「ガハハハハ!」 何か、声が聞こえますけど。 僕はソロリと角から顔を出した。 「ガハっグピャ!」 あ・・・ゴメン。 僕のいる方に曲がってきたっぽい! しかも、僕の足に当たっちゃったらしく、凄い声だしやがった!! 「が・・・ま・・・・・ぅぁああああ」 「え、ちょっ・・・ゴメン、大丈夫?!!って、それ10年バズー」 「ああああああ!!」 ドォン ラプソディ −大人ランボ− どんな展開だよ、これ!! 僕は煙の多さに目を瞑った。 ゲボゲボとセキをしながら目をゆっくりと開けた。 そこに居たのは、やっぱり・・・。 「やれやれ、また10年前に来てしまったらしい」 出たよ、15歳ランボ。 別名、大人ランボ。 「さて・・・っ?!!」 「・・・え?」 な、何。 何でこんなにビックリ顔なのランボさーん! 「・・・、さ・・・ん」 「え・・・っと、な、な・・・」 僕まで動揺してどうするよ!! いや、でも動揺するのが普通か。 そうだ、これが普通の反応なんだよ。 「失礼、この姿では初めましてでしたね。10年後のランボです」 キッチリ挨拶してきたぁああああ!! 何この挨拶の仕方。 めっちゃ丁寧。 ていうか、さっきと態度がえらい違うんですけど、何故! 「・・・と、いう説明もいらないとは思いますけど」 「・・・え?」 何かが聞こえたと思いランボを見直した。 するとランボは15歳には似合わないぐらいの微笑みをして、僕の前にひざまづいた。 そして、僕の右手をサラっと自然にすくい上げ 「さん・・・いや、さんと言いましょうか」 チュ、と僕の手の甲にキスをした。 「ぎゃぁああああああああ!!!」 ゴッ 僕は何故かランボの顔面に左ストレートをくらわした。 いや、だって・・・。 今の展開に、僕の脳がついていけると思いません!! 「な、何で?!!今なんで、キスしたの?!!」 左手で右手を隠しながら、顔を抑えているランボに問いかけた。 案外痛かったらしいよ。 ま、不意打ちだったからかな!! 「いってて・・・相変わらず、ですね。さん」 「あいかわら・・・・・・・?!!!」 僕は目を見開いた。 ちょっと待て。 今、ランボ何って言った?!! 僕の名前・・・。 「どうかしましたか、さん」 って言ってる!!! ちょっと待てよ。 その名前は雲雀さんと黒曜3人組しか知らないはず。 何でランボが知ってるんだよ。 兎に角、今はなんとか誤魔化さなきゃ!! 「あの、僕・・・なんですけど?」 「・・・?」 「です。人違いじゃないんすか?」 「いえ。、別名。並盛中学校に2年のときに転校して来、それ以来ボンゴレファミ」 「あ、ゴメン。わかった、もう嘘付かないからそれ以上言わないで」 こいつ全部知ってるよ。 10年後には僕の性別バレてるんだなぁ。 ていうか、いつバレるんだろ? ま、今バレなきゃ関係ないけどさ。 「それにしても、本当に・・・女ですか?」 マジマジと僕を見ながら言うランボ。 ちょっと、それ酷くないですか。 「男でイイです」 「じゃぁ確かめますか?」 「遠慮します!!!」 何この人!! ちょーウケ・・・ないんですけど!! かなり迫ってきてるきてる!! 僕には魅力の欠片もないって言ったじゃん!! 「ていうか、ランボさ・・・」 「はい」 「いつ僕が女って知ったのさ?」 興味がある。 近々気付かれる恐れがあるのなら、それを避けなければならない。 「・・・企業秘密です」 「酷くね?」 「そんなに知りたければキスのひと」 「嫌です、もうイイよ!」 ファーストキスはもっと純情にしたいじゃない!! ・・・え、意味わかんないって? 僕もよく解ってないからイイんだよ。 「そんなに怒ることでもないでしょう」 「怒るっつーの」 あーもう、外見だけでもエロイくせに・・・。 コイツ女だと誰構わず口説くのかな。 シャマルみたいだ。 「じゃぁさ、どこまで知ってんの?」 「・・・残念ながら、さんの体のことは何も」 「だーまらっしゃぁああい!!」 スパン、と頭を叩いてやった。 誰が僕の話をしろと言った。 いや、僕の話なんだけどさ!! 違うんだよ、もう全部違うんだよ!! 「・・・も、イイし」 ランボに聞いた僕が馬鹿だった。 はぁ、と軽く溜め息をついた。 「すみません、からかいがいがあったので」 「・・・」 「しょうがない、ですね」 僕の顔を見たランボがそう言うと、すぐさま僕の肩に手を置いた。 そして、だんだんランボの顔が近づいてきて。 「いなく、ならないで」 「・・・え?」 |