今日は部長のところへレギュラー+aでおしかけに来ました。

























第三弾 - 見舞い -


























コンコン





暖かかどうかは分からないが、ある休日のある病院の一部屋がノックされた。
そのノックの答えとして、か細くかつ美しい声が返ってきた。





「・・・どうぞ。」





ガラッ





「ゆっきぃーvv」





ドアが開くと同時に、が病人である幸村精市のもとへと駆けつけた。


今日はやけに機嫌がいいなと言われて、そんなことなと言ってくだらないような話をしていた。





「・・・いつも、悪いな。こんな大勢で」





のすぐ後に立海の保護者の1人である柳蓮二が申し訳なさそうに言った。



その後、ゾロゾロと他のメンバーが入ってきた。
しかし幸村はすぐに気付いた・・・1人足りないということを。





「そういえば。さ・・・」

「あーっと。ユキムラにお土産とか持ってきたんだけど?」





ニッコリ笑ったを見て、幸村は確信した。










・・・真田がいないのはお前の所為だね?










「ってわけで、ユキムラの為のケーキです!さり気にブン太が2つ食べちゃってるけどなー。

「って、なんで俺が食べたこと知ってんだよ?!」

「・・・いや、だってさ。あからさまにあんたの口がそうものがたってるし?」





丸井がハッと気付き口周りを触ったが、何もついてなどなかった。





「・・・お前、俺をはめただろ?!」

「だって、はめるつもりだったしねぇ?」










・・・ウッワー。俺コイツのこと殴っていいですか?










因みに、柳生君は既にを何度か殴っています。



まぁ、そんなことはどうでもよいとして
丸井はマジで一瞬その考えが頭の中をグルンとまわって殺気に満ちかけていた。
その殺気に満ちかけた空気を柳らは止めた。





「あっははー。ブン太が怒ってやんのー。」





火に油とはまさにこのことであって、丸井に最後の一撃を放った
その言葉に、我慢しきれずに丸井はに飛びかかろうとした。



しかし、此処は病院。
こんなところで大騒ぎを起こせば怒られるのは、レギュラー人のみ。
何人かで丸井を止めるが、はケラケラ笑いながら何かを言い続けている。










ゴツンッ





「ぅいってー!!・・・なっ?!ヤギュー?!」





今この場に真田がいない=を殴っても怒られる心配はないという発想から
柳生がの発言を止めれるぐらいに本体を殴った。





「少々調子に乗りすぎですよ?」

「ぃっやーんvヤギュークンが怒るーvv」





そう言った瞬間に、キュピーンと柳生の眼鏡が光り、手がグーの形になった。





「ぅわ?!ご・・・ご免ヤギュー!!もう言わないから許してよー。」

「いーえ。ここまできたら、許すも何もありませんよ?」

「ま・・・マジでたんまー!!」















そんな乱闘の中、唯一そのなかに入ろうとしなかった仁王が
さっきから、元気がなさそうに皆を見ていた幸村のところまでやってきた。





「・・・そんなに、俺らが心配かのぅ?」





幸村はいきなり声をかけられたのでビックリしたが、その後は普通通りに答えた。





「心配・・・だよ。」

「大会は勝ち続けてるじゃろ?」

「そうらしいね。でも、僕が言ってるのはその心配じゃないんだ。」





と言って、チラリと見た先にいたのはだった。
仁王にとって何故が心配なのかは、解らなかった。
普段も元気だし強がっているようには見えない、しいて言うなら真田との妙な関係は心配だったが。





「どういうことじゃ?」

「教えれないよ。これは僕自身の問題だしね」





と幸村自身の問題ということに疑問をもち
少々聞きたい気持ちもあったが、幸村が絶対教えないからと付け足したので聞くことはしなかった。





「おっと、ソロソロ時間じゃねーか?」





丸井を未だに止めつつも、腕時計の時間を見たジャッカルが言った。





「ゲッ?!マジかよ。んじゃー、先に外出とくなー。」





とだけ言って、真っ先に外へ走ったのはだった。
その後にマテと言って、追いかけるかのように丸井が出て行った。
その後も、皆が幸村と適当に話した後出て行った。



そして、最後に出るはずだった柳生だけがが幸村に呼び止められた。





「・・・何ですか?」

「たいしたことじゃないんだけどね。」





と言って、手招きし耳元で言った。










「あんまりを殴ると俺が怒るから」










いつもとは違うオーラと声の低さに、柳生は背中がゾッとした。
その後すぐに幸村の顔を見るとニッコリとしていた。





「そ、それではこれで。」





ガラガラガラ





ドアを閉め、外に向かって歩き出した。





「部長・・・ですよね。」