「あと1,2試合で終わるだろ」
32.帰ってきた仲直りやろう
気がつけば、もう午後の3時で試合も4試合もやった。
次は5試合目なんだけど・・・。
俺等かなり試合やってんなぁ。
「あとの試合はぜってー負けねぇ」
「つーか、最初は全勝とか言ってなかったか?」
「ぁあ?お前が言ったんじゃねぇの?」
「てめぇだよ!!」
ブン太はしょっちゅう言う事が変る。
それに振り回せてるの俺だっつーことに気付けよ。
まぁ、気付いても振り回し続けるんだろうけどな・・・!
「でも、次は勝つし」
「当たり前だろ・・・」
2年に負けたら俺等速攻レギュラー落ちだぞ。
さっきの試合も負けて結構危ないのによ。
「っし、気合入れなおすか・・・っ!」
そこでブン太の声が止まった。
っていうか、足も止まった。
俺は不思議そうにブン太の顔を覗いた。
・・・何か、すっげー変な顔してる。
変っつーか、そのうち怖くなり、そうだ。
「あん・・・にゃろっ!!」
「って、ブン太っ!!」
手を伸ばして服を掴もうとしたが無理だった。
ブン太は高速スピードでどこかに走っていった。
・・・ちょっと待て。
何故、がベンチにいるんだよ!!
うおー!!ブン太が向かった先は間違いなくだ!!
「ーっ!!」
「ん・・・?その声は、ジャッカ・・・・・・・・買qィ、ブ、ブン太?!!」
が俺の方を向いたかと思うとブン太に気付いたらしい。
すっげぇビビってやがる。
まぁ、ブン太も必死で走ってるんだろうしな。
「止めてくれてないじゃん、蓮二!!」
「てっめー。やっぱ柳と手組んでたなっ!!」
あー・・・もう、あいつ等は餓鬼か。
俺、止めるのも面倒になってきたんだけど・・・。
まぁ、止めなきゃブン太も試合出来そうにねぇからなぁ。
「オイ、ブン太!!」
「っせー!俺は今からを殴る!!」
「ちょっ・・・マジで本気で殴る気ですか!?」
「ったりめー!!」
あそこまでの馬鹿は俺には止められねぇよ。
あぁ、もう早く柳来いよ。
っていうか、来てください。
「ジャッカル先輩?」
「あ・・・わりぃ、ブン太来るまで試合待っててくんねぇ?」
「はい、解りました」
もう、後輩だって迷ってんじゃん。
俺だって早く試合してぇのに、ブン太のやつ・・・。
「・・・なーに、やっちょん?」
「あぁ、ブン太がを追っかけ・・・っ」
聞き覚えのある声に振り返った。
そこには俺と同じレギュラーの仁王が突っ立ってた。
っつーか、お前・・・氷帝に行ったんじゃなかったのかよ?
「・・・早いな」
「まぁ、午前中だけじゃったけぇの」
ドサとコートに荷物を置いた。
っつーか、部室行って着替えてこいよ。
「・・・で、アレは何じゃ?」
「よくわかんねぇけど・・・名前がで、赤也と仲良さそうだぜ」
「解らんのか、使えん奴やのう」
・・・お前は何様なんだよ!!
俺だって情報欲しいけど、ブン太は何も言わねぇし、ともまともに話せねぇしで困ってんだよ!!
こっちの身にもなれっつーのに・・・。
「あっれー・・・仁王先輩?」
後ろから声がしたと思い、振り返ると、そこには赤也が居た。
今・・・ブン太がお前と鉢合わせしたらどうなるか分かってんのか?
まぁ、俺を巻き込まなきゃどうでもいい話なんだけどよ・・・。
確実に巻き込まれるからなぁ。
「おー・・・遅刻魔の赤也君じゃ」
「なっ?!しっつれーっスねぇ」
「ほー。お前の遅刻の所為で真田がどれほど怒ったか・・・」
その通りだ。
赤也は本当は氷帝に行く予定のメンバーの一人だった。
なのに、朝からやってこないからという理由で真田が氷帝に行った。
もちろん、真田は初めは残る派だった奴なんだけどな。
それで朝から真田は叫びっぱなしだったな。
「げっ、そうだった・・・真田副部長に見つかったら怒られるじゃ」
「赤也っ!!」
「ひぃっ?!!」
えらく早くに真田も出てくるものだな。
赤也がビビって逃げようとしたけど遅かったらしい。
真田はもうお前の目の前だよ。
「またお前は!!」
「す・・・すんません!!」
目の前で説教が行われてる。
あー、赤也・・・可哀想だけど助けねぇからな。
「・・・あれ、仁王?」
ブン太の声が聞こえたから振り返った。
そこに居たのは当たり前だがブン太・・・と?!
はぁ?!何でだよ?!
何でがブン太と仲良く戻ってきてるんだよ!?
お前等喧嘩してたんじゃなかったのか・・・?!
「仁王・・・って、何?」
「否、人だし」
すかさず丸井がそう言った。
まぁ、人じゃなかったらアレだよな・・・・。
うん、あれだ。
「・・・じゃぁ、誰?」
「俺・・・じゃけど?」
すかさず聞くの問いに仁王本人が名乗り出た。
うん、まぁ・・・名乗り出るっていうほどの事でもねぇけどな。
とりあえず、仁王が手を挙げてのほうを見ている。
も仁王の顔をガン見してる・・・んだけど。
「・・・ブン太と同年?」
「や、一個上じゃ」
「そこ、嘘付いてんじゃねぇよ」
ドカっと言う効果音が似合う風に、ブン太が仁王のケツを蹴った。
まぁ、軽く蹴ったから痛くはねぇだろ。
「・・・ブン太君、いたいぜよー」
☆後書☆
仁王がキモいところで終わってしまった(笑)
っていうか、どうやって仲直りしたのかよくわからん(マテ)