がガラッと開けたドアの先に居るのは男子テニス部の副部長。





「真田君、今回のダブルスだけど・・・」

「あぁ」





真田の席の前に座る
そして、作戦会議とやらを始める。





「ぶっちゃけ、丸井と雅治は危険だと思う」





紙を広げると、そこには次の練習試合で使う予定のオーダー表らしきものがあった。
その一部をトントンとシャーペンで指す
そして、真田に一部始終を話しているときに、教室のドアが開いた。





「あれ・・・も来てたの?」

「勿論、マネージャーですから・・・あ、柳君ももうすぐ来るとか来ないとか





今入ってきたのは部長の幸村。
その幸村の笑顔に負けない笑顔で幸村の質問に答える。
そして、幸村は適当な場所から椅子を持ってきて二人と同じ机に向かう。





「で、ダブルスだっけ?」

「幸村は、何か良い案があるのか?」





そう質問した真田に、幸村は笑うだけで答えはしなかった。
そして、の意見も聞かなきゃ?と言ってに尋ねる。





「ぁ、私は・・・こう」





カッカと机に書いていく。




















第二弾

候補は二桁





















「・・・と言うわけで、マネージャー希望者は14人」





ザワザワと周りがざわめいた。
過去に希望者だけで2桁を越した事は無かったらしい。
それが今年はこの数だ。
流石にビックリしてしまう。





「コレだけ多いと流石に働かない奴もいるので、3人ぐらいまで絞る」





その事を初めに聞いたのは部員たちだった。
意外にも、このことはマネージャー希望の奴等には言わないらしい。





「・・・真田」





一年生のうちの一人が隣の子の腕を肘で叩いた。
その叩かれた男の子は真田弦一郎。





「ん・・・何だ、幸村?」





幸村精市、それが真田の腕を肘で叩いた子の名前だ。





「否、真田は如何思うかなって」





幸村は戸惑わずにそう言った。
その質問に少しの疑問が有った真田だが、すぐに理解できた。
そして、前を見ながら言った。





「3人もいらんわ」

「ふふっ、そう言うと思った」





二人が会話しているのはすぐに先輩に見つかった。
おかげで二人ともグラウンドを数十週走る破目になってしまった。
そして、その日のうちに、マネージャー希望である14人と部員は対面した。
そのマネージャー全員が、もうすでにテニス部のマネージャーだと思っているのだから少し胸が痛む。
残れるのはコノ中の数人だけなのだから。





「真田・・・居た?」





帰り道に、たまたま幸村と真田は同じ方向だった。
真田の見た中ではマネージャー的存在のやつは数人居るとのことだった。
だがしかし、幸村が見た感じは3人以下だったそうだ。





「ほう・・・その3人の名は?」





興味あり気に幸村に問う。
だが、
幸村はニコと笑んだだけで、教えてくれそうにもなかった。
そして、小さく「教えたら楽しみがなくなっちゃうよ」と言った。
その言葉に対して、真田はかすかに頷いた。
そうして、二人はテクテクと歩いた。





「そうだ・・・一人だけ教えてあげようか?」





クスリと笑んだ幸村が真田に聞いた。
そして、その問いに真田は頷いた。
幸村が折角教えてくれると言うのだ。
断れるはずが無い。





「確か・・・名前が・・・」





そこで止まった。
下の名前が分からないのだろう。
だがしかし、真田だって今日一日で誰が誰だか判断がつくわけでもないので、分からない。





「そいつの特徴は?」

「ぇ・・・・・・とりあえず、黒髪のセミロングで標準っぽい身長・・かな」





幸村さん、観察しすぎですけど!!
幸村の少し詳しい発言に真田は固まってしまいました。





「な、何・・・固まらなくったってイイじゃん?」

「否、幸村がそんなに詳しく覚えているとは・・・」

「そりゃ・・・候補だからね」





候補の全員の顔は覚えてるよ、と自信あり気に言った。
そんな自信あり気な幸村を見た真田はどこか不安そうだった。





「・・・あいつの名は、か」

「真田・・・顔は覚えてるんだ?」





幸村は意外とでも言いたげな顔で真田を見る。
すると真田は表情も変えずにこう言った。





「・・・候補、だからな」

「フフッ」





二人とも候補の人は同じだと知った。
そこで、他の候補の人も言い合った。
すると意外にも他の候補の人は合っていなくて吃驚した。
その後、その二人の予想の人がなるのかならないのかは、あまり感心も持たなかったと言う。





























後書
今回はマネージャーの時のです。
とりあえず、幸村と真田の予想が当たったか外れたかも後々解ります。
よーっし、頑張るぜぃ☆