「・・・反抗期だね」
18.か弱い乙女が野宿するかも
携帯電話を握り締めて笑う。
そうっとうキモかったから、キモイって言ったら怒られた。
「誰だって怒るっつーの!!」
・・・ウガーって怒ってきた。
なんか、一種のライオンだね。
否、男は狼じゃなかったっけ?
まぁ、どっちでもイイか!!
「うん・・・じゃぁ、御免」
「『じゃぁ』って何だよ」
ガクッと力の抜けたをベッドの上から眺める。
あー・・もう、やる気0だね。
まぁ、私には関係ないけどさ。
「っと、切原に回しとかねぇと・・・」
そう言ったは、再び携帯を使った。
っていうか、今度は何か打ってる・・・。
あぁ、これがメールか。
「ブラックメールソーシン・・・?」
「狽ヘっ?・・・ねぇさん、何言ってんの?」
ぇえ!?違うのか?!
今日は家に着いてから暇だったからTV見てて、番組でそんなこと言ってたから言ったのに。
私、何か間違った事を犯したの?!
ぇえ、どうしよう!!
「だ・・・だって、テレビでやってた、から」
う・・うわぁ。
が変な目で見てきたよ。
アンタもう一生テレビ見るなって目で見てるよ!!
ピロリロリ〜
私が必死で悩んでる最中にメールが返ってきたんだと思う。
また、が携帯の画面を開いた。
と、思ったら電話の通話ボタンを押した。
何だ、電話かよ。
「御免ってー;;・・・あ、そうそう練習試合、氷帝と!!」
めちゃくちゃ嬉しそうだな、オイ。
私と話してるときとは物凄い違いだよ。
「アハハ、それはわりぃーと思ってるけど・・・ちょっ、マジで勘弁!!」
電話の会話が物凄く気になります。
何で電話って相手の声聞こえないんだろう。
周りのヤツは気になってしょうがないってことぐらい解ってよねー。
そこんとこ、気ィきかせてもらわなきゃ!!
「え、嫌だし、来んなよ、絶対」
あ・・・が殺意持って電話越しに脅してる。
けど、その後すぐに負けてたけどね。
アハハ、弱ぁー。
「ん、じゃー明日・・・氷帝まで間違えねぇで来いよ?」
最後の言葉がそうだった。
それで、は携帯を閉めた。
「何、明日・・・練習試合?」
私は興味深々にそう聞いた。
その問いには、は一応答えてくれた。
けど、笑ってたりはしてなかった。
多分、私の目が連れて行けって目してたからだと思う。
だから、はぁ?連れてくわけねぇーじゃんって顔になってたんだと思うんだ、うん。
「だから、俺はやく・・・・あ」
「何?」
何か大切な事を忘れているような顔になった。
否、私にもよくわかってないんだけどさ。
「母さん達帰ってきてるからさー」
「うん、それはさっき聞いた」
「ねぇさんの寝る場所なくねぇ?」
・・・確かに。
ってぇ、納得してんじゃないわよ、自分!!
「ってことは・・・の塾?!」
「野宿だろ」
ツッコミ有難う・・・で、なくて!!
野宿とかヤダよ!!
私・・・こんなか弱い子が野宿?!
やだやだやーっだ!!
「か弱い乙女・・・が野宿」
グスンとベッドの枕を濡らす。
が濡らすなよと煩いことを言ってきた。
っていうか、その前に「か弱いぃい?」って言ってた。
くそぅ、め覚えとけよ!!
「はぁ・・・どうし」
「っつーか、親に聞きゃぁイイじゃん」
「・・・ん?」
ボソリと言われたの言葉。
その言葉に、私はベッドから飛び起きた。
「・・・親に聞けば?」
そう言って、がカタンと机の上に携帯を置いた。
そして、立ち上がったかと思うとドアのほうへ向かう。
「ちょっ・・・っ!!」
「んぁ?」
私が声をかけると間抜けな声で振り向いた。
否、でもちょっとだけカワイイって思っちゃったじゃないか。
年下ってなんでこんなにカワイイのよ!!
「お父さんは・・?」
「・・・は?」
「帰ってきてんのかって聞いてんのよ」
「え・・・まだ、だけど?」
☆後書☆
余談(ぇえ)
とりあえず、赤也にも連絡まわりました。
そして、さんは毎日が暇なのでTV見てます(笑)