なのに、相手が
「さっ・・・いあく」
地団駄を踏んだ。
まぁ、そんなことをしたところで何も変んねぇけどな!!
「柳ー・・・順番変んねぇ?」
俺らのコートの方には柳も居た。
柳さえ了解の言葉をくれれば、俺は何でもなると思ってるんだ!
だって、柳だし・・・。
幸村君まだ帰ってきてねぇし。
「変えたところで、順番が回ってくれば当たるだろ」
「うげっ!?今日は固定じゃねぇの?」
「当たり前だ」
固定っつーのは、対戦相手が固定してるっつーこと。
でも、今日は固定してねぇから相手側のコートに居るやつとは全員と当たる。
じゃぁ、順番変っても意味ねぇじゃん。
「あーもー・・・嫌になるっつーの」
「試合、入ったぜ」
「はいはい」
ジャッカルの言葉に返す言葉はやっぱり適当だった。
だって対戦相手がアレじゃぁな・・・。
「丸井先輩?!!」
「んぁ・・・、?!」
前衛の位置に付いたとき、前にいたのはだった。
あれ?赤也じゃなかったの?!!
「うっそ・・・仁王先輩に嘘つかれたし!」
「はぁ?!俺だって、ジャッカルに嘘付かれた・・・」
はっ、と気付いた。
ジャッカルは多分嘘とか付くやつじゃない。
赤也がになったのはきっと仁王の仕業だ。
赤也に何かと言って、とペアを交代させたのだろう。
つーか、それで真田が怒んないのがすげーよな。
「仁王先輩の嘘つきっ、佐藤じゃねぇじゃねぇっすか!!」
「さー?俺そんなこと言ったじゃろうか?」
・・・、可哀想だな。
ちなみに佐藤ってのは、と同い年の奴な。
「レギュラーとかと出来るわけねぇっしょ!!」
★後書★
遅くなってすみません;;
多分あと2話ぐらいで6アクシデント終わります。