「なくは無さそうだ」
35.後輩たちのコソコソ話
丸井先輩が勘違いする事なんか多々ある。
だが、今回は・・・。
ある意味凄いと思う。
想像膨らましすぎだろ、先輩。
「つーか、お前マジでねぇさんのこと好きなわけ?」
「・・・はっ?!!」
いきなり何を聞くんだコイツは!!
俺たち今丸井先輩の事について話してなかったっけ?!!
「何なら応援してやるけど?」
「にゃぁ手は借りたくねぇし」
「あ、やっぱ好きなんだ?」
「ばっ!?・・・ちがうっつーの!!」
何必死になって否定してんだよ、俺!!
そんなに必死だったらバレる・・・じゃなくて!!
の姉貴が好きだってことになるじゃねぇかよ!!
「あっははー。協力してやっから、心配するなって」
・・・ムカつくんだけど。
ポンポンと俺の肩を叩いてくる。
あぁ、ココが部活じゃなくて真田副部長が遠目でこちらを見てなければ殴ってる。
確実に殴ってる。
「何の相談だよ・・・?」
今まで2人でこそこそ話していたから丸井先輩が入ってきた。
・・・この人入ってきたら確実に話がややこしくなると思うんだけど!!
「せんぱ・・・」
「仁王君っ!!」
「「「「狽チ?!!」」」」
ビクリとここにいた4人の肩が上がった。
まぁ、当たり前だ。
柳生先輩が物凄い怒ってる声でこちらに向かって叫んだんだもんなぁ。
恐る恐る柳生先輩の方を見ると、案の定というか・・・すっげー怒ってる。
「うっわ・・・柳生、怒っとるのう」
「てめぇの所為だろ?!!」
仁王先輩落ち着きすぎ・・・。
丸井先輩とか滅茶苦茶ビビってんじゃん。
「あー・・・しょうがないのう」
わしゃりと自分の髪の毛をかくと、仁王先輩は部室の方向へ歩いて行った。
最後にに何か言ってたような気がしたけど俺には聞き取れなかった。
「っつーか、丸井先輩試合入ってないんですか?」
フとがそう言った。
そういえば、丸井先輩の試合が入ってた気がする・・・。
あれ、もう終わったんだっけ?
「・・ぁあ!!忘れてたし!・・だー!もう、じゃぁ、あとで色々教えろよ?」
ビシッと指を指された。
その後すぐに丸井先輩はダッシュしてジャッカル先輩の方へ向かって行った。
っていうか、今ジャッカル先輩とさんがラリーしてるよ・・・。
「・・・で、どうするよ?」
「は?」
普通に疑問文の言葉が帰ってきた。
疑問文いらねぇ。
「だーから、丸井先輩」
さらにわけが分からないような顔してんじゃねぇよ。
「・・・さんの」
「あぁ、俺の彼女とか言ってたやつ?」
「そ」
それがどうしたというような顔で見られた。
だーから、こいつは嫌なんだよ。
俺の言いたいことぐらいわかれよ。
「で、それが?」
「俺ってばおもしれー事考えたわけよ」
ニヤリと笑んだ。
そしたらが引きつり笑いになってた。
何だよ、そんなに俺の笑い方が怖いわけ?
「・・・何?」
「んな嫌そうな顔すんなよ」
「お前、ろくなこと考えねぇじゃん」
「そー・・・か?」
「そーだよ」
即答でキッパリそういわれた。
俺がヘコまない奴とでも思ってんのかコイツ。
案外ヘコむときはヘコむんだぜ?
まぁ、これぐらいだったら多分大丈夫だけどよ。
「まー、別にイイけど」
「イイのかよ・・・」
呆れ顔で見られたが俺は気にしない。
「まぁ・・・そろそろ仁王先輩も戻ってくるだろうし」
戻ってくれば部活が始まる。
っつーか、一応今も部活の時間なんだろうけどな。
「じゃぁ、その提案だけ聞いとく」
ハァと溜め息が聞こえた気がした。
けども、気にしない。
「まぁ、簡単に言うとお前と姉弟だっつーことを隠しとくってことだよ」
「・・・はぁ?」
「楽しそうじゃん?」
ニヘラと笑むとは半分ぐらい引いてた。
ほんっとムカつくんだけど。
「それやって・・・何の得?」
「俺が楽しいんだっつーの」
さらに変な顔になったんだけど・・・。
まぁ、俺は事実しか言ってないからどうもしねぇけどな。
「あー・・・でも、彼氏っての訂正」
「それも、定着しときゃぁイイんじゃね?」
「はぁ?!・・ちょっ、それだけは・・・!」
「しゅうごうっ!!」
おー。真田副部長の声じゃん。
ってことは、仁王先輩ももう来たってことかー。
さぁて、部活に専念すっかな。
っつーか、叫んでねぇ?
まぁ、無視するけどさ・・・。
「きりはらぁあああ!!」
「俺は何も聞こえねぇ」
「てっめー・・・マジでふざけんじゃねぇよ!!」
★後書★
一応これで4アクシデント終わりです。
長いよ、今回のアクシデント。
っていうか、主人公が居ないよ!!(汗)