流石・・・肺を四つ持ってると言われてる奴だな
第三十ノ八弾 - お城 -
「頑張れ、ジャッキー」
「負けんなよ・・・ジャッキー」
「うるっせぇよ、お前等っ!!」
ただいま、ブン太とはあの狭いカボチャの馬車の中でティータイム中です。
幸村が入れ込んだ冷蔵庫の中身は、嬉しい事にお菓子三昧でした。
そんなこんなで、ティータイムを楽しむ二人とは反対にジャッキーは一人で馬車を引いてます。
「にしても、あの魔法使いもやるよなぁー」
「だよなっ!!こーんな嬉しい馬車とか用意してくれてんだし!!」
先程まであんなに馬鹿にされていた馬車が、今じゃ逆です。
馬車が物凄く歓迎されています。
しかし、たった一人だけは、この馬車がまだ気に食わないのです。
その名も・・・
「ジャッキー・・・スピード落ちてるぜ?」
ガコンガコンと一人で一生懸命に馬車を引っ張るジャッキーには言った。
その答えとして、ジャッキーはギロリと等の方を向いて言った。
「誰の所為だよっ!」
「「お前だよ」」
ジャッキーが怒鳴ったにもかかわらず、とブン太は無敵でした。
即答でジャッキーの言葉に返したおかげで、少し足らずジャッキーはヘコみました。
もう、二度目は怒鳴るまいと思いました。
「ところで」
「ん?」
「お前は、何で武道会とか行きたいわけ?」
フとブン太が疑問に思っていたことを口にした。
その疑問に対しては首をかしげた。
「は?!・・・自分でも分ってねぇの?」
ブン太の問いに、コクコクと首を縦に振る。
「・・・ばっかじゃねー」
「買oカじゃないしっ!!」
ブン太の言った言葉に食いつく。
ちなみに、効果音はガビーンです。
「俺等の気にもなれっつーの」
クイッと外を指差すブン太。
そこに居るのは、先程から一人で頑張ってこの馬車を引っ張ってくれているジャッキー。
ジャッキーが如何したというような顔をがすると、ブン太が口を開いた。
「あのな・・・アイツ一人で頑張ってんだろぃ?」
コクコクとブン太の言った事に頷く。
そして、ブン太は頷いたのを確認しつつ話を続けていく。
「もし、お前が武道会に行きたくないと思ってたとしてみろぃ?」
「狽ワ、まさか!!」
「そう・・・アイツはこんな苦労をしなくてよかったんだぜ」
ホロリと何かの芝居のように目元を触るとブン太。
その二人の行動に気付いたジャッキーが一言。
「お前等が手伝えばイイんだよっ」
「アリガトーゴザイマシター!」
ペコリとが頭を下げたのは、馬車を降りて、お城に着いた時だった。
「おう、いいってことよ!」
「・・・・ゼィ・・・ハァ・・ゼェ・・・」
ブン太は爽やかにに答え、ジャッキーは呼吸を整えるのに必死です。
そして、はハッと何かを思い出したかのように馬車の中へと戻った。
次に出てきたときには何かを手に持っていた。
「・・・ソレ何?」
が持ち出したものを真っ先に見たブン太が問う。
「あんなっ、魔法使いが着いたらコレをお前等に渡せって言ってたんだよ!!」
「買}ジで?!!」
「マジv」
がその箱を渡す前に、ブン太は箱を取り上げた。
まぁ、どうせ早かれ遅かれブン太のものになるんだ。
取り上げられたって、には関係ない。
「んじゃっ、また今度ー」
「おうっ!!」
手をブンブンと振って、とブン太・ジャッキーとの別れは終えた。
そして、今の目の前には、巨大なお城が聳え立っている。
後書
よ、ようやくお城!!
つか、ローイングプレイゲームみたいな展開だよ!!(笑)