「・・・ぅあ?」

「あ、起きたびょん」

「・・・っひ、ぎゃぁあああああああああ!!!」


様がお目覚めになりました。


と、同時に叫んでしまいました。

だって、だってさ!!
起きたら目の前に、イヌだよ?!!
イヌっていうか・・・うん、やっぱイヌだ!!








ラプソディ  −つきつけられた現実−








「何事ですか・・・」

「あ、骸さーん。こいつ俺の顔見て叫んだんれすよー」

「クフフ、それほど犬の顔が怖かったんですよ」

「ひっでー!」


朝からどんな会話してるんですか。
そんな事を思いながら僕はベッドの上に座っている。


「叫ぶほどです・・・今日は体調はよろしいんですよね?」

「あ、はい」


まぁ、悪い方ではない。
僕はコクンと首を縦に振った。


「でしたら、話を整理しましょう」


来てください、と言われて手を差し伸べられた。
僕はその行為に甘えて手を乗せた。

その、瞬間。


「ぅひあっ?!!!」


グイ、とおもいっきり引っ張られました。
と、僕はいきなりのことで頭が回らなかった。
否だって思ったよりも強い力でひきつけられたからさぁ!!


「色気のない声ですね」

「・・・いや、僕に色気を求めるのが無謀かと」

「そうですか」


とか呑気に会話してるけどさ。
僕ってば思いっきり担がれてます。


「っていうか、下ろしてくださ」

「では、千種のいる場所へ行きましょうか」

「柿ピー、こっち呼べばイイんじゃないんれふかー?」

「向こうの部屋の方が話しやすいでしょう」

「なるほど、流石骸さん!」


おいおいおい。
僕の話は無視ですか。
まぁ、僕がいくら足掻いたところで、逃げれるわけがないんだけどね。
逃げたとしても、僕が迷うでしょ。

っていうかさ、今の会話が気に入らない。
だって、ココ僕の部屋だよ?!!
『向こうの部屋の方が話しやすい』って・・・。
あからさまに、僕の部屋だと話しづらいってことだよね!!
軽くショック受けるっつーの。


「どうか、しました?」

「いーえ・・・」


言ったところで変更するわけがない。
僕は溜め息を一度吐くだけで、何も言わなかった。
流石、僕ってイイ子だね。




















「・・・で?」

「・・・『で』?」

「だーから、お前の知ってる事全部話せびょん!」


意味が解りません、隊長!!
むしろ、僕が話してほしいぐらいです。


とりあえず、バーコードのいる部屋まで来た。
で、椅子にも座った。
しかも正座で。
だけど、話は進まない。
というか、僕が話せばイイらしいんだけど、何を話すべきなのかが全然解らない。


「そうですね・・・とりあえず、持ってますよね?」

「・・・んん?」

「紙・・・」


ビクン、と体が震えた。
昨日のことを思い出したからだ。
だけど、そんな僕を見たパイナッポーはすぐさま僕の手を握ってくれた。


「大丈夫ですよ・・・その紙を、僕に渡して頂けませんか?」


不思議と、不安は消え去った。
僕はすぐさま昨日の紙を取り出した。
そして、すぐにそれを手渡した。


「・・・やはり」

「骸様・・・」

「大丈夫ですよ、千種」


僕には解らない会話だった。
だけど、3人は何かを理解したようだった。


「あ・・・の?」


僕は聞きたかった。
3人が理解した事を。


「すみません、まだ少し・・・コチラに居て頂わなければならないようです」


その言葉に、僕の脳は理解した。
あぁ、これが現実なんだと。
認めたくなかった。
だけど、自分の感覚とか、昨日からの出来事をしてみれば嫌でも理解してくる。


「まぁ、なんとかなりますよ」


と、言うパイナッポー言葉に、僕は口をポカンとあけた。
その顔がおかしかったのか3人は笑い始めた。

っていうか、爆笑してるし。
何だよ、もう。
パイナッポーがそんな不安な事を言うから僕だってそんな顔になったんじゃん。


「名前、伺っても・・・?」

「・・・僕の、ですか?」

「えぇ」


僕がふてくされてる所為なのか、パイナッポーは微妙に笑いながら肯定した。

くそぅ。
僕が強ければお前なんか・・・!


「僕はです」


別に微笑みをするわけでもなく、むしろ睨みつけるように言ってやった。
そうしたら、3人も自己紹介をしてくれた。


「俺は城島犬」

「・・・柿本、千種」

「僕は六道骸です」


やっぱり・・・。
知ってたけど、本物なんだな、と。
僕は少し・・・いや、かなり変な気分になった。


、これから宜しくお願いします」