キミたちは、できる
エピローグ - バイバイ -
「・・・うっし、そろそろ行くかな」
時計をチラリと見た。
そして、昨日用意をした自分の荷物を手に持って立ち上がる。
ピーンポーン
チャイムが鳴った。
は朝早くからご苦労だな、と思いつつも部屋を出て玄関へと向かう。
「はいはー・・・っ」
ガチャリ
・・・今の音はが部屋のドアの鍵を閉めた音だ。
そして、はドアを背にその場に座った。
否、座るんじゃなくてドアを開けてあげてください。
ドンドンドンッ
「ぅあ・・・、絶対、アイツだよ」
くそぅ、と小さく言うとは頭を抱えた。
ドンドンドンガラドンッチョ
とてつもなくオカシイ音が出ました。
まぁ、これもドアを必死に開けたいという思いからです。
「・・・これでも、高校生なんだけどなァ」
くすくす、と小さく笑った。
そして、背もたれにしていたドアから離れて、靴を履く。
まだ鍵は閉まったままなので、ドアはガチャガチャと開きたいという音が鳴っている。
だがしかし、
ピンポーン
「・・・また、このパターンかよ」
ぽつり、と言ったのでドアの向こうの相手には聞こえなかったらしい。
・・・先程よりも大きな音を立ててドアをたたき始めた。
「わーってる、つーの」
けらり、と笑うと立ち上がった。
いってきます、と大きな声で部屋に言った。
その瞬間、外の奴も吃驚したのか一瞬だけシンとなった。
「じゃ、行くか・・・げっんいっちろーう」
バァンッ
ドアを勢いよく開けた。
案の定というか・・・真田は顔面にドアを受けた。
「おわおっ、あいむソーリー」
「・・・・・っ」
「あっひゃひゃ、御免ってばよーっ」
中学校で学んだ事は多すぎる。
授業にはあまり出ていなかったけど・・・。
だけど、とても大切なものを色々貰った。
お兄ちゃんしかいなかった転校生の『自分』を大切にしてくれた。
今までの『自分』じゃない『』が出来上がったんだ。
私は・・・できる。
皆も出来るよ。
YOU CAN !!
後書
Can you.ご愛読有難う御座いましたっ!!
この話は私のサイトが始まってからずっとずっと一緒にきた話でした。
私さえ間違っていなければ、さんは最後のみ一人称を言いました。
くんの時は一人称言ってるんですけどね(笑)
一人称を言わなかったのに意味があるのかと問われれば無いのかも・・・(ゥオイ)
それと、題名は英文的には法則を無視しているんですが(笑)
『貴方は出来る』と言う意味の疑問。
だけど最終話までに疑問が抜けて行くというような意味を込めたんですが・・・。
結局、その通りなったのかは謎です(ゥオイ)
なにはともわれ、Can you.をお読みいただき有難う御座いました。