「覚悟は出来てるんだろうなぁ?」
43.即答ツッコミと足蹴りガード
バキボキッ
指の第二関節を鳴らした。
はまだ少し余裕そうに足首を回している。
だけど、俺が行けばは逃げるだろう。
「覚悟なんか・・・ねぇよ」
「うっせー!!いくぜぇええっ!!」
「って、はや・・・!まっ・・・!」
は慌ててローカに置いていたキャリーを持って走り出した。
あ、ちなみに俺はキャリーをずっと背負ってたからとる必要なし。
「てめーだけは許さねぇ・・・!」
「いやいやいや、意味わかんねぇからな!!」
必死で走るがには追いつかない。
そりゃそうだ。
俺のキャリーの中にはラケット2本入ってるんだからな。
は多分1本だし。
しかも、今日に限って教科書持って来ちまったし・・・。
ホント最悪・・・!
「あと・・・ちょいだっつーのに」
走っても追いつかねぇ。
くそっ、と小さな声を出す。
こんな時にジャッカル先輩でも居てくれれば手助けしてくれるだろうけどなぁ・・・。
ばたんっ
「うっわ・・・最、悪」
気が付けばそこは部室前。
に先に部室に入られてしまい、俺は外。
あーもう、どうすりゃぁイイんだよ!!
「とりあえず・・・外で待つべきかなぁ」
「おー・・・あっかやじゃーん」
・・・何か来ましたよ。
まぁ何かっつーか丸井先輩なんだけどよ。
「何してんの・・・お前?」
・・・第一声はそうなることぐらい解ってましたよ。
そりゃ部室の前でうんうん唸ってたら何してるのか気にもなりますよね。
俺だって丸井先輩のそんな姿見たら気になりますもん。
「・・・一種の鬼ごっこっス」
「どんなだよ」
即答でツッコミが返ってきた。
俺は丸井先輩の言葉にあえて返事をしなかった。
そうしたら案の定蹴られかけた。
だけど、ガードした。
俺のガードは固いっスよ?
「まぁ・・・どうでもイイんだけど、」
どうでもイイなら俺にかまわないで下さいよ・・・。
そう思いながらも俺は、その場に座り込んだ。
「お前、そこ退く気ィねぇの?」
ジトリと俺を見てくる先輩。
まぁ、部室のドアの前で座ってたら誰でもそれを聞くだろう。
だけど、今俺が退けたところで先輩が入れるとは思わない。
「・・・入れるんなら入って下さいよ」
俺はすぐさま立って、その場から少しだけ離れた。
丸井先輩は俺を不思議そうな目で見ながらドアノブに手をかけた。
ガチャ
・・・ちょっと待て。
「あ、丸井先輩・・・ちーっす」
「おう、」
何簡単に開いてんだよ、こんちくしょー!!!
「てっめー!!俺に恥かかしてんじゃねーよっ!」
「・・は?・・・狽ヌぇ、ちょっ?!!」
ドバシッ
思いっきり殴ってやった。
そりゃぁ、もう・・・自分の握力をこの手に込めて!!
「・・・殴り、足りねぇ」
「十分殴ってきただろ、てめぇっ!!」
いきおいよく起きてきたが俺に罵声を浴びさせた。
つか、胸倉持つなよ。
胸倉掴んで2度目の殴りを入れたいのは俺だっつーの。
「はーいはい・・・喧嘩は外でやりんしゃい」
そう言って、仁王先輩が俺との間を割った。
の顔が凄い不服そうだった。
まぁ、俺も同じぐらい不服そうだったんだろうけどな。
「まっ・・それでもやりたいんじゃったら」
丸井にでもさっきの事言うぞ、と俺の耳元で言われた。
に言ったところで、それがどうしたって感じで終わるから俺に言ったんだろう。
「・・・、上等、じゃねぇですか」
「ピヨッ」
ニィと不適に笑った先輩。
言葉と顔とが一致してねぇから。
「まー・・・今日は、先輩に従いますよ」
「今日は?」
「きょ・う・も」
そう言い直すと俺は部室の中・・・っていうか、ロッカーのところまで行った。
俺と先輩との間で行われていた出来事を理解していないは呆け顔だった。
しかも、そのまま仁王先輩が連れてコートまで行ったしなぁ。
・・・大丈夫かよ。
絶対仁王先輩、試合求めるぞ。
「なーんだよ、あれ?」
「う・・・ま、丸井先輩・・」
2人が出て行ったのを見計らって、俺の上に乗ってきた。
先輩・・・重いから!!
俺はそのままその場に座り込んでしまった。
「何、赤也鍛え足りねぇんじゃねぇの?」
先輩が重すぎるんですよ!!
とはとてもじゃないけど、言えなかった。
「つーか、ほんっとにアイツ等何?」
ジトーとコートの方を見てると思う丸井先輩。
いい加減、退けて欲しい。
「最近・・・仲良すぎじゃねぇ?」
まぁ、確かに仲が良いと言えばイイ。
でも俺的には普通だと思うんだけどなぁ・・・。
俺だって普通に先輩とかと喋るし。
まっ、が全然先輩と喋らなかったって言うブランクがあったからそう見えるんだろうな。
「あー、一種のホモなんじゃねぇっスか?」
「え、マジかよ?!!」
★後書★
君と仁王先輩がホモって・・・!(爆笑/オイ)
私はこの小説をどうしたいんだ(遠い目)