コレって、もしかしなくても詐欺?
























第十七弾 - アタリ -

























「・・・赤也」

「何ッスか?」





今立海男子テニス部の部室の中には、切原赤也とだけが居た。
何故かと言うと、只単に2人とも授業をサボるための場所を確保しようとしていたのだが見つからず
結局部室に行こうと言う考えが浮かんだのだった。





「コレって腹立つんだけどー?」

「何がッスか?」

「コ・レ」





と言って、は切原に『美●い棒』の袋を見せた。
その袋には、アタリハズレがあるらしくアタリ付きと書いていた。
そして、の持っていた袋の中にはアタリではなくハズレと書かれた文字があった。





「そんなのハズレが多いんスから、しょうがねぇッスよ」





切原は、溜め息まじりにそう言った。





「はぁ?!何言ってんだよ!!」

「へ?」

「アタリ付きって書いてんじゃんっ!!」





は、切原が持っていた袋を指差して言った。





「だから、アタリ・・・」

「こんな事書いてたら、普通全部にアタリが付いてるんだろ!!」





シーンと言う効果音がこの部室内に鳴った。
そして、次の瞬間





「そんなことしてたら、商売上がったりッスよ!!」





と切原赤也は小声で怒鳴った。





「商売上がったりでもなんでもなりゃぁいいだろ!!」





よくない!!よくないですよ、サン!!
兎に角、少々の間そのくだらない喧嘩が続いていたのだが両者疲れたので一旦休戦となった。










キーンコーンカーンコーン・・・










「ぁー・・・6時間目終わったじゃーん」

「本当ッスね」





気付いた時には、6時間目が終了し掃除のない奴は部活の時間に入る。
とりあえず、部員が来るまで暇な2人は先ほどまでの喧嘩を再開した。





ガチャッ





「コンニチ・・・・切原君またサボリですか?」

「ぇ、ぁ・・・か、課題だったんスよぉー!!」





怒られると面倒なので、切原は誤魔化した。
そして、柳生は課題ならここにいてもいいでしょうと言って自分のロッカーに進んだ。





「つーか・・・赤也だけは気付くんだー!!





ケラケラ笑って相手を挑発した。
が、しかし、柳生にそんな攻撃通用するわけがございません。





「貴方なんか気付きたくもないですからね」

「酷っ!!最近冷たさUPしてない?

「してません」





やっぱり冷たい柳生君。
そんな柳生を目の前にしたは、何かを思い出したようです。





「ぁ!!・・ヤギュー、あの・・・」

「嫌です」

「早ッ!!まだ何も聞いてねぇっての!!」





ギャンギャン言ってるに対して、耳を塞いでその五月蝿さを和らげる柳生。
そして、只一人平和そうではないが何となく見守る切原。





「つか、ヤギューが言ってくれねぇと勝負決まらねぇよ?赤也!!」

ぅお?!そーだったッスよ!!ってわけで、柳生先輩っ!!」





あまりにも五月蝿い二人にギャンギャン言われたので、これには柳生も降参するしかなかった。





「・・・何ですか」

「コ・レ如何思いまッス?」





と言って、切原は先ほどの袋を柳生に見せた。





「如何って・・・?ハズレですね?」

「そぅじゃねぇってーの!!普通ッ!!・・・(以下略」















のゼィハァ言う説明が終わった後、しばらく柳生は唖然としていた。
そして次に言った言葉は





「筋金入りの馬鹿ですか?」

「な、なにぃー?!」

「だから、筋金入り・・・」

「二度も言うなっ!!」

「何と聞いたのは貴方でしょう」





柳生はフゥと何度も溜め息をついた後、の相手が疲れたので着替える事にした。
柳生が着替え始めたので、切原がついでに俺もーと言って着替えを始めた。





「あんたら、女子の前で着替える気?!」

「「この前子供って言ったのは何処のどいつ(ですか・ッスか)」」

「はぃよー。只言ってみたかっただけですよー」





面白くないなぁと言って、は自分の椅子に腰をかけた。





「ぜーったい・・・アタリだよねー」

「まだ言ってるんですか?」





はボソリと言ったはずだったが、部室は広くもないので切原と柳生にはバッチリ聞こえていた。
そして、は椅子をクルクル回しながらも、絶対アタリだということを主張した。





「貴方は阿呆・・・・・・ですね」

「なにょ?!」





ガタッとクルクル回っていた椅子を蹴った。
そして、その椅子は壁の何処かに思いっきりぶつかっていたが、誰も気付きはしなかった。





「奇妙な発言しないでください」

「いや。だって、お前ソレ疑問系じゃなかったじゃん?!」

「肯定文ですからね」





あっさりとの問いらしきものに答え、柳生はコートへ行く準備を始めた。





「ウワーン、ヤギュークンが苛めるヨー」

「先輩。その片言微妙ッ・・・」





パァンッ





「?!」

「ギャォーッ!!」





柳生君がラケットで硬式のボールを打ってきました。
勿論、そのボールは誰にも当たらないようにコントロールされていたので被害者は無かった。
しかし、切原は声に出せずに驚き、は思いっきり叫んでます。





「貴方は如何してそう人を馬鹿に出来るんでしょうかね?」

「さ、さぁ?」





冷や汗たらたら出し、柳生とは絶対に目を会わすまいと目線をしっかり逸らしていた。





「今度・・・やったら」

「・・・やります故。何もしないで下さい」

「なっ?!」

「ってわけで、逃げろっ赤也ッ!!」





詐欺かどうかの考え方は貴方次第・・・。































後書
最後が気に入らないよねー!(同意を求めんな)
たまにはチャンの勝ちでもよいと思った結果がコレ・・・。
てか、赤也と柳生でお相手は難しいかもしれなくもない。(何)
赤也と仁王は大量に出るんだけど・・・。
しかし、今回の効果音少ない;;