「死んでくれ」










27.対戦相手をブッ潰せ










よりによって、あいつ等かよ。
勝てる気が微塵もしねぇのは何の所為だ?
え、気のせい?
だったらよかったのにな、アハハ。



「・・・あー。もう、マジで嫌」
「しょうがねぇだろ、アミダなんだから」



そりゃぁアミダの場所を選んだのは俺だけどよ。
嫌なもんは嫌なんだよ!!



「はぁ・・・まったく」



溜め息まじりに柳がコートの方にやってきた。
って、柳が溜め息?
え、マジで柳が溜め息ついたの?!!!



「・・・赤也は?」



赤也いないってことは・・・何、1vs2でやる?
それだったら、いくら柳にでも俺等勝つぜ?
うん、天才的な俺が居るからさ。



「赤也はあそこだ」



スっと柳が手を出した方を見た。
・・・の女のとこに居るんだけど?
何、もしかして赤也はあいつの事が好きなわけ?
ハハーン、3角関係か。



「で、何で来ないんだ?」
「あの人にこの試合を見てもらいたいらしいな」



ジャッカルと柳の話を聞きながら、俺はガムを膨らます。
もちろん目線は赤也との女。
しっかし、女に試合見てもらいたいとかベタ惚れか。
うーん、赤也もかわいそうな奴だなぁ。



「・・・まっ、退屈はしなさそうだな」



パンと勢いよくガムを割った。
そしたら、赤也と女が動き出した。
の女なのに、赤也にイイとこ見せてたまるかっつーの。



「さぁて・・・赤也には悪ぃけど、張り切ってみるか」
「ブン太?」
「あ、否・・・こっちの話?」



ジャッカルの方を振り返ってニカと笑ってみせた。
数分もたつ前に2人ともコート付近までやってきた。
女は相手側のベンチへ座った。



「待たせてスンマセーン」
「お前、反省の色とかねぇだろぃ?」
「っへへ、それよか試合のが楽しみなんで」



あーもう、この後輩をマジで潰してぇ。
シングルスが勝てねぇけど、ダブルス・・・。
これは勝ちたい。
是非是非、勝ちたい。



「1セットマッチ、柳サービス、プレイッ!!」





パァンッ





審判の声と共に柳はサーブを打ってきた。
でもまぁ、コッチだってレギュラーなんだからサーブぐらい返せるって。
ジャッカルがレシーブすると同じに俺は前へ完全に着く。



「甘いな」



柳に中ロブを打たれた。
俺が完全に前に行った事を理解したから出来た事だ。
俺は少し下がってジャンプしたが、ラケットがボールに届く事は出来なかった。



「っ・・・、ジャッカル!!」
「解ってるっつーの」





パァン





流石、俺のペア。
ただ何回も組んでるってわけじゃねぇよな。



「俺の事、忘れてません・・・かっ!!」
「うをっ?!」





ズパンッ





ジャッカルが打ち返したコースに赤也はすぐさま入ってきた。
そして、ボールはクロスに打たれた。
俺がクロスに向かって走ってる瞬間に打たれた。
だから、俺はそのボールを取ることが出来なかった。
ジャッカルも俺を信じて動いてねぇし。
先行されちまったじゃねぇかよ。



さーん、見ました?」
「見た見た、あんなコースよく読めたねぇ」



ヘラヘラしながら手振ってやがる。
あーもう、何なんだよコイツら!!



「ジャッカルッ!!」
「狽ネ・・・何だよ?」
「ぜってー勝つから」



そう言って、俺はレシーブのポジションに立った。
ジャッカルが一瞬怯えてたみてぇだけど、気にしない。
今は、兎に角赤也をブッ潰すだけだ。



「フィフティーン、ラブ」





パァン





「あめぇよ」





パァン





俺はレシーブをそのまま柳のほうへと打ち返した。
よし、赤也は出てこねぇ。
俺はすぐさま前まで走った。





パンッ





柳がさらに打ち返してきた。
っていうか、俺のほう?
何、足元狙ってくるんだ?
俺がライジング出来るの知ってるくせに。
まぁ、今日はライジングはしねぇだろうけどな。



「妙技・・・」





カッ





「綱渡り」



うっしゃー。赤也の裏をかいたっぽいぞぃ。
赤也慌ててやが・・・否、逆だ!!



「ざぁんねんっスね」
「だっ、ちょっ・・・!」



ネットの上を走っていたボールを俺と間逆の位置に落とされた。
俺は走ったけど、無残にもボールにはラケットのフレームすら当たらなかった。



「先輩、今日は勝たせてもらいますからねっ」















★後書★
とりあえず試合させてみた。
文章に表すのが難しすぎる。
誰か助けてくれ(無理)