「立海大へ行こうっ!!」










22.少年の名前を始めて知ってしまった










ルンルン気分で道を歩く私。
歩くっつーか、スキップ?
うん、ルンルン気分=スキップだもんね!!



「この前に行った時も、皆に見えてたみたいだったし、イーよね」



ふんふんと超ご機嫌ね、私!!
昨日の夜に泣いてたと思えない。
・・・自分で言う事でもないか。
その後もスキップで道を進んで行った。
途中で私を変な人を見るような目で何人もの人が私を見てたことは知らない。
知りたくもないわ!!



「・・・っと、この道を右だっけ」



危うく通り過ぎるとこだったよ。



「あっれー・・・あんた」
「ふぁ?」



後ろから声が聞こえたので振り返った。
そこに居たのは何時ぞやの少年。
っていうか、の友達の少年。
そういえば・・・名前はまだ知らない。



の姉貴じゃん」
「少年じゃーっん」



エヘエヘと最上級の笑顔を向けて少年に近づく。
うん、少年だって笑顔だからイイんだよ!!



「ところで・・・」
「何だい、少年?」
「その・・・少年っての止めてもらえません?」



っていうか、あんたが名のってねぇだけじゃん。
しっかし、今時漫画みたいなセリフと言う子も居るんだねぇ。
少年の言った言葉は、絶対に漫画に出てくるよ。



「あぁ・・・でも、名前知らないし?」



ぅおー!
自分で言ってて微妙だ!!
漫画でありうる風景だしまくりじゃん。



「え?・・・あ、俺は切原っす。テニス部2年エースの切原赤也です」



ニィと笑んだ笑顔が向けられた。
うわー。これはキューンだね!!
お姉ちゃんこの子に惚れてイイ?
・・・あ、でもやっぱ年下は無理かなー・・・うん、考えよう。



「切原君ねー・・・」
「あ!赤也って呼んでくださいよ、赤也って」



ニッコニッコしてる笑顔が眩しいよ!!
あぁ・・・くらくらってなる!!
あ、ここは笑うとこね?



「ん・・・じゃぁ、赤也君で」
「べつに赤也でイイのに」



ボソリとそういう言葉が聞こえた。
確かに呼びつけで呼びたいけどさー。
少年・・・じゃなくて、赤也君の事を呼びつけにしたら付き合ってるみたいじゃん!!
そうなったら、に怒られそう・・・。な、予感がする。



「えっと・・・」
「あー。の姉貴って呼んでもイイよ?」
「否、どうせなら名前教えて下さいよ」



堪忍したように私にすがり付いてきた。
何、この状況って凄くオイシクない?!
どうせなら、一生このままでイイじゃん・・・とか思ってみる。
うん、無理だけどね!!



「アハハ・・・高いよ?」
「う゛っ!・・・そこはのダチってことで安くお願いしますよ」



うわぁ・・・何この子。
笑顔が素敵だけじゃなくって、ノリもいいじゃん!!
こんな子が弟であればよかったのに!!
・・・否、まぁも面白いから好きだけどね。
アハハ、自分はっずかしー事言ってるねぇ。



「まぁノリがいいから許ーす」
「へへっ、有難う御座います」



ビシーっと指を指して言った。
赤也君・・・また笑ってるよ。
本当、笑顔が似合うなぁ。



「で、っていう名前なのだよ」



ニヘニヘと笑んで言った。
そうしたら、赤也君が「さんって呼びますね」って言ってくれた。



「しっかし。俺はてっきりに聞いてるのかと思ってましたよ」



そう言うと赤也君は歩き始めた。
んでもって、私も歩き始める。
そして、最後に少し遅い返答。



「・・・んぁ?何を?」
「もちろん、名前の事ですよ」
「名前・・・?」



少しだけ自分の眉毛が動いたのが解った。
まぁ、自分で解らなかったら凄い鈍感だもんね。
私そこまで鈍感じゃないわー。



さんに部活のこととかの話・・・しません?」
「・・・思春期の男の子が話すと思う?」
「・・・・ありえねぇっス」



案外普通の返答をしてくれた。
うん、まぁ・・・ここで変な返答されても困るもんね。



「狽チて!!俺、遅刻してんスよ!!」



いきなり赤也君が大声を上げた。
だから私は吃驚してその場に座り込んでしまうところだった。
まぁ、間一髪のところで立ったままだけどさ。



「ちょっ・・・さんも立海へ行くんっしょ?」
「え・・・あ、うん」
「ちょーっくら、とばしますよっ!」















☆後書☆
赤也がを連れ出します。
この時期の男の子って反抗期じゃ・・・ないんですかね?
よくわかんないけど・・・さー、そういうことで(どんなだ!!)