ターゲットは3名。


























第五弐弾 - 嘘 -


























男子テニス部への進入は、アッサリできたものの
これからどのようにしてターゲットに近づいてよいのかが、分からなかった。





「すんませーん。それ取ってください」





考え込んでいると、誰かがコッチ向かって合図をしていた。
それに気付き足元を見ると、ボールが有った。
多分打ち合ってたのが、失敗して此処までボールが転がってきたのだろう。





「んー・・・よっし」





また少し考えてがとった行動は














パァアアン!!





ボールをおもいっきり打ったー!!
しかし、打ったのはであって、テニス初心者であって・・・。





「アンタ何処飛ばしてんスかー?!」





野外ホームランしてしまった。

ギリギリ真田が見ていなかったものの、これはの責任なのでボールを取りに行くことになった。
そのとき、レギュラー人の数名が笑っていたという。

























「くっそー!!んでこんなことになるんだよー!!」





自分で飛ばしたボールが見つからず、文句を言いつつ探している。





「アンタ本当にテニス部ッスか?」





の帰りが遅かったので、さっきボールを取ってと頼んだ張本人切原がやってきた。
その質問には答えずに、はテキパキとボールを捜し始めた。





「シカト・・・ッスか」





ブーブーとさり気にブーイングをしながら、切原はに言った。
とりあえず切原もボールを捜すことに専念しはじめた。


しかし、その後すぐにアッサリと切原によってボールは発見されてしまった。





「なんだ、此処にあるじゃねぇッスか」

「げ?!マジかよ。骨折り儲けのくたびれ損ってやつ?!」

「なんか色々間違ってるッスよ?」





シラッとした目で切原はを見た。
そんな目なんか気にせずにはニィッコリ笑って有難うと言ってボールを奪って逃げた。
笑顔によって、切原に自分がだとバレタのかは心配だった。

しかし、その時の切原の顔が真っ赤だったと言うことはにも、ばれてはいないのであった。























「つか、ターゲットって言っても何やっていいのやらあんまりシックリこないよなー」





そんな心配をしているのもつかの間、次のターゲットが目の前にいるではないか!!





「ってか・・・このまましがみ付いたら即連行されるかな」





自分の格好を見て、そう思った
相手は勿論、柳生比呂士であってことのある意味の天敵。





「んー、まぁイイカ逆に連行でもしちゃいましょ」





ってなわけで、は小走りに柳生に向かっていった。
そして、柳生まであと数メートルのところで事件を起こした





ドガッ





「ぁー。スンマセンッス」





と柳生に思いっきりぶつかったにもかかわらず、やる気のない声で言ってやった。





「ぃってー。な、何なんですか?!」

「ただの通りすがりの、イチネンセイですよ」

「その言い方が一年生じゃないことをものがたってますよ」





は柳生におもいっきり疑われていました。
それでも、ここで気付かれては最後のターゲットまでクリアが出来ないので
とりあえず誤魔化すことに努力をした。





「兎に角、イチネンセイッス。ってわけで宜しくお願いします」





今日はではないのでニッコリと普通に笑ってみせた。
とりあえず、柳生がまだ座っていたので立たせてから、前方を見ると



真田発見☆





「ぁ・・・じゃぁ部活に戻ってきまーッス」





とだけ言って真田方向へ直行した。
その時の柳生の顔が、切原のときと同じく真っ赤だったということも知らずに・・・。
























さてさて、最後のターゲット真田君を発見と同時にやって来たのはよいものの
どうやって声をかけてよいのやら、分かりません。





「・・・俺の顔に何かついているのか?」

「ぅあ?!」





いつの間にか、の目の前に真田が来ていた。
がずっといたことに気付いていたのだが、声をかけるにもかけずらく
ほっておいたが、あまりにも長い時間そこにいたので声をかけてみた。





「そこまで驚かなくてもいい。それで・・・何の用だ?」

「ぁ・・・ぃえ、別に・・・用とかじゃないんスけど」





いきなり声をかけられて何も考えていなかったはモゴモゴとしていた。





「・・・というか、お前は何をやっているんだ

「は?」

だろ?」

「・・・・・・・ぇえ?!なんで気付くんだよ?!」





いつの間にか、元の口調に戻ったが言った。
そのを見ながら、真田は普通気付くだろと言った。





「ァ、アンタのせいで今年嘘通せなかったじゃんかよー!!」




















おまけっぽい

切原「さっきのって先輩だったんスか?」

「そーだけど?」

切原「(ってか俺アンタの男装に、色んな意味で顔真っ赤になっちゃったんスけど!!)」

柳生「というか俺のときもそうだったんですか?」

「もちろんです☆」

柳生「(男装に頬赤くなったなんて言えませんよね・・・)」

「てか、お前ら黙って何さ?」

切原・柳生「「というか、俺らに嘘ついてた(んスね・んですね)?!」

「ぼ、暴力はダメだって!!
しかも、今日はエープリールフールだっつーの!!」