本日は天気がよくは無さそうだねぇ。
第四十一弾 - 乗る -
「あー・・・今日も空は黒い」
「否、そこは青い空の日に言いましょうよ」
グテと床の上に寝転がる。
切原は先ほど部室へ来たと同時に着替え始めていた。
「んがー」
「そんな声出したら真田副部長とか柳生先輩とか来ちゃいますよ」
「・・・・」
一瞬で声を止める。
そんなにあの2人には来て欲しくないのか?!
否、確かに2人同じに来られるのは嫌だけども。
「せんぱーっい」
のしっ
切原がの上に乗っかった。
否、こいつらは性別と言うものを知らないのか。
・・・そうか、餓鬼だったかコノ子達は。
「うー・・・お、もい」
「失礼っすよ、俺丸井先輩みたいに重くねぇっす」
「どっこいどっこいだろー」
「だーれが、どっこいどっこいだよ」
ギィとかすかにドアの開く音がすると、そこには丸井が立っていた。
どうやら、今の2人の会話を聞いていたらしい。
「で・・・た、丸井・で・ぶんた」
「ほぉ、お前は俺にも乗られてぇらしいな?」
引きつり笑顔でを見下してるよ!!
さんピンチ!!
だけど、切原が乗っかってるから逃げれない!!
ピンチの2乗だね。
「やんっvそんなにMじゃないわよvv」
「・・・きしょくわりー」
「んだとぉ?!!」
手を必死に伸ばして丸井を捕まえようとする。
だが、そんなことで丸井が捕まるわけも無かった。
軽い足取りでから遠ざかった。
そして、自分のロッカーの中にキャリーをぶち込んだ。
「先輩、がんばれっ!!」
「赤也が退いてくれればもっと頑張れる」
「嫌ですねー。今日は丸井先輩の見方なんで」
アハハと軽笑いする切原。
そこでは何故切原が丸井の見方をするのか考える。
「・・・えさ付けされてる?」
「やだなぁ。丸井先輩じゃぁあるまいし」
「買Dオイ!!」
丸井は慌てて2人を見た。
っていうか、睨んだ。
だけど、2人とも怯む気なんてなさそうですよ。
ガチャ
・・・・バタン
ドアが開いたと3人は思った。
だが、3人と目が合った瞬間に、開けた本人はドアを閉めた。
「待ちやがれっ!!」
バァーン
「・・・すげー早さ」
「丸井先輩ですからねぇ」
切原とはドアの向こう側を眺めている。
数秒経ってから丸井が戻ってきた。
「ジャッカル確保っ!」
「「お疲れ様(っス)っ!!」」
3人は敬礼した。
だが、ジャッカルは既に疲れ果てています。
もう、青学の大石君と張れるぐらい胃がキリキリしてしまいそうです。
「で・・・何やってんだよ、お前等は」
はぁ、と溜め息をついたジャッカル。
そりゃぁ、切原がの上にのっかってたら何をやってるか聞きたいよね。
「んー・・・解らん」
「狽」おいっ!!」
「だーって、いきなり赤也がのってきたんだしさ」
「だって、先輩が寝転がってるのが悪いんスよ」
てめぇらは餓鬼か!!
そう思ったジャッカルの目は2人を見下しているようです。
そんな表情のジャッカルを丸井は見たが、何も言いません。
言うと、と切原が怒って面倒になるからです。
丸井君は面倒ごとが大嫌いです。
「じゃっかるぅん、助けてぇー・・・?」
「何を助けるんだよ」
「赤也大魔王から姫を救出するっつーこと!!」
「ジャッカル、馬鹿が移るぜぃ?」
「んだと、ブン太の丸助?!!!」
嗚呼、もうさんの言ってる事が解らないよ!!
とりあえず、切原の下でギャァギャァ言ってるが、反撃が出来ずにぐってりと倒れこんだ。
切原と丸井はギャハハと笑っている。
ジャッカルはそんな3人を見て、何も言えなかった。
そして、とりあえず、自分のロッカーのほうへ行って着替えを始めた。
「・・・柳生か真田、早く来いよ」
後書
この4人って久しぶりのような気がする。
っていうか、仁王が居ないの久々じゃねぇ?!(笑)