子供たちが待ちに待った日です。
第三十二弾 - クリスーマス -
「ジングルベェールッ!!」
「ジングルベール♪」
勢いよく部室のドアが開いた時に入ってきたのは、三年のと二年の切原赤也だった。
ちなみに、今部室内に居るのは柳生と丸井だけです。
「「鈴がぁ〜なる〜♪」」
「鳴りませんよ」
丸井と何かを書いていた柳生はズバッと言った。
切原はショックのためにその場に崩れ落ちていきました。
「ひぃーろぉーしぃいいい!!」
ダダダダダと走ってやってきたかと思うと、は机をバンッと思いっきり叩いた。
一瞬だけ浮いた柳生の持っていたシャーペンは再び紙の上にのった。
「あんたの所為で、赤也がショワーンってなっただろ!!」
ショワーンとはどんな感じなのでしょうね。
まったくもって想像のつかない部室内メンバー。
「・・・ショワーンってどんなだよ」
真っ先に口を開いたのが丸井だった。
うん、君の質問は妥当です。
「ん?・・・・どんなって・・・」
数秒間考え込む。
その姿に、何故か勝ち誇った顔をする丸井。
その顔をチラリと見たは悔しがってます。
「ぁ、あんなの!!」
ビシッと指差した先に居たのは切原だった。
おかげで切原が物凄いビックリしてます。
「はぁあああ?!!何言ってんスか!!」
切原は、ズンズンと近づいてきて机をバンッと叩く。
先程と同じようにシャーペンが宙に浮き、紙の上に戻った。
「何っても・・・うん、そのまま?」
「勝手にそんな風にされちゃ・・・」
「如何でもイイんで黙っててください」
ギラリと光る眼鏡の迫力に負けたと切原は黙った。
そして、柳生は満足気にシャーペンを紙の上で走らせる。
「つか、今年も学校だよなぁ・・・」
丸井がケータイを開けて今日の日付を見つつ言った。
「まぁ、毎年イブは終業式っスからね」
「そのおかげで、クリスマスパーティ出来るじゃん?」
がニシシと笑んだ。
しかし、そんな笑顔が柳生に通じると思う方がおかしいのです。
「クリスマスとは、おめでたい頭ですね」
「な・・・何だよ、その言い方?」
さん、ビクつきながら言っても怖くないですから。
そして、柳生は話を進めた。
「部活があるに決まってるでしょう」
溜め息まじりにそう言われ、カチンときた。
「誰が、何時どこで部活があるって決めたんだ・・・よっ?」
再びが机をバンッと叩いた。
冷静に叩いたつもりだったが、先程よりも強めに叩いたので、自身にもダメージがあたえられました。
その時、小さく「阿呆か」と丸井が言ったのは柳生にしか聞こえませんでした。
「勿論、真田君が今日は決めてました」
「んのやろっ!!」
居もしない真田を睨む。
実際には真田のロッカーを睨みつけただけです。
しかし、真田のロッカー方面には切原が居たので、周りから見れば切原が睨まれた状況です。
切原は少しだけ吃驚してました。
ですが、やはり真田のことを睨みたいと解っていた切原。
一歩だけ横にそれての目線をロッカーへと繋がるようにセッティングしました。
「くっそー。赤也、一緒にアイツのロッカーに画鋲入れよう!!」
「狽ヘぁ?!小学生の苛めの仕方っスよ、ソレ!!」
ゲラゲラと笑いながら切原は答えた。
コッツン
そして、何かが頭に当たった。
勿論、当たったのはだけで、切原はいまだに笑っている。
「ヤギューサァン・・・コレ何?」
ニィィィッコリと笑んだが柳生に質問した。
普通、その顔は怖いはずだが、柳生的には全然怖くないそうです。
「見ての通り、ツリーの飾りですよ」
「だぁああ!!そうじゃなくって、何でココにあるか聞いてんだよ!!」
とうとう地団駄をし始めました。
切原はそれ以上が地団駄しつつ歩くのを阻止するために、を押さえています。
「私に聞かないで下さい」
「てっめーが持ってたんだろっ!!」
ガタ
席を立ったのは丸井だった。
その丸井は部室を出て行くらしい。
「ぁー。柳生さ、ソレ書いといて?」
聞こえもしない柳生にそう言って、丸井は部室を出た。
後書
とりあえず、クリスマスじゃないよ(笑)
行事と関係なくなるのが何時ものCan you.だよなぁ(苦笑)