すげぇ・・・今年初だよ。

























第三十五弾 - 初雪 -

























空を見上げた。
雲が少し、黒くって今にも降りだしそうです。
そして、気付けばの目の前は真っ暗に。





「狽チて・・・ンギャェッ!!」





バザッ








の上から雪が降ってきた。
というか、雪の塊が落ちてきた。





「アッハハ、のぶぁーっか」





ゲラゲラと笑っている丸井が部室の屋根の上から顔を出した。


丸井の隣にはジャッカルも居た。
ついでに言うと、丸井とジャッカルは真田に頼まれて、部室の屋根の上の雪を落としている最中です。





・・・ド・・バッ





「ばっきゃろぉおお!!」

「うおー。出てくんの早ぇー」





が必死で雪から出てきたのに対して、いまだに笑う丸井。
笑いを止める気配は無さそうです。
そして、は雪が人工的に落とされたことを知って犯人を見上げる。




「なっ、ブン太丸か?!!」

「狽ソげぇよ!!」





何時もと違う名前の呼び方に吃驚やらムカツクやらの丸井。
とりあえず、雪だまをもう一度投げようとして、ジャッカルに止められました。





「・・・じゃぁ、丸いブン太

「・・・喧嘩売ってんの?」

「イエァーッ!!」

ーっ!!」





まだジャッカルに止められてる丸井はに攻撃が出来ません。
それを狙って、はやりたい放題しています。





「やーいやー・・・っ」





ドドッカ





変な音と共にはその場に倒れこんだ。
否、倒れこんだというか、ドアが開いてがとばされたのだった。





「あ・・・これは失礼」





眼鏡をクイと上げて、中から出てきたのは柳生だった。
その後ろからは仁王が毛を結びながらドアの方へと歩いてきている。





「な・・・んで、邪魔してくれたんだよ!!」

「貴方がそこに突っ立ってるのが悪いのですよ」





冷静な答えだ、柳生君。
柳生の後ろで早くも状況を理解した仁王は笑ってます。





「立ってた何が悪いんだよ!!」

「当たり前、じゃな・・・」





バサッ





柳生が部室から一歩出た瞬間上から雪の塊が落下してきました。
勿論、柳生は雪の中へと埋もれてしまってます。





「やーい、ひっか・・・か・・・
っ?!!





上から丸井が言った。
しかし、途中で雪に埋もれたのがではない事に気付いた。
理由。が丸井を見上げてニッコリと笑んだから。





「・・・パス」

「は?」





ジャッカルは丸井からスコップを手渡されました。
そのスコップは今まで雪を下ろすために使ってたスコップです。
と、言う事は・・・。





ドパーンッ





「狽ネ・・・やぎゅ、う?!!」

「・・・ジャッカル君、でしたか」





外れていた眼鏡をつけ、柳生はジャッカルを睨みあげた。
睨んでるけど、実は逆光で睨んでるってバレてないけどね。





「こんな子供っぽいことをするとは・・・」





ずっと、睨みあげたまま柳生は喋り続けている。





「ちょ・・・まるいぃいい?!!





丸井君はの隣でニッコリ笑ってジャッカルに手を振っていました。


どうする、ジャッカル。
お前の危機はすぐソコだ!!





「っと・・・見上げて言うのも何ですから、下りてきたまえ」





いつもよりも逆光が凄いです。
そんな顔で見られるとジャッカルだって怯みます。





「お、れじゃねぇって;;」

「言い訳は、無用ですよ」




















「あーあ・・・ジャッキー可哀想」

「お前の所為でもあるじゃん」

「俺は、丸井の所為じゃと思うよ」

「「狽ナ、でたっ?!!」」

「俺は、お化けじゃなかよ」





部室から逃げたと丸井。
ついでに、仁王も一緒に来てました。





「今日とか、テニスは出来ないっしょ?」

「じゃけん、体育館へ向かっちょるんやろ?」





ホレと仁王はに体育館シューズを見せ付けた。
が丸井の方を見ると丸井も体育館シューズを持っていた。

そして、は手ぶらだった。





「・・・まぁ、イイか」

「いいのかよ」





ワシャと自分の髪の毛を掻きつつ言う丸井。





「あ・・・・」





が見上げた雲は灰色だった。
そして、その雲からは何かが降ってきた。





「また、降ってきたのう」





手を出すと、仁王の手には雪が乗った。
そして、すぐに消えた。





「あーもうっ。ガムまで濡れんじゃんっ」

「水ガム・・・?」

「んなもん、いらねぇしっ」





と言った丸井は真っ先に体育館へ向かって走った。
そして、残された二人は丸井を見つつ体育館へ歩いて行く。





「雪の中の青春?」

「・・・・俺等もやってみるかのう?」

「きゃーっか」





























後書
多分なんですけど・・・神奈川って雪積もりませんよ、ね?(苦笑)
否、積もるのかしら?!!
ぇえ?!そこんとこ解らないよー;