夏休みもずっと部活ばっかりだったから・・・。
第二十九弾 - 昼寝 -
トントントントンッ・・・
誰かが部活中に貧乏ゆすりをしています。
そして、その貧乏ゆすりが止む気配がなかったために、柳がその貧乏ゆすりをしている奴の元へと行った。
「弦一郎・・・」
「何だ、蓮二・・・?!!」
バッキ
音と同時に真田が倒れた。
周りに居た奴等はその音に物凄く驚いていた。
「い・・・いきなり殴るとは何だ?!!」
さすがの真田もいきなりの事だったので、かなり吃驚しているご様子。
「五月蝿い」
キッパリと柳に言われて、少し落ち込む真田。
しかし、此処でずっと落ち込んでいるわけにもいかないので、気を取り直して柳との会話を再開させた。
「・・・で、何故俺を殴ったんだ?」
「だから、五月蝿いから」
柳のキッパリと返ってくる言葉が真田の心を痛めつけた。
しかも、ダメージは二回とも50づつです。
真田のHPは200です・・・残り100しかありません!!
「う・・・五月蝿いと言われても俺は何もやってないんだが?」
真田は柳の目が何時開くかとビクビクしながら問いかけた。
「・・・まぁ、弦一郎には解るまい」
ボソリと言われた言葉だったが、はっきりと真田には聞こえていました。
勿論、それを聞いて怒らないわけがないのですが・・・怒ると後々面倒なので口には出さない真田さん。
「とりあえず、コレを頼んだ」
「?」
と言って、柳に渡されたのは今日のお洗濯物。
それを見た真田は、勿論かなり吃驚した。
「れ・・・れんじ・・。コレは・・・」
「あぁ、今日はが見当たらないからな・・・弦一郎、頼んだ」
「狽ネ?!!」
「あぁ・・・それと拒否権はナイぞ?」
もうすぐ開眼しそうな柳を目の前に、真田は反抗する事ができずに渋々と洗濯物を始める事にしました。
しかし、洗い場まで来たのは良いものの、洗剤が見つかりません。
と、言うわけで、またもや部室まで戻って洗剤を探しに行きます。
途中、コートの中から切原あたりに馬鹿にされたけど気してたら、柳に起こられるので無視。
ガチャッ
部室のドアを開けて、潜在の置いてあるはずの場所へと向かった。
「・・・・!!!」
しかし、途中で見てはいけない方向を見てしまった。
否・・・只本棚とロッカーの間でが寝ているのを見ただけなのだが
「・・・?」
自分は早く部活に戻りたいので、恐る恐る声をかけてみるが応答ナシ。
かといって、大声を出してまで起こすわけにもいかないし。
困り果てる真田。
そんな事知らずに、座ったまま器用に昼寝をする。
「・・・」
何だか寝込みを襲う気はないらしい真田は、とりあえず先に洗剤を取ったが
やはり、マネージャーの仕事はしてもらわないと困るので、を本格的に揺すり起こし始めた。
「・・・!!!」
「ん・・・んぁ・・・・・・もーちょぃ・・・ぅん・・」
と言って、は真田の手を退かす。
その姿を見て、真田が普通でいられるわけがない。
ドキドキ・・・
真田の心臓の音が窓の外にまで聞こえそうなくらい大きいです。
それでも、必死になってを起こそうとして揺すっていると
ガチャッ
「確か、ばんそうこ・・・ぁ」
「狽ワ、まるい?!!」
何だかドッキリ体験しちゃいました。
ついでに、丸井は今見てはいけないものを見た気分です。
「・・・ぅっわ。お前、女の寝込み襲うんだ」
へぇーと何気に感心しながら二人へと寄っていって、真田の横へヤン座りする。
「なっ?!だ、断じて違うぞっ!!」
「どーだか?・・・つーか、いい加減にしねーと、柳あたり気付いてるぜ、ー?」
「ぅー・・・・ん・・・・」
そんなの姿に・・・真田は思う可愛いと、丸井は思う面倒臭ぇー。
二人とも思う事はバラバラです。
「起きろよ、っ!!」
ペチペチとの頬を叩いて起こす丸井に、殺意を覚える真田。
「んぁー・・・・・・・・・・・はよ」
「起きんの、おっせー」
「・・・つぅーか、何時見つかった?・・・わりと見つかりにくいと思ってたんだけど」
伸びをしつつ、丸井と会話する。
真田が居るのにやけに、落ち着いていると皆さんお思いでしょうが
もう既に真田との距離が5メートルもあるから、冷静なのです。
「気付いたのは柳だと思うけど、見つけたのは・・・アイツ」
そう言って、隅っこの方に居る真田が丸井にアゴで指された。
「う・・・そー」
「嘘じゃねーって、俺来た時に・・・ぁ」
丸井は何かを思い出した。
しかし、何でもないと言って部室を後にしようとしたとき。
ガシッ
「・・・逃げちゃぁー駄目だろー?」
顔を見なくたってすぐに解る・・・物凄く怒ってるよ!!
一瞬、掴まれた手がビクと震えたが、此処は弱気にはなれないところ。
「・・・い、言ったら・・お前が苦しむだけだぜぃ?」
「いーから言え。つか汗出すぎ」
汗出てんのはお前の所為だろぃ!!
とてもじゃないけど、今そんなこと言ったら確実に殺られます。
そして、深呼吸を一回したあとに、一言。
「真田がお前を襲・・・っ?!」
バッと手を開放されたかと思うと、は外に居る柳の方へと走っていった。
そのの姿と、今の真田の部室のスミでいじけている真田を見て
「・・・大変じゃねぇー?」
おまけ
柳「あんまりを苛めるなよ?」
真「なっ?!!苛めてなどおらんっ!」
仁「変態ヤローがよぅ言うのぅ・・・」
真「狽ノ、におっ?!!」
切「副部長何かしたんスかー?」
丸「俺が教えてやろーか?」
真「おっ・・・オイ!!あれは誤解だっ!!」
そんな真田に合掌
後書
御免なさいっ!!
ヒィィ!真田ファンの皆様っ。石とか硬い物投げないで下さいっ!
なんだか、最近夢が壊れてる・・・。(否、もともとだから)