01.玄関の前の不思議な泥棒
「・・・んえ?」
私が気づいた時居た場所。
そこは、家の前。
ってことは、玄関前ってことです。
「何で・・・・こんなとこに突っ立ってんの?!」
自分が居る場所に疑問を感じてドアノブに手を触れた。
そして、ノブを回した・・・んだけど。
「狽、開いてねぇっ!!」
ガックリと肩を落とした。
そして、本来鍵のあるべき場所へと向かったのだが、そこにも鍵は無かった。
ガックリと肩を落としたまま、私は玄関前へと戻る事にした。
「・・・あれ?」
ピタリと足を止めた。
理由は、玄関前に人影が見えたから。
ていうか、あれ誰?
ま、まさか・・・泥棒ってやつ?!!
ぇえ?!ちょっ、家の鍵開けちゃったよ!
つか、鍵持ってるし・・・合鍵か何か?
最近の泥棒ってこんなに凄かったっけ?
まぁ、兎に角私の家に入ろうなんていい度胸してるじゃないっ。
そして覚悟を決めた私は、その辺の木の棒を持って、飛び出した。
「とぅっやぁああっ!!」
「ん?・・・・・狽」おおおっ?!」
バキィッ
振り落とした棒は泥棒には当たらなかった。
コンクリートに当たって無残にも砕け散った。
ぁあ・・・最高の作品だったのに。
「で、何お前?」
ギリッと私を睨む泥棒。
って、あれ?
何この泥棒、子供っぽくない?
「・・・あんた何歳よ?」
「狽ヘぁ?!」
「いいから答えろ」
身長差はそんなにない。
むしろ、私の方が数センチ高いような気がする。
その差を利用して、少しだけ見下ろせる。
「あ・・・えー。15歳」
「狽P5?!!」
「・・んだよ」
私を睨みあげる泥棒。
っていうか、15歳で泥棒かよ。
本当、何て可哀想な子っ!!
私はホロリと涙を流すようなジャスチャーをする。
「で、お前」
「うん。解ってる・・・けど、泥棒は駄目よ!!」
「狽ヘぁっ?!!」
「そんなに若いのに手を汚しちゃ駄目っ!!
いつ、父がリストラされようが、母が海外へ逃げようが、そんなことしちゃ駄目よ!!」
一通り言った言葉は無呼吸。
しんどいったらありゃしない。
ゼェハァゼェハァと荒い呼吸を必死で直す私。
そんな時、泥棒は私に向かって睨んでた。
「・・・何言ってんだよ、てめぇが泥棒なんだろ?」
は・い?
この泥棒可笑しいよ。
私が泥棒だって?
ありえないでしょ。
だって、私はこの家に住んでるんだよ?
「・・・イヤイヤ、そんなわけないってアンタが泥棒なんだし」
「だーっから、俺はこの家に住んでるわけ!!」
目の前に居た泥棒がそんなことを言った。
何、これは新手の詐欺?!
最近の泥棒って本当に凄いのね、感心だわ。
「そういう嘘を言っては駄目よ、泥棒さん」
ニッコリと笑んで私は言った。
・・・とっても爽やかだったに違いない。
「嘘付いてんのはてめぇだろ!!」
「・・・くん?」
泥棒が私に怒鳴ったと思ったら、道の方から声がした。
どうやら泥棒の名前はらしい。
・・・って、何で名前知ってるんだ、あの人?
あぁ、さては仲間なのね!!
「あ・・・おばさん?」
そういって泥棒は仲間のもとへ走っていった。
どうやら、作戦会議中らしい。
よーっし、私もそこら辺から新しい木の棒持ってきて泥棒対策しなきゃ!!
「え・・・否、大丈夫・・・です」
少しだけ聞こえた会話はそんな感じだった。
そして、泥棒は戻ってきた。
仲間はどっかへ歩いていったけどね。
それにしても、仲間があんなおばちゃんとは・・・私は吃驚だわ。
「あ・・・のさ」
戻ってきた泥棒は真剣な顔をしていた。
そこで途切れた言葉に、私は何?と問いかけた。
「・・・もしかして、ねぇさん?」
★後書★
とりあえず、こんな感じ。
某番組のパクリになったら御免なさい;;
でも、かなり参考にしてるから・・・似てるかもしれない(滝汗)