「今日は不動峰に侵入行っくよー!!」
第三弾 - 不動峰 -
「すみませ・・・ん?」
パァン・・・パァン
が不動峰のテニスコートを覗くと、あまり有名な中学では見られない光景が広がっていた。
あまりにも不思議な感じがしたので、その場にジッとしながら立っていた。
ドンッ
「ぅわあ?!」
あまりにボーっとしすぎて、人がいたことに気付かず、とうとうぶつかってしまった。
「ぅお?!・・・わりぃ・・」
ぶつかったのはコッチのせいなのに、相手から謝ってきてくれた。
その返事に、相手と当たったところを撫でつつは言った。
「ぁ、いーえ。此方こそ悪かったデス」
「って・・・あれ?お前此処の生徒じゃねぇよな?」
「分かります?」
「まぁな」
へへんっと自慢げに、相手はに向かっていった。
しかし、にとってはそんな自慢気にされたってどう反応を返してよいのかがわからなかった。
なので、適当に流した。
「とりあえず・・・あなたテニス部・・じゃないよね?」
「は?俺テニス部だけど・・・?」
「・・・嘘」
「嘘じゃねぇよ!!」
「絶対嘘だって!!」
「嘘言うかよ!!」
勿論2人は初対面のはずですが、阿呆の口喧嘩始まってます。
数分間ギャァギャァ喧嘩していたものだから、テニスコートの中から誰かが出てきました。
「如何したんだ、神尾?」
「橘さん?!」
出てきたのは、不動峰部長の橘桔平。
今日も世のため部員のために、いちだんと爽やかっぽいです。
「ぁ・・・タッチーじゃん!!」
「じゃないか?!」
サンが橘君向かって青春走りして行きました。
そして、その光景を神尾は只突っ立って見ていました。
「タッチーは今日も爽やかんっvv」
「それはどうでもいいだろ?」
「よくない!!」
「・・・それよりお前が如何して此処に?」
橘だって人の話を流す事など幾らでもありますよ。
「ぇーっと・・・敵城刺殺?」
「敵情視察な」
「そんなかんじっ!」
「あ・・・あのー」
一向に話がついていけていない神尾が、口を開いた。
「何ー・・・そこの鬼太郎っぽい人?」
「誰が鬼太郎だよ!!」
「あんただよっ!!」
「2人とも止めろっ!」
流石部長の橘だけあって、2人の喧嘩一歩手前を一瞬で終わらせた。
しかし、その2人の間にはヒバナちってます。
「で、神尾は何が言いたかったんだ?」
橘の言葉に、ハッと思い出したかのように神尾が口を開いて言った。
「橘さんは何であの人知ってるんですか?」
あの人と言って指を指されるのは勿論だった。
は一瞬キョトンとし、私?と自分の方を指差して聞き返した。
すると、神尾はコクコクと頷いた。
「・・・タッチーってば何も言ってくれてないんだ」
は、ジトジト目で橘を見た。
「言う必要なんかなかったからな」
「んまぁ!!私とタッチーの関係なのにっ!!」
の言った言葉に一番驚いたのは、以外にも神尾だった。
むしろ、橘の方は全然驚いた様子というか恥ずかしそうな雰囲気でもなかった。
「なっ///?!・・・それっ、如何言う・・」
「・・・鬼太郎君には関係ないですよーっだ!」
「だから鬼太郎じゃねぇって言ってんだろ!!」
再再々喧嘩が始まりかけたので、また橘が2人の間に入って喧嘩を止めさせた。
喧嘩を止めさせたあと、溜め息をついた橘はの方を向いて言った。
「誤解を招くような事はこれ以上言うなよ?」
「・・・・・リョーカイ」
グッと親指を立てて、橘向かって言った。
そして、さらに橘は方向転換をして神尾のほうを向いた。
「誤解しているらしいから言っておくが、アイツは俺の只のテニス仲間だから」
普通過ぎる答えに、神尾開いた口がふさがらず。
そして、すかさずが橘の発言に修正を加えるために口を開いた。
「いや。そこは杏チャンと私のテニス仲間の間違いじゃなーいんでっすか?」
「どちらでもいいだろ」
橘って何気にアバウトな人だったんですね。
「・・・橘さ・・・ぁ」
なかなか、部長が戻ってこなかったので、コートの中から部員が部長を呼びにやって来た。
「・・・ぁあ!!杏チャンの彼氏ぃ!!」
「「何?!」」
ビシッとが指を指した先を橘と神尾はサッと見た。
すると、そこに居たのは伊武深司。
「「し、しん・・・?!」」
伊武だとわかった二人は硬直状態に陥ってしまった。
特に神尾の方がヤバイです。
「うーん。やっぱり杏ちゃんにはもっと格好いい人がいいよねー」
「何だよもう。ムカつくなぁー・・・しかも、俺杏ちゃんの彼氏じゃないし」
「「ぇえ?!」」
ビックリした人は、橘とだった。
神尾は・・・固まったまま何も聞こえてないようです。
「あの日がたまたまテニス一緒にやってただけ・・・っと、そろそろ練習再開してもらえないですか?」
伊武は自分が此処に来た目的を思い出して橘に言った。
そして、今日の不動峰の練習が始まった。
後書
神尾可哀想・・・(お前のせいだ)
つか、深司とかギリギリしか出てないっ!!
・・・石田さんとか内村とかも書きたかったんだけどね(苦笑)