久々に夜道を歩きます。
第二十八弾 - 夏祭り -
カランコロン
下駄の音がそこらへんの道から聞こえてくる。
カラン・・・
今日は神奈川県の最大の花火大会なのである。
なので、特に女子は気合を入れて浴衣の人が多い。
「・・・で、お前も浴衣を着たのか?」
「たまには、浴衣もいいだろー?」
ニカリと笑って、柳の目の前でポーズをとったりしてみる。
「あぁ、別にいいとは思うが・・・汚すなよ?」
「いっやだなー。れんじぃーのお姉ちゃんの浴衣だから、汚さないって!!」
は柳連二の姉の浴衣を借りていました。
「でもさー・・・やっぱ9月に夏祭りはどうかと思う」
「しょうがないだろ。今日まで台風と雨で延期されていたんだしな」
台風や雨の所為で今日まで延びてしまった夏祭りは、もう既に秋祭りに近くなっている。
というか、此処まで中止にしないのが凄いよ。
そして、二人は歩き出す。
カコカコカコ・・・
あたり一面に不思議な音が充満した。
「はどんな歩き方をしているんだ」
「普通のつもりなんだけどー?」
やっぱり下駄がなれないのか、他の人とは全く違う音が出てくる。
カコッカコカッコ・・・
「鳥の音色みたいだ」
「自分で言ったらお終いだぞ?」
「だってよぉー!!」
柳さんは何故『鳥の音色』につっこまないんだ!!
しかも、さんも自分が言った言葉を忘れているかのように普通に・・・普通に柳と喋ってます。
「おっそーいっスよ!」
何時の間にやら皆の居る集合場所にたどり着いた二人。
「ホンット、遅いんですか・・・・・あれー、今日はお二人とも浴衣っスか?」
今頃気付いた切原だったが、誰よりも早くに二人に言った。
その答えには、柳とが二人して声をそろえてピッタリと声も
「そうだ」
「夏祭りだしー」
ハモルわけがない。
と言う名の奴と、同じ日本語が一瞬で出てくる奴はよっぽどな奴だけだ。
「何でも良いのですが・・・真田く」
「ヤギュゥー!!今日は夏・・・っても9月だけど、祭り楽しまなくっちゃねー?」
ニッコリと笑って、柳生に話しかける。
しかも、その顔には『変な事言うんじゃねーぞ?』と描かれている。
「貴方という人は・・・」
ハァと溜め息をついた柳生を見て、は何も言われそうになかったので安心した。
と言っても、真田を置いてきたなんて全員解ってますがね。
しかも、何気に柳が只今真田と連絡取り中ですから。
「ぁー。もう何でも良いんですけど、チャッチャと屋台回ってきましょうよっ!!」
ウズウズしていた切原だったが、とうとう痺れを切らしてその場に居た人物等に言った。
その返事として、全員がイイデスヨみたいな言葉を返してきた。
「んじゃー。俺は先輩と一緒に回るんでっ!」
切原は、ちゃっかりとの腕にしがみ付いた。
「ぇー・・・赤也と回んなきゃなんねーの?」
もろに否そうな口調で答えられると切原だってショックを受けないわけがない。
数秒沈んだが、その後すぐに開き直った。
「いいじゃねぇっスか。減らないし?」
「だって、れんじぃーと折角浴衣合わせしたんだしー・・・」
ジィーと柳の方向を見ながら言う。
そして、切原の答えは
「じゃぁ、柳さんも一緒で3人で如何っスか?」
アッサリOKです。
誰も柳蓮二を敵にしたくありません。
「「ってわけで・・・」」
グィッ
「!!」
丸井と会話していたはずの柳が、切原とによって引っ張られて屋台が並ぶ方へと連れ込まれる。
「・・・浴衣を引っ張るな」
「いーじゃん。祭りなんだしよ!!」
「ハジケちゃいましょーよ!!」
ワーワーとはしゃぎながら三人は人ごみの中へと流れていったのだが残った奴等は如何したものか・・・。
とりあえず、何時もの事だと思いつつその近くにあった石段らしき場所へと移動して、そこに座る。
「あいつ等よくはしゃぐよなー・・・」
三人が入って行った方向を見ながら丸井が言った。
「お前はいかねーのかよ?」
「ぁー。俺は暑苦しいのパス」
手を横に振って無理無理と答えると、丸井は今頃重要な事に気付いてしまう。
「・・・つーか、仁王は?」
キョロキョロと周りを見回すも、仁王の姿は何処にも見つからない。
そこで、多分仁王に連絡を入れたはずの柳生に「仁王は如何したのか?」と聞いた。
「あぁ。宿題終わってないとか言ってたんで、今頃やってるんでしょうね」
「マジかよっ?!・・・ってことは、今回の夏休み開けテスト赤なんじゃねー?」
ケラケラと笑い声を上げて言う丸井。
そんな丸井にジャッカルが一言。
「お前じゃあるまいし・・・」
「ジャッァッカルゥー?」
「狽ォ、聞こえた・・・っ?!」
「んなこと言ったのはこの口かぁー?!!!」
と言って、ジャッカルの口を思いっきり横に引っ張る。
「い・・・いはいっ!いへぇひょー!!!」
「俺にブラジル語なんて通じねぇよ!」
今喋ってるのは、ブラジル語じゃないからね。
そんな二人が喧嘩しているのをもお構いなしに、柳生はボケーッとしている。
そして、2分ぐらい三人のそれぞれの行動が続いたかと思うと
「ヤッギューッ!!!」
「?・・・・?!!!」
ゴツッ
柳生の後頭部に何かがヒットしました。
そのヒットしたときの音で丸井とジャッカルは吃驚しすぎて喧嘩を中断してしまった。
「・・・・何ですか?」
「ぅっわ。怒った?」
「当たり前です」
眼鏡をかけなおして、相当怒った様子でと会話をする。
そんな柳生には一言。
「今から宿題手伝えっ!!」
後書
夏祭り関係ねぇし、終わり方妙だよ(爆)
結局、さんも仁王と同レベルよ(笑)
つか、折角・・・折角の28弾なのに仁王が出なくて如何するよ?!!(ぇ)
28=仁王と柳生ダロ?!この二人で阿呆させるべきだったぁー!!