「ディーノ・・・さん?」 「ん?」 「頼みって・・・」 隣にはディーノさん。 目の前には・・・。 「ちゃおっす」 ラプソディ −暗記力検査− リボーン!! 駄目だ。 こいつが目の前にいるってことは、何かが起こる!! 「失礼な奴だな、お前」 「失礼でも何でもないですよ、僕は!!」 ウガーっと怒ってみせる。 だけど、そんな子供騙しがリボーンに通じるわけがない。 そんなことぐらい僕も知ってる。 「っていうか・・・リボーンさぁ」 「何だ?」 「僕と最初に会った時、読心術使えないって言ってなかった・・・?」 確か、漫画でも読心術を使えるとか言ってた気がする。 そのことを最近思い出したものだから、今となってリボーンに問いかけてみた。 フ、とリボーンのほうを見た。 「スピースピースピー」 「寝たぁああああ!!!」 思いっきりお眠りになられました!! あきらかに嘘付いてたんだよね、僕に!! くっそー。 そんなに僕って騙しやすそうな顔してますかね!! 「ま、頼みってのは他でもねぇ」 「ディーノ、さん?」 「リボーンの手伝いやってくんねぇか?」 「はぁ・・・?」 手伝い、と言われましても。 っていうか、リボーンの手伝いって何?!! まさか、マフィア関係?!! 僕にそんな戦闘能力ないんですけど・・・。 「安心しろ、ツナの家庭教師だ」 「え、ツナとお勉強・・・!?!!」 がっ、と首をリボーンの方へ向けた。 そりゃーもう凄い勢いで。 っていうか、家庭教師?!! 僕が家庭教師って・・・。 家庭教師ヒットマン?!! うっわぁ、格好悪っ。 「百面相してんじゃねぇぞ」 「うっさい、誰の所為ですか!」 「お前だろ」 リボーン・・・っ! 確かに、僕自身が悪いかもしれないけどさ。 でも、ちょっとぐらいさー。 「・・・で?」 「お前が教える教科は英語」 「・・・はぁ?」 英語か。 まぁ、それなら教えるのも大丈夫か。 数学とかよりも、僕は英語のが得意だからねぇ。 っても、数学も学年トップクラス・・・だと思うけど!! うん、多分。 そうだと嬉しい!! 「と、イタリア語だ」 「「はぁ!?!!」」 僕とディーノさんの声がハモった。 そりゃぁ、ハモったりもしますさ!! 何故に今日びの中学二年生がイタリア語なんぞ習わなきゃならないのだ! 僕だって、チャオッスしかしらないよ!! むしろ、それもイタリア語かどうかも怪しいよ!! 「ちょ、ちょっと待て、リボーン!」 「何だ、ディーノ」 「はイタリア語知ってんのかよ?!」 「いや、知らないはずだぞ」 うっわぁ・・・。 全てお見通しですか、リボーンさん。 「だったら、何で・・・!」 「イタリア語ぐらい覚えた方が身のためだろ」 「「どんなだよ!!」」 ディーノさんと僕の声がハモりました! ひゃっほい! ちょ、コレ・・・かなり嬉しいな! って、そうじゃないそうじゃない!! 「将来はイタリア語ぐらい喋れねぇとな」 「いや、いらないと思いますけど・・・」 「マフィアには必要不可欠だからな」 おいおい。 僕の言葉は全て無視ですか。 うん、知ってるよ。 リボーンはそういう子だもんね・・・っ!! 「だからって、知識もねぇやつが教えられるわけないだろ」 と、ディーノさんが一言。 ひぃいい! 滅茶苦茶格好いいよ。 ディーノさんが僕を庇ってくれてる・・・! やばいなぁ。 もう、ホント好きだ! 「お前はを軽く見すぎだぞ」 「・・・は?」 リボーンの言葉に僕も首を傾げた。 いや、僕はそんなに凄い人じゃないよ。 僕はいたって普通の人間・・・。 「」 「・・・な、何?」 「これ、覚えろ」 「え?」 「制限時間は1分な、スタート」 「はぁあああっ?!!ちょ、え」 「残り50秒」 「・・・っ!!」 くっそー。 もう、こうなったらヤケですよ。 僕はリボーンから受け取った紙を見る。 うーん。これどっかの国の言葉だよね。 意味は解らないけど、面白い。 「・・・・1分っ!」 ごっ 「ふべっ!!」 1分たったと同時に、リボーンは僕の頭を殴って紙を取り上げました。 ちょ、殴る意味はあったのか?!! 「だ、大丈夫か・・・?」 「うー・・・だ、いじょうぶ、です。ディーノさん」 勿論、最後のディーノさん強調で言いました。 ていうか、僕の心配してくれるとか本当優しいよ。 ディーノさんは兄貴分だなぁ。 「じゃぁ、次はさっきのをココに書け」 「・・・ん?」 リボーンは僕に真っ白な紙とシャーペンを渡してきた。 それを受け取って、机で先程の文字を書く。 うーん・・・ちょっと自信ないかも。 だって、頭叩かれた所為でとんでる部分あるよ。 「出来たよ?」 「・・・」 すぐにリボーンに紙を渡した。 すると、一瞬だけリボーンが笑んでいた。 そう、あの黒笑い。 「・・・リボーン?」 「見てみろ、ディーノ」 「・・・・・なぁ?!!!」 ディーノさんの目が点だった。 うわあ・・・もしかして、俺全部間違ってた? 結構覚えるのは自信あったんだけど。 「・・・凄いな、お前」 びっくりしてたディーノさんが僕の方を向いてそう言った。 そして、僕の頭をくしゃりと撫でた。 ・・・僕、今なら死んでもイイかもしれない。 ディ、ディーノさんが僕の頭を・・・頭をっ!! 「僕、ディーノさんについて行きますっ!!」 「は・・・っ?!!」 ドガッ |