「あんまり姉弟っぽくないけどね」
06.一時的な嵐の静まり
ドアの向こう側に入る見知らぬ少年と会話をする私。
っていうか、部屋に入ってもらえばイイのに、何で入れさせないんだろう。
「・・・えっと、とりあえず中入れば?」
「余計な事言わんで下さい!!」
ドアを押さえているコノ家の主に言われた。
主って言うか、子供?
否、もう何て言っていいかわかんないけどね。
「そーっだよ。、入れろよ」
ドンドンとドアを叩く少年。
うん、いい加減可哀想だと私も思うわけよ。
「マジで、切原けぇれよ!!」
「いーっや、お前のねぇちゃん見るまで帰んねぇ!!」
・・・何、このお前のねぇちゃんデーベーソーみたいな会話!!
それにしても、暇になった。
私はとりあえず、その場に座った。
そして、少しの間考えた。
暇というのは誰も相手をしてくれないからなるものであって、誰かが相手になってくれるのであれば暇じゃなくなるわけだ。
今の私の相手をしてくれそうなのは・・・。
「ねぇ、少年?」
ドアの向こう側の少年に話しかけた。
何ですか?とご丁寧な敬語で返ってきて、ちょっと感動。
「あ、うん・・・明日、会いに行くから今日は帰って?」
「狽ヒぇさんっ?!!!」
前にいる主は吃驚してた。
けど、今の私はドアの向こう側の少年にしか興味はない。
さて、どんな行動にでるっ?!!
「・・・マジですか?」
「うん・・・ってか、学校何処?行ってあげる」
いかにも小悪魔っぽい言い方だわ、私。
ちょっと、自分の言った言い方に感動だよ。
「立海大付属中学校です、ぜってぇ来てくださいよ?」
「うん、行く」
用心深そうな声がドアの向こうから聞こえた。
その声に軽々しく答えた。
「んじゃ、明日待ってますねぇvv」
ハートっぽい声を出してドアから声が遠ざかっていった。
「うん、ばいばーっい」
遠ざかる声に私はバイバイと手を振った。
っていうか、ドアに手振ってるってオカシイよね。
まぁ、見てるのは自分と目の前にいる家の主だけだけどさ。
ガタン
あ・・・・倒れた。
目の前に居る家の主が思いっきり倒れた。
「うっわ・・・だいじょう・・」
「ねぇさんっ!!」
「狽モはぃ!!」
いきなり私の目の前にやってきた。
っていうか、怖い怖い。
必死に身を乗り出してるよ。
「何であんな馬鹿げた事を言ったんですかっ!!」
「否、何で敬語」
「その場のノリ・・・ってか、何で!!」
あ、タメ語に戻った。
うわ・・・やっぱタメ語か。
ちょっとだけでも敬語生活が続けばよかったのにー。
「あー・・・だって、少年帰らないじゃん?」
フンと誰様ですかって雰囲気でエバってみた。
だって、私はイイ事したでしょ?
うん、偉かったと思う。
だけど・・・。
目の前に居る人は如何よ。
凄く落ち込んでるんですけども。
「・・・ねぇさん?」
「イエス?」
「余計な事しないでもらえる?」
「狽諱A余計だった?!」
「当たり前だよっ!!」
目の前で叫ばれた。
っていうか、ツバが飛んできます。
物凄く汚いです。
「な、にが余計なんですか?!」
うわぁ・・・。
私が敬語使ってるよ。
あの・・・多分、一応、私の方が身長とか高いんだけどね?
「何がって言ったこと全部に決まってんじゃん」
ハァと溜め息をついた。
私はわけが解らなかった。
だって、全部が余計ってオカシクない?
これでも、邪魔だと思って少年を追い返したのにー。
「・・・解ってないっしょ?」
「ん?・・・あ、うん」
凄い素直に答えたら、家の主は物凄い怒ってました。
ワナワナと震えてるよ。
「だーっから、ねぇさんがさっき言った言葉・・・覚えてる?」
と問われたものだから、私は少し考えた。
先程言った言葉は・・・確か。
「少年に『明日、学校に行く』みたいなこと?」
そう。というように家の主は首を縦に振った。
私もつられて軽く首を縦に振った。
だが、それが余計なのか?
「・・・ねぇさん、今・・幽霊なんだよ?」
ん・・・?
そうだよ。
私はもう死んでるっぽいから、幽霊なのは当たり前だよ。
それは解ってる・・・。
わか・・・。
「俺以外の人に見えるかどうか、分かんないよ?」
☆後書☆
THE☆ピンチ
っていうか、またキャラが消えた・・・。
赤也、何で帰ったんだ!(お前が帰したんだよ)