「ちょぉーっと、待てぇい!!」
第四弾ノ四 - 後輩 -
グアシンッ
先程、の顔を見たとたんに部室のドアを閉めた人物にようやくが追いつきました。
そして、タックル・・・否、抱きつきました。
「なぁんで、逃げんの?!!」
抱きつかれて、ゲホゲホと数秒咳き込んでいた奴は、ギロリとを睨んだ。
「何でって・・・何でもですけど、放してください」
「放せといわれて放すと思う、ピヨシ?」
「その名前止めてもらえません?」
「な・・・なにを?!やめちゃったら、ピヨシ目立たなくなっちゃくじゃんっ」
その一言に、日吉はかなりショック受けます。
というか、もう目立たなくてもなんでも良いのでその名をやめて欲しい日吉です。
「・・・さん。日吉、本気で困ってますよ?」
日吉の体で隠れるはずのない鳳が、日吉のそばから出てきた。
そんな鳳には、ハァイと一言挨拶をした。
そして、鳳もにつられてヘラリと笑って手を振った。
その間に日吉は逃げる準備を整えて・・・逃げる予定でした。
「・・・・?」
そう、逃げようと再び部室方向に歩き始めたにもかかわらず、が鞄を持っていて逃げれないじゃないですか。
一瞬だけのほうを見た日吉だったが、は鳳と話していて全然気付く気配もない。
ましてや、鞄を放してくれそうにもない。
「そんなわけで、ちょーたろーも参戦しない?」
「ぇ、俺がですか?!」
「ちょっと待てよ!!」
話の内容が見えていない日吉だが、参戦という言葉が出てこられては止めずにはいられない。
勿論、その止めた後に如何するのとかは考えていない。
「何だよ、ピヨシー」
「だから止めてください」
ハァと溜息をついて、に言ったがだって此処で引き下がる性格ではないので最初のように言い争いになるわけである。
でも、今は鳳というストッパーが居るため。
「二人とも止めてくださいよ」
と言う言葉と共に、と日吉の間に鳳が入る。
そして、とりあえず鳳が取った行動は
「日吉・・・先輩の言う事は聞かなきゃ?」
ニッコリと笑って言われれば、日吉だって返す言葉が見つからない。
まぁ、その言葉にすら返す言葉など一つしかない。
それを分かっていた日吉は、言葉を返しもせずに、かわりにコクンと頷いた。
「・・・で、先輩?」
「なぁに?」
ニッコニコした顔で鳳に答える。
そんなに、日吉に勝ったのが嬉しいのか。
「参戦って・・・何ですか?」
参戦の理由を聞いていなかった2年二人組み。
確かに、その意味が解らなければ話にならない。
「えーっとね・・・」
「なーんで、日吉とおーとりとちゃんが一緒に居るんだよぉ」
会話の間に一人やってきた。
その声のした方を見てみると、芥川がギリギリ起きた状態で立っていた。
「あくたんっ!!寝るなら部室まで行かなきゃっ!」
ユラユラと揺れていた芥川は、によって支えられた。
その時に、芥川は有難うと満面の笑みでにお礼を言った。
そのような光景を・・・鳳が許すわけが御座いません。
「芥川先輩はサッサと部室で寝ててくださいよ」
「嫌だぁ。折角ちゃんに支えてもらってんのに!!」
芥川は直球ストレートな子でした。
ブンブンと首を振って、にしがみ付いた。
さらに鳳の怒りゲージは上がります、急上昇です。
「そこら辺にしとけよ」
芥川が来てから一言も喋っていなかった日吉が鳳を止めた。
そして、先程日吉は鳳に言われた「先輩の言う事を聞く」ということをそっくりそのまま返した。
「・・・っ!!」
とてつもなく悔しそうな鳳君です。
そして、一旦その場が静まった雰囲気になったので、再び鳳はに質問した。
「・・・参戦の意味ぃ?」
コクコクと2年の二人は頷いた。
芥川は最初からわかってないので、聞く気もないらしいです。
「この前の青学でのマネージャーの話のこと」
「「「は?!!」」」
後書
ギャッホイ!(壊れた)
日吉好きだ!!んでもって、ちゃん・・・芥川君に食べられませんように(何