昼休み、珍しく仁王んトコへ行ってみた。
第五弾 - 喋る -
「・・・げッ」
「「あ・・・ブン太」」
と仁王の声がハモった。
たまたま、丸井が仁王に辞書を借りに来たらこれだ。
何故か何回もと丸井が仁王のところへ来る日が被る。
「ジャッカルんとこ行けばよかった・・・」
「何、それどーいう意味だよ」
オイオイ、とがツッコんだ。
だけど、丸井はそれを半分ぐらい無視して仁王に辞書を借りるように言った。
そして仁王もすぐさま辞書を貸す。
「ちゅーか、ブン太も話入りんしゃい」
「え、ヤダし」
「何それは・・・」
「勿論、お前がいるから」
「わーさいてー」
さんも棒読みで言わないで下さい。
そんなの迫力に欠けるじゃないですか。
「兎に角、俺は」
「まてまて、お前の大好きな下ネタじゃけぇ」
ぐいっ、と丸井の襟を掴んで止めた仁王。
何、そんなに丸井に聞いて欲しいのか?!!
それに、お前の大好きな下ネタて・・・。
丸井がテニス部一の下ネタ大好きっ子みたいになってるではないですか。
「ていうか、ブン太だって情報欲しいっしょ?」
「何の?」
「勿論、ニオさんからの情報」
キランっ
の目が一瞬光ると、真顔で言った。
仁王からの情報と言えばアレだろう。
誰と誰が付き合っただとか、ヤっただとか・・・その辺だ。
「・・・・・・・・・・・・・聞く、しも何か教えろよ?」
「当たり前。情報交換のために来たんだし」
ココはどこの組織ですか!!
丸井もその辺の椅子を適当に取ってきて仁王の机の隣に置いて座った。
「ていうかさー。一回ぐらい生で見たいよなー・・・」
「は、何を?」
「バイブに決まってんじゃん、なー、ニーオさん?」
仁王に振らないで下さい。
さっきまで全然振ってもらわなかったのに、いきなりこんな事振られたら仁王だって困ります。
「んー。誰か持ってそうじゃけどなー」
前言撤回。
仁王はいつでも臨機応変に対応してくれます。
そんな素晴らしい人間です!!
「あー・・・そこは柳生があえて持ってそうじゃねぇ?」
何気に会話に入り込んだ丸井。
流石、思春期の男の子だ。
「え、ムッツリだから?!」
「ムッツリだし、あいつはSじゃろ」
「の事蹴ったりするしなー?」
「あー。俺も蹴られるがのう」
何、ちょっと・・・。
柳生の話しになってませんか!!!
何か一歩間違えたら変人達ですよ、この人等。
「ちゅーか、それ言うならジャッカルあたりも持ってそうじゃろ?」
「あのビンボーが?」
「勿論、輸入品じゃろう」
おかしいおかしい。
いくらなんでもそこまで言うなや。
「つーか・・・ジャッキーがヤってるとこ見た」
「はぁっ、見たのかよっ!!」
「否、あれは必然だったよ」
「嘘でもそこは偶然って言えーっ!!」
パートナーなので丸井君は庇いたいのです。
っていうか、そんな事聞いたらどう接して分からなくなるのが普通です。
でも丸井の場合はソレを話題にしてジャッカルを下僕扱いするんでしょうがね。
「ま、バイブは使って無さそうだったけどな!」
「あーっ、俺は何も聞こえねぇっ!!」
哀れ丸井。
の暴走はきっと止まらないよ。
「あとあと、ブン太のクラスの・・・一番可愛い子!!」
「あー。アイツの何じゃ?」
「あの子、ヤりまくりらしーんだよっ!!」
ぼそり、と小声で言った。
その言葉に仁王は眉をひそめた。
「え、何・・・仁王、まさかそいつとヤったわけ?」
「・・・誘われた」
「「うっそ?!!」」
ガタッ
2人は一緒に席を立った。
同時すぎて吃驚です。
「断ったけどな、その時は彼女おったし」
仁王も一応彼女のあるときは大人しいんだな、と思った2人でした。
「あと、のクラスのヤツ」
「誰?」
「・・・髪の黒い短い髪の毛の眼鏡男。ちゅーか結構静かに見える」
「あ、わかったわかった」
「誰だよ」
「ブン太は解らんでイイ」
「ぬぁにっ?!!」
「そいつ、この前、ブン太のクラスの女とヤっちょったよ」
「「まっじでっすかーっ?!!!」」
後書
昼休み終わるまでこういう話してるんだよ。
ていうか、はマジであれやな。
度胸あるっつーか何つーか・・・!笑