トュルルル・・・





「・・・んっ、」


電話が鳴っている。
携帯電話だから・・・多分、骸さん。
僕は布団の中から手だけを出して携帯を探す。
ようやく見つけた携帯を手に取ると、通話ボタンを押した。


「もひもひ・・・」

「ちゃおっス、








ラプソディ  −寂しさと友達−








・・・・ホワァアアアアット?!!!

何何々!!
僕の携帯アドレスって骸さんしか知らないはずだよね?!!
なのに、電話の相手は、リボーンなんですけど!!


「なな、何で?!!何で僕の携帯番号知ってんの?!!」

「ロンシャンん家に行くから、お前も来いよ」

「僕の問いは無視ですかぁあああ!!」


リボーンの必殺☆無視技ですか!

いや、そんなのいらないよ!!
僕の話をまともに聞いてください。


「兎に角来いよ」

「えっ、つかどこに行けば・・・!」



ブッ



ツーツーツー





切れちゃったよ!!
行きたくないけど、行こうにも集合場所すら知らないし!!
僕、また迷うんじゃない?!!

ていうか、マジでどうやって俺の携帯番号知ったんだろう・・・。
リボーン、謎だな。


「・・・とりあえず、家出ようか」


ノソリと布団から出た。
ココは僕の部屋。
そう、あの骸さん達と出逢った場所。
今は一人では大きすぎるこの家に住んでいる。

ほんの一週間前までは骸さんとか犬とか千種とかと一緒だった。
コチラの世界へ来てから随分よくしてもらった3日間は僕には大きかった。
だからだろうか。
一週間前が遠すぎて、寂しくて・・・。
僕はときどき、この家に帰ってくるのが嫌になる。


「朝ごはん・・・・」


あーもう、面倒くさい!!
只今の時刻も10時30分。
まぁ、適当に街中を歩くのも悪くないだろ。


僕はすぐに着替えて、部屋を出た。
少し長めのローカを歩くと、そのまま靴を履いて外へ出た。


「ちゃおっス」

「ぎゃぁああああああ!!」


もう、僕に女心を求めるのは間違いです!!
だって、ぎゃぁ!だよ?!!
女はこんなに叫ばないってーの!!
僕はもう男として生きていきます。


「わざわざ迎えに来てやったんだぞ」


僕はそんなこと頼んでませんけど、有難う。
迷ってたら怒られそうだしね。
それは避けれたし、今回はリボーンに感謝。


「あ、りが・・・」

も行くのかよ?!!」

「・・・へ?」


聞き覚えのある声に、僕は固まった。
そして、声のしたほう、つまりリボーンから目を放して正面を向いた。
そこに居たのは獄寺とツナと山本だった。
僕は目を丸くさせた。


「ど、して?」

「それはこっちのセリフだよ、くん」


っぁあああああ!!

ツナに君って言われた!!

何、愛らしいんですけど!!
僕ったらツナを食べちゃうかもしれない!!


「どういうことっすか、リボーンさん!!」

「どういうもなにも、はファミリーだぞ」

「「ぇえええええ?!!!」」


おー、見事にツナと獄寺がハモったよ。
これが、世に言う驚きハモりか。
凄いの見ちゃったよ。
僕感激だよー!!


「はは、あいつらおもしれーだろ?」

「・・・え、あ。うん」

「つーか、お前もこいつ等と仲イイんなら俺とももっと話しろよ」


これぞウワサのド天然!!
ていうか、ぇえええ?!!
山本君が僕と喋る事を許可してくれました!!
しかも、肩に手回してきました!!
ひぃいいい!近くで見るとすっげぇ格好イイ!!


「つか、お前間近で見るとホント女顔なのな」





ドッキーン☆





山本!!それは言わないお約束でさぁ!!
その一言が僕をどんなに追い詰めるのか知ってるのか!!
否、知らないから言ってるんだろうけどね!!


「ば、馬鹿。女顔とか言うなって・・・」

「あはは、わりーわりー」

も山本なんかに近づくなよ」

「おいおい」


獄寺はそう言ったけど、僕的には離れたくない。
だってこんなおいしいシュチュエーション。
滅多に無いって!!


「じゃ、ファミリーも揃ったし・・・行くぞ」


そう行って、リボーンが歩き出した。

僕達はリボーンに続けて歩き出す。
獄寺は山本に敵対視してて、ツナはそれを必死に止めようとしてて。
僕は何気なく山本と話してみたり、ツナと一緒になって獄寺を止めてみたり・・・。
なんか、不思議な感じだった。


それにしても、さっきまで家で悩んでたのが馬鹿みたいだ。