「テニスコートに連れてって・・・?」










25.最近の中学2年生はドッキドキ










「・・・はぁ?」



すっごい呆れた声が返ってきた。
何、私ってそんなに変な事言ったかなぁ?
そんなつもりは無かったんだけど?



「だーから、テニスコート!!」
「あー・・・そっかそっか、彼氏の赤也の練習がそんなに見てぇんだ」
「・・・は?!」



あ、私が呆れた声を出してしまった。
否、でもしょうがないよ。
何で私の彼氏が赤也君なの?!
そりゃぁ、彼氏だったら嬉しいけどさ。



「あのー・・・?」
「・・・かったりーから、帰れ」
「なっ?!!」



この人おかしいよ!!
何で?!
何で私が帰らなきゃならないの?!
っていうか「かったりー」って何故?
私、何もやってないはずなんだけど・・・。



「彼女が見てるとアイツ結構ミスするタイプだから・・」
「あぁ、確かに赤也君はそれっぽいよね」



うんうん、あんな性格してるんだもん。
好きな人とか来たら、絶対ボールを顔面に当てるような子だよ。
目の前の人も・・・微妙にそれ系かもしれない。



「解ってるんなら帰れよ」
「な、何で?!!」
「だーから、お前が彼女だからに決まってんだろぃ!!」



・・・アハハー。
誤解を解くのをすっかり忘れてました。
うん、まぁ、解く時間も無かったっていうのもあるけどね。
私はとりあえず、丸いって人を捕まえた。



「話・・・聞いてもらえます?」
「い・や・だ」
「煤I!」



話すら聞いてくれない状態だよ!!
こういうときはどうすればイイの?
あ、私が勝手に喋りだしたらイイんじゃない?!
だ、だけど・・・聞いてもくれなさそうで嫌だなぁ。



「っていうか、私赤也君の彼女じゃないし!!」
「ほほーう、今頃嘘付こうったってそうはいかねぇよ?」



話は聞いてくれたのにね。
話を信じてはくれないんだ。
あ、ちょっとイジケそう。
だけど、こんなところでイジケてちゃ駄目なのよ!!
立海テニスコートに着かなきゃ、今日ココに来た意味が無くなるんだから!!



「ねぇ・・・マジなんだってー」



しょうがないから、抱きついてやった。
抱きつくっていうか、しがみ付くの方が近いけどね。
とりあえず、密着系作戦さ!!



「知るかよ、んなこと・・・っ!!」



き・か・な・い!!
強いよ、コイツ!!
ラスボスの前のボスみたいな感じ!!
あ、微妙とか思わないで?
適度には強いってことだからさ。



「っていうか、私が逢いに来たのは赤也君じゃないし!!」



そう、大声で言ってしまった。
チラリと丸いの方を見ると、丸いは私のほうを見ていた。
イヤン☆見つめないで。



「じゃ・・・誰に会いにきたんだよ?」



クイと顎を持ち上げられた。
ギャー!!これが最近の中学2年生のやることかぁああ?!!
・・・違う、この人は先輩って言われてたから中3じゃん。
まぁ、兎に角・・・ドッキドキだよ。



「え・・・あ、丸い、君?」
「お前、さっきまで人の名前知らなかったくせによく言うなぁ?」



ニィィッコリと笑まれた。
こここここ、怖い!!
こんな怖い笑顔見たの久しぶりだよ。



「御免なさい、本当は違う人です」
「ったりめーだろぃ」



顎から手ははなされて、軽く頭を叩かれた。
何、微妙にカレカノっぽくない?
うひゃー、初対面の人ともラブラブになれるのね!!



「で・・・?」
「あ、うん。って知ってる?」
・・・って、お前?」
「否、男の子」



丸いの顔が変った。
すっごい考えてる。
うわぁ・・・ってば、有名人じゃないんだね。
どうせなら有名人であってほしかったよ。



「・・・・あ、のこと?」
「そう、!!」
「なるほどっ」



丸いは手をポンと叩いた。
やっぱりは有名人だったんだ!!
流石、私の弟!!



「・・・へぇ、もスミに置けねぇな」



ニマリと丸いが笑ってた。
否・・・また、この人勘違いしてませんか?
私、もう色々言うの面倒だよー・・・。



「まっ、今日はも居ねぇし、行くぞぃ」
「え・・・あ?!」



ちょっと待って・・・丸いってば今何て言った?
もしかしなくても・・・。



「ちょっ・・・い、今なんて?」
「んー?が居ないって?」
「・・・マジ、で?!」















★後書★
丸井君は少し男らしいキャラ・・・だ、そうです(ぇえ)
でも、彼女は居ないから、彼女いる奴はムカつきます。
メッタメタにしてやりたいのです(そこらへん餓鬼)