「・・・〜っ」


空は真っ青。
雲は一つも無い。
そして、目の前には・・・。


「海だぁあああああ!!」








ラプソディ  −ライフセイバーのお兄さん−








本日、京子ちゃんのお兄さんの紹介で海でライフセイバーのお手伝い日です。

今日来たのは、僕とツナと山本と獄寺と京子ちゃんとハルちゃん。
僕はまだ京子ちゃんのお兄さんに会った事ないんだけどね。
しかも、ハルにも会った事なかったんだけどね!
行きの電車でうっかり意気投合しちまったじゃねぇかよ。

で、俺が今日は何故ココに来れたかと言うと。
リボーンがご丁寧に招待状までくれたのだ!
内容は・・・思い出したくもねぇけどな!


「見ろよ、あの2人ちょう可愛くね?」

「雑誌モデル」

「声かけてみちゃう?」


何やら声が聞こえた。
ので、僕等4人はそちらの方へ顔を向けた。


「おまたせー」

「着替えてきました」


・・・・・・・。

ぢょうがわい゛い゛ーっ!!!
ちょ、マジで?!!
リアルに可愛いんですけど・・・っ!!
ビキニ似合うな、オイ。
ていうか、肌白い、細い!!
ぁあああああ!!
これが本当に同姓なのか・・・っ!!


「笹川のアニキ、泊り込みで来てんだって?」

「うん・・・ライフセイバーやってるセンパイの手伝いで来てるんだよ」

「へぇ、ライフセイバーなんて凄いね・・・」


ホント、凄いよな。
なにせ、あの泳ぎでライフセイバーの手伝いでしょ。
いや、リアルに見たことはないけどさ。
漫画では相当笑った記憶があるよ。


「あれ?君は水着着ないの?」

「へぇ?!!」

「あ、ホントです!さん、着替えてきてくださいよ!」

「あ・・・いや・・・」


僕の今の格好は、T−シャツ(中にはタンクトップ)に短パンだ。
これでも、めいっぱいの露出なのに・・・。
水着?!!
いやいやいや。
つーか水着着れねぇし!!
僕、流石に胸・・・ないけどさ!!ないけど、流石に・・・。


「ぼ、僕・・・水着忘れちゃってさ」

「はひっ?!!海に来るのに、ですか?!!」

「あー・・・うん」

「ははは、お前ほんっと、うっかりしてんなぁ」

「ぅあっ!!!」


後ろからワシャと頭を撫でられた。
っていうか、髪の毛思いっきりワシャワシャされてるんですけど!!
僕は犬か?!!
相手が山本じゃなかったら切れ・・・てる、かもしれない、うん。自信ないけど。


「でも、それじゃぁ、一緒に仕事は出来そうにないね」


・・・そ、そうか!!
水着を着れない=海に入れない=ライフセイバーの意味ねぇのか?!!
え、いや。
違くねぇか?!!


「おまえ・・・10代目を手伝う気ねぇのか?!!」

「はぁ?!!いや、そういうつもりじゃないし・・・っていうか、海入んなくても掃除とか、な?!」


頼むから、手にボム持って話すの止めてくれないかな!!
怖くって仕方が無いのですけども!!
獄寺は全くそんなことお構いなしだし・・・。
溜め息出るっつーの。


「よく来たなお前たち!!」


声が聞こえた。
だから、そのまま僕たちは声のする方向へ顔をむけた。
そこには、何つーか・・・。

物凄く熱血系な


「ライオンパンチニストで並盛のランブルフィッシュは夏の一時をライフセイバー見習いとしてすごすのだ!」


セリフ長ぇよ!!


って、違う違う。
こ、このお方がウワサの笹川兄貴こと笹川了平ではないですか!!
やっば・・・。
凄い、肉体美・・・!
って、あ、やばい。唾液出るから!!


「さっそく俺の仲間を・・・ん?」


バチ、と目が合った。
その瞬間に笹川兄貴の目がカッと開いた。
え、何?!!
俺何かやった・・・っ?!!!


「お前は、誰だ!」

「ひぃっ?!!!」


ビシィイと僕を指差された。

何か物凄い勢いだったから、僕は近くにいた獄寺の後ろに隠れてしまった。
あ、獄寺なんかより背の高い山本の後ろにいけばよかった!
まぁ、獄寺でも余裕で隠れるんだけどね。
はっ、小さくて悪かったな!


「おい、何で俺の後ろに隠れんだよ」

「・・・い、いや。気にしな・・いで?」

「無理だろ」


とか言いつつも、隠れさしてくれてる獄寺最高!
やっぱお前優しいよ!
うん・・・多分。


「・・・あ、君は、俺等のクラスメイトなんですよ」

「む、そうか」


そう言うと、笹川兄貴は僕の方へよってきた。

え、何で?!!
今、ツナのおかげで僕の正体解ったじゃん?!!
前には獄寺がいるから、真横に笹川兄貴が来たときに、僕は目をおもいきり瞑った。
だって、殴られるかもしれないじゃないか・・・!

だけど、そんな恐ろしい事にはならなくて。





ポン





軽く僕の頭の上に何かが乗った。
フと目を開けて見上げた。


「そうか、いきなり大声出してすまなかったな!」


満面の笑みをした笹川兄貴がそういいました。

ひぃいいいい!!
ちょっと、あんた!!
格好よすぎるじゃないかぁあああああ!!