そんなわけで・・・とうとう魔法を使う気だ!!
第三十ノ七弾 - 馬車 -
「次は・・・カボチャのばんだよ」
トントンと何処から出したのか分らない杖でカボチャを軽く叩いた。
その後に、先程『ブン太とジャッキー』が出てきたときと同じように、物凄い音と大量の煙が出てきた。
「ゥゲッハゲッハ」
「ゴホゴッホ」
「まほ・・・つか、いさっ!!」
いまだ回りは煙だらけ。
それでも、手探りでは幸村を探した。
「よし・・・でーきた!」
パンパカパーンと言う効果音が似合いそうな雰囲気で、幸村はニッコリ笑って言った。
「「「う・・・わぁ」」」
たちは、幸村の出来たと言った物を見て一斉に感嘆を上げた。
まぁそんなの当たり前。
目の前には人一人が乗れるか乗れないかが微妙なカボチャの馬車があった。
そこまでは良しだ。
たかがカボチャなので、座席が人一人分でもショウガナイ。
「如何?僕のデザイン?」
「「「否、馬車のくせに中をワンルームみたいにしないでください」」」
「えー・・・いいじゃん、冷蔵庫とかもあるし?」
「「「いらねぇよ!!」」」
何時の間に、馬車の中に冷蔵庫を入れたんだ。
というか、馬車は走るから冷蔵庫なんて使うに使えないから。
冷蔵庫なんか余計なものを入れているから一人しか入れないんだろとジャッキーがコッソリ言った事が魔法使いには聞こえていた。
そして、その後すぐにジャッキーの頭のペチンという音がその場に響いた。
「魔法使いさーん?」
ハイハイと手を上げて幸村に質問をする。
その間、ブン太と頭に罰点印のバンソウコウを張ったジャッキーはカボチャの中を検索中です。
「何、くん・・・だっけ?」
「あー、そっす。で・・・冷蔵庫とかベッドはどかしましょうよ?」
あまりにも重量関係とかが危ういカボチャの馬車を指差して言った。
「俺のデザインを否定するんだ?」
へぇと軽蔑の目で幸村はを見た。
その目に、ビクッとする。
「ひ・・否定はしませーん!!」
「なら、アレでいいじゃん?」
ね?と幸村がねんを押していった。
その言葉に勝てるわけも無かった。
グスンと涙ぐんで、はブン太とジャッキーのもとへと帰る。
「負けました・・・」
魔法使いは只者ではアリマセンとは報告をした。
「マジかよ」
「如何すんだよ・・・こんなの無理だぜい?」
ブン太とジャッキーは溜息をしつつ、を見た。
しかし、を見たって幸村の反応が変るわけでもなく、ダハァと三人揃って溜息をついた
「ねぇ、そろそろ行かなきゃ終わっちゃうよ?」
そんな三人お構いなしに幸村はのほほんと窓の外から見える城を指差して言った。
その言葉に、はダルそうに
「んなら、行くの止め・・」
「行くんでしょ?」
幸村がズズイと顔を近づけてきたたことは、に否定をさせないため。
魔法使い・・・もとい、幸村部長が此処まで顔を近づけてきては誰もが否定しないだろう。
「ハイ・・・行きます」
「「狽ィ、お前っ!!」」
うらぎったな?!!といった雰囲気でジャッキーとブン太はを見た。
だが、はそんな二人よりも今は幸村。
「じゃぁ、早いとこ外へ出て行く用意でもしようねー?」
「は・・・はーい」
ビッシッと手を上げて、部屋の外へと出て行くと幸村。
それを唖然とした顔で見送るジャッキーとブン太。
「なぁ・・・ブン太?」
「んぁ?」
「あの馬車・・・誰が引くと思う?」
後書
今回短めになってすみません;;
何だか文も変になったし・・・。