何気に寒いんだーよなー。
第九弾 - たつ -
「おっつー!!」
部室の中で仕事をやっていたが、部活を終えて部室までやってきた部員をにこやかに招き入れた。
だが、ほとんどの部員はその笑顔を無視だ。
かまっていたら、自分が持たない。
「せんぱいせんぱいせんぱぁーい!!」
ギュウッ
「ふぐっ?!!」
切原が部室の中に入ってくるとすぐにに抱きついた。
その姿を見ても、皆何も思わないのでそこらへん年頃の男女だとは思えません。
否、付き合ってたら普通なんでしょうけどね!!
「あ、あか・・・やっ」
「あったかーいっ。やっぱ先輩ってば今日は外出てねーっしょ?」
「当たり前じゃん、寒いし」
「俺等はその寒い中やってきたんですけどっ!!」
「大丈夫、一年生ちゃんも外には出さなかったから」
「んなこと聞いてませんよ!!」
そう言いながら切原はの首を絞めた。
お前は先輩をてにかけるつもりか、切原っ!!
「ぎ・・・ぎぶ、ぎ・・ぶっ」
「あはは、先輩ってば大げさに苦しい真似しないで下さいよ」
そんなにキツク絞めてませんよ、と切原は付け足した。
だがしかし、的には冗談でも何もなかったのだ。
マジで死ぬかと思うぐらいキツク感じたからあんな声で必死で訴えてたのだ。
「・・・あれ、先輩・・?」
「・・・ん?」
「服・・・」
そこまで言って切原は言葉を止めた。
その言葉には自分の服を見た。
それでも、特に変わったことは無く首を傾げた。
「何?」
「・・・や、普通入れますかね?」
「あー・・・ユニフォをジャージん中に?」
ケラとが笑った。
そう、今のの姿は上の服をズボンの中に入れているのだ。
ダサいと言うか・・・もう、そんなレベルではないと思います。
少女なんですから、少しは恥らって下さい。
「男子でもしませんよ、ソレ」
「だって暖かいんだもんよ、コレ」
「それでもダサすぎっスから」
「だって部室ん中だし、寒いし・・・ていうか、赤也もすれば?」
ヘラっとが笑う。
そこで切原は何か嫌な気がしたので、パッとから離れると遠慮しますと言って逃げかけた。
「逃がさないよ、赤也君」
にぃぃいいいっこり、とが笑って切原の肩を掴んだ。
その顔に切原の顔が歪んだ。
あぁ、もう・・・逃げられない。と感じてね。
「ほれっ、お前も道連れじゃっ!!」
「ギャー!!何気に仁王先輩の物真似しながらやるのやめて下さいよーっ!!」
ちゃっかりツッコミありです切原赤也。
だが、切原はのするままになってしまった。
「よっし、かんりょ・・・・ぶっ!!」
失礼な事に、ズボンの中に上ジャージを入れた瞬間に笑った。
その格好にしたのはお前だよ。
「先輩、酷くねぇっスか!!」
「や・・・ごめっ、でも、それは予想外だしよ」
くくっ、とが笑う。
それでも切原はわけが解らずに首を傾げた。
すると、は切原の下半身を指差した。
「はぁ?・・・っ、て、な・・・何スか、コレ!!」
「あっはは!最高、赤也もうあんた天才っ!!」
「いやいやいや、これ仕組んだの先輩でしょっ!!」
そう言って切原は自分の下半身をバッと指差した。
そこは、上ジャージが一部に固まった所為でズボンの一部がテント状態なのだ。
「あーっ、おもろっ。ちょっとそれ、ブン太達に見せねぇ?」
「は?!そんな恥ずかしいコト・・・」
「うーん。やっぱ一年生ちゃんを見て盛っちゃったんだよ、とかでも言うべきかなー」
「おーい、人のいう事は聞きましょうよー」
さんは切原君の言うことも聞かずに必死でシナリオを考えています。
「おつかれー・・・」
「あ、ブン太じゃん。ぶーんたぁー!」
「って、先輩っ。マジに呼ばないで下さいって!!」
と、を止めたのだが遅かった。
丸井はすぐさま気付きやって来た・・・ていうか、狭い部室だ。気づかない方がおかしい。
そこで、丸井は何?と問うとはニカと笑んで先程考えたであろうシナリオを話そうとした。
しかしそれは切原の口封じによって諦めざるをえなくなった。
「はは、何でもないっスよ」
「・・・て、マジ気になるんだけど」
「いやだなー。マジで何もねぇんで」
へへ、と笑うと丸井は眉をひそめた。
あ、そう。と軽く言葉をかわすと丸井は自分のロッカーの方へと歩いて行った。
それを手を振り笑顔で送る切原。
どう見てもオカシイと思われます、はい。
「・・・っ、!!」
「あ・・・先輩、すんませんっ!!」
忘れてた!と言うように、切原は慌てての口から手を離した。
「・・・ブン太ー!」
「っちょ、先輩っ?!!!」
慌てての肩を掴んだ切原だったが、は切原の顔を見るとニタリと笑んだ。
「赤也がたってる!!!」
どうやら、先程話を止められた事と口を塞がれていた事が気にくわなかったらしい。
そのお返しといわんばかりには大声で叫んだ。
そりゃぁもう、外にも聞こえそうな勢いだった。
「「「「「ぬぁーにぃいい?!!」」」」」
「狽ケんぱいっ!!」
「うっわ、マジでこいつたってんの?」
「狽ミっ!・・・ちょっ、丸井先輩もどこ見てんスか!!」
「マジ凄くね?」
「ていうか、を触ってたったわけ?」
「「・・・マジ、引くわー」」
「先輩も丸井先輩もそりゃーねぇっしょ!!
つか、違いますからっ!!」
後書
この後ネタバレして丸井もズボンの中に上ジャージ入れて爆笑します。
仁王もその中に仲間入りします。笑
そのうち、コート点検し終えた真田と柳生が帰ってきて怒られます、みたいな!笑