すっごいの・・・。
第三十九弾 - セントバレンタイン -
とうとうこの時期がやってきました。
女の子が勇気を振り絞って男の子に告白できる時。
そう、本日の日付は2月14日。
バァン
「おっはよぉおおお!!」
「もう放課後だっつーの」
「気にすんな、ブン太っ!!」
否、そこは気にするべきところですよ、さん。
とりあえず、いきおいだけはしっかり元気に入ってきたは、真っ先にブン太の横にくっついた。
「な・・・んだよ」
キモチワリィと付け足して言う丸井。
はというと、鼻をクンクンしていた。
どうやら、何かの匂いに気付いたらしい。
「ほぉ・・・今年は去年以上かね、丸井君?」
「否、匂いだけで判断すんなよ」
「ハズレ?」
「当たりだけどよーっ」
丸井はプクゥとガムを膨らませた。
チョコを貰っても、部活中に食べるのはガムだそうですよ。
「じゃぁ・・・他の皆も大漁か?!」
否、漢字違いますからね。
という、ツッコミは誰もしない。
だって、ツッコむ事自体がもう無意味に思えてしょうがないのですから。
「俺は去年より本命が増えたっスよー」
ヘラと笑ってダブルピースをするのは切原だった。
季節も季節なので、切原は上のジャージのチャックを全て閉めていた。
否、全部しめてるのは切原と柳ぐらいですか。
「ほぉ・・・赤也が人気になっとるとは」
「意外だな、うん」
「先輩達、酷すぎじゃねぇっスか?!」
そうだね。
仁王との発言は切原を傷つけるには完璧にイイんですけどね。
切原にとっちゃ傷つけられるんだから、たまったもんじゃない。
「だって、意外なもんは意外なんだからよーっ」
は、ムゥと頬を膨らませて言う。
丸井がボソリと「フグだな」と仁王に言って、仁王も頷いた事はは知らない。
ジャッカル辺りは気付いちゃったけどね。
「ところでさ、あんたら全員の合わせたらどうなる?」
ニヤと悪餓鬼のような顔をしたが、その場にいる全員を見て言った。
皆は一瞬顔を見合わせた。
確かに、合計を数えた事なんかなかった。
大抵、量の競争をするから、合計だなんて・・・。
まぁ、兎に角その発言に真っ先に興味を持ったのが
「イーじゃん、面白ぇ」
パンと自己でガムを割った丸井だった。
やはりこいつは甘いものに目がない所為か、その合計の数に興味があるらしい。
その合計のチョコを全部食べてみたいとか思っているのでしょうね。
「あー・・・」
「ん・・・ニオサン?」
仁王が声を出したかと思うと、物凄くバツが悪そうな顔をしていた。
・・・と、いうか、皆から目を逸らして頭を掻いていた。
そんな仁王に真っ先にが声をかけた。
が声をかけたことによって、さらに仁王の顔が変形したとか。
「・・・否、な?」
「うん、何。早く言えよニオニオマン」
もどかしい仁王の言葉に段々苛立ってくる。
っていうか、苛立つの早すぎですよ。
「俺・・・今年受け取ってないんじゃよ」
「「「「は・・・?!」」」」
えーっと、右から丸井・・切原・ジャッカルの順に吃驚してます。
他のメンバーは特に驚いた様子がないです。
否、一応驚いておこうよ。
「は?!何で?!勿体ねぇじゃん!!」
「そーっスよ、女の子の期待を裏切ったんスか?!!」
口々に不満を言う丸井と切原。
確かに勿体無い・・・イヤイヤ、女の子の恋心を裏切ったとでも言っておきましょうかね。
「お前等、うっさいのう」
ギリと二人を睨みつける仁王。
それでも怯む気配のない丸井&切原。
子供パワーは誰にも止めることは出来ません。
「もう、イイジャン。ニオサンは女心を踏みにじったっつーことでさ」
さらっと言いましたけど、そうとう酷い事言ってますよ、さん。
しかし、仁王はそんなことではヘコたれません。
「・・・あー。ひどー」
前言撤回します。
仁王的には、結構傷ついたらしいです。
そこそこ、ヘコんでました。
「ニオサンだって酷いだろー」
「の方が酷いー。俺の心に傷がついたんじゃー」
仁王君が餓鬼になってます。
切原君や丸井君あたりは、鳥肌立ってます。
勿論、仁王がキモイと感じたからです。
「アーハイハイ、解ったから黙って下さいませ」
「適当やのう」
「適当に言ったもん」
ツーンといつも並にそっけない。
だって、今のはチョコレートにしか目がいってないのですから!!
「・・・こっち、58個」
「狽ヘぁ?!ブン太、もう数えたのかよ?!」
が仁王と話しているうちに丸井は自分のチョコレートの数を数え終えていた。
ついでに、切原も数え終わってようで、丸井と一緒にいた。
「まっ、まだ帰宅時のチョコレートとかはねぇけどな」
ニシシと笑む丸井。
そんな丸井を見て、は仁王を捨てた。
否、捨てたというか、仁王から離れて丸井の方へと走った。
「よーっし、れんじぃとかのも持ってくるぞ!!」
後書
バレンタインってかチョコ集計(笑)
多分、余裕で100個はある。
っていうか、中学生でイッパイ貰うとか羨ましい・・・!(お前が言うなよ。笑)