カラン





おもいっきり、ナイフとフォークを床に落としてしまった。








ラプソディ  −最悪な朝−








僕はすぐさまそれらを拾い上げた。
そして、3人の顔を見た。


「・・・で、僕が並盛中に行けってどういうことですか」


本当に訳が解らん。

今、朝ご飯中なんだけどさ・・・起きてきたら皆起きてたさ。
僕、絶対3番だと思ったのに、犬よか遅かった!!
凄い悔しいんだけど!


「そのままの意味」


いやいや、わけわかんねぇって。


「イロイロだぴょん」


イロイロって何だよ、オイ。


「敵情視察・・・とでも言いましょうか」


さらに意味が解りません、骸さん!!

僕は頭を抱えた。
いや、抱えずにはいられなかった。


「そう深く考えないで下さい」

「いや、それは無理がありますよ」


普通にな!!

僕ってばまだまだこっちの事情知らないのにさー。
何で並盛に?!!

っていうか、並盛中って・・・。
ツナの学校じゃーん!!
え、何。
骸さんはもう既にツナがヴォンゴレボスって知ってて言ってるわけ?!!


「兎に角、にはアッチの土地のことを調べて欲しいんですよ」


ニコリと笑まれて、僕は溜め息をついた。
そしてまた、3人の顔を見た。
もう、半ば諦め状態だ。


「・・・で、骸さん達は?」


僕は今、このリボーンの世界がどの時期なのか全く知らない。

僕のいた世界で、リボーンは単行本で言うと8巻まで知っている。
そう、あの偽骸さんまで知ってる。
それ以降は知らないわけなんだけど・・・。
もし、それ以降の時期であれば話がどう進むか分からない。
だけど、それまでの話なら・・・?


「僕達はすべき事があります」

「『すべきこと』?」

「えぇ」


ニッコリと笑った骸さんは、確実に僕にこれ以上の質問を認めていない。
何この笑み!!
僕はこんな笑みには逆らえないよ!!
そこまで、僕のレベルは高くないです!!


「折角、と話せれるようになったのに寂しー」


そう言いながら、犬が僕にまとわりついてきた。
何つーか・・・うっとおしい。
僕、まだ朝ごはん食べてるっつーの。
僕は犬をほぼ無視して朝ごはんを食べ続けた。


「・・・ー、聞いてる?」

「聞いてない」

「ひっでぇ!」


酷くないし。
むしろ、僕の朝ごはんを邪魔する犬が酷いし。


「なぁなぁなぁ!!」


犬がこんなにうっとおしいキャラだとは思わなかったよ!!
っていうか、ホント、マジで


まともに朝ごはんを食べさせてください。


でなきゃ、僕の機嫌は悪くなる一方だよー。


「・・・っ!!」

「・・・だから、なに?」


バッと犬が僕から離れた。
と、同時に僕の椅子は動かされて犬の方へと向かされた。
あぁもう、一体何なんだよ!!


さ、もっと興味持てって!!」


何にだよ!!


お前、マジ意味わかんないよ!!
今の日本語おかしいでしょ?!!

その後も数秒間、犬の説教が続いた。
僕は犬のその言葉を右耳から通して左耳から出していった。
いわゆる聞いてないってやつだ。


「だから、は・・・っ」

「あ・・・」


犬の後ろを通ったバーコードこと千種。
千種は犬の足を蹴ってしまったらしく、犬が僕の方へこけてきた。
僕だって椅子に座ってるわけで、逃げもできなかった。
ただ、ボーっと犬がこける様子を見ていた


のが間違いだった!!


「・・・ひぅっ・・」

「・・・や、わら・・・かい?」

「・・・あ、・・・あう・・ぁ」

って・・・おんな」

「ぎゃぁああああああああああああっ!!!」


女の声じゃないな、僕の叫びは。

僕は犬を受け止めた体制になったんだけどさ。
犬の手の位置がおかしかった。
あぁ、あのお決まりの場所に犬の手が乗っかったんだよ。

僕は叫ぶと同時に、犬の腹あたりを膝で蹴り上げた。
犬のダメージが心配・・・なわけない。


「さ、最悪・・・僕、まだ誰にも触られたことなかったのに」


犬はその辺に蹲ったままで、僕は僕で椅子の上で三角すわりをしながら頭を抱えていた。

あーもう、何で犬なんだよ!!
人生初の揉まれが犬って・・・!
どうせなら、雲雀さんがよかったよ!!
いや、本当言うならディーノさん!!
だけど、ツナも可愛いからよし!!


「揉まれた事がない・・・でしたら、僕が」

「結構です!!」


なんか骸さんが物凄く変態臭いことを言おうとしてました!!
僕ってば、ヘコんでたくせにその言葉だけは逃さなかった。
流石、僕!!


「ていうか、って女らったんれ、ぶっ!」


僕が犬を殴る寸前に犬は何者かによって殴られた。
っていうか、刺されてる。
ピクピクなってますけど!!


の胸に触るなんて数万年早いですよ」


ぉおおう!
骸さんの顔がマジです。
骸さんって女の子に優しいんだなぁ・・・。
僕、骸さんに惚れるよ?


「・・・平気?」


犬と骸さんが何かと喧嘩しているのを見ていた僕。
そんな僕を心配してくれたのか、千種が近くに来て声をかけてくれた。
おー、お前優しいなぁ!!


「え・・・あ、うん・・・?」

「どうかした?」

「いや・・・」


何か引っかかる。
千種の声が、凄く引っかかる。
僕は頭を捻って考えた。
千種の声、どこかで聞いたような気が・・・す


「あぁ、僕を支えてくれて僕が抱きついた人だ!!」

「・・・千種?」

「!!(のやつ、余計な事思い出した!!)」