「これから、どうするべきか・・・」










37.だから誰もそんなこと言ってない










とりあえず、家に着いて夕飯も済ませてきた。
そして、自分の部屋に入って考え中だ。
何を考え中かって・・・?



「ねーたーいー!!」
「じゃぁ寝ればイイだろ!!」
が襲うかもしれないじゃん!」
「んなわけねぇーだろっ!!」



この人をどう始末・・・否、流石に始末はしないな。
兎に角、ねぇさんの暴走を止めねぇとなぁ。



「しゃーねぇだろ、母さん達の部屋は今空きじゃなくなったんだから!!」



そうだ。
一昨日までねぇさんは母さん達の部屋で寝てたから、母さん達が帰ってきた今。
ねぇさんの寝る部屋が無い。
だから、俺のベッドの上に乗っかって居るんだけど・・・。



「やだー・・・襲われるー」



これだもんなぁ。
誰が好き好んでねぇさんを襲うんだよ。
俺にだって選ぶ権利ぐらいあるだろ・・・なぁ?



「じゃぁ・・・どうすんの?」
が寝るまで起きてる」
「・・・俺、宿題やるけど?」
「・・・今すぐ、寝ろ」
「無茶だろ、オイ!!」



何気に担任の授業の宿題だから忘れるわけにはいかねぇんだよ!
え、何故担任の授業の宿題を忘れちゃ駄目かって?
内績に関わるからに決まってんだろ。
って、俺・・・誰に言ってんだよ。



「ねーむーいーのぉおお!」
「だーから、寝りゃぁイイだろっ!!」
「その言い方が襲いそうなんだって!!」



知るかよ!!
俺だってキレかけてるんだから、言い方だって荒々しくもなるっつーの。
それを・・・それを!!



「ねー・・・寝ようよー」
「しつこいよ、ねぇさん・・・」



はぁ、と溜め息をついた後に俺は宿題の方へと目を向けた。
とりあえず、宿題だけは終わらせねぇとな。



「・・・んー。じゃぁ、にゃんにゃ」
「黙ってくれるかな?」
「・・・はい」



変な事言うのも大概にしてほしいよ。
これでも俺だって思春期だからね?!!
・・・だからって、ねぇさんを襲おうとは思わないけど・・・多分。





ピロリロリ〜ン♪





「・・・っ、あいつ」



メールを受信したと思ったら、案の定切原だった。
宿題の範囲を教えろっていうのも書いてたけど、半分以上が脅迫メールだった。



「何?・・・私も見たい」
「別にイイけど・・・はい」



携帯を渡すとねぇさんはニコニコしながらディスプレイを眺めていた。
いつも、これぐらい静かならイイのに、と思った。



「うっわ・・・ってば、バレたら殺されるような秘密持ってんの?」



それが、俺とねぇさんが付き合ってるっていう秘密だよ!!
もう、ほんっと状況把握できてねぇよ、この人。
しょうがないから、宿題を一旦置いた。
そして、ねぇさんの方を向いて携帯を取り上げた。



「バレたら駄目って言ってんのが、さっきの嘘」
「・・・意味、解りません」



すっげーキレイに挙手してくれるのはイイけどさ。
それは理解した時にでもキレイに手を挙げてほしいものだ。



「先輩達に、俺たちが姉弟ってことバラすなって事だよ」
「・・・何で?」
「狽ソょ、・・・っ!」
「嘘だってー、ラブラブな馬鹿っぽーに成りすませばイイんでしょ?」



だから、誰もそこまで言ってねぇって・・・。
でもまぁ、それだけ解ってればイイかなぁ。



「だから、それ」
「ソレ・・・?」
「そのことが嘘だってバレたら駄目だってこと」



あぁ、と納得した様子だった。
やっと解ってくれたよこの人・・・。
俺の努力もハンパ無く使った。



「まぁ、私にはバレても関係ないっしょ」
「うっわ・・・俺だけに罪を着せる気かよ?」
「だって女の子なんだもんっ!!」



ポーズとっちゃったよ・・・。
うっわ、すっげー恥ずかしい。
俺、この人がねぇさんだって認めたくねぇよ、マジで!!



「っと・・・返信しとかねぇと、な」



ぴぴっとボタンを押して切原に返信を打つ。
とりあえず、脅迫されてたところは無視して、宿題の範囲だけ。



「そーしんー・・・っと」
「寝たいー・・・」
「だから寝ろって」



会話が振り出しに戻った。
って、また最初からかよ面倒くせぇー。



「っていうか、風呂入りたい!」
「否、待てよ、あんた幽霊っしょ?!!」



幽霊が風呂とかおかしくねぇ?!
あ・・・あれ?
それを言ったらこの前の朝ごはんもオカシイんじゃねぇの?
え、何・・・幽霊って普通の人間の生活とかと変んないわけ?!!



「・・・気分だよ」
「狽ヌういう気分だよ!!」
「兎に角、風呂!」



ぐわっとベッドから起き上がってきたと思うと、俺の近くまでダッシュで来た。
ちょ・・・ちょっと、キモいっつーか、怖いっつーか・・・。
何か、人間じゃない気がした。
って、人間じゃねぇんだけどよ!!
あー。もう、ややこしい!!



「勝手に行ってこいよ!!」
「誰も無いのにシャワー出てるとかオカシイでしょうがっ!!」















★後書★
恐ろしい自体になってきています。
姉弟喧嘩勃発中です!!(わぁ)
とりあえず、一部始終キレてる方は君なんだろうなぁ・・・(遠い目)