競馬よみもの 天皇賞(春)


『週刊競馬ブックって、ブックオフで売ってないの?』


俺個人としては、いたく真面目に、純粋に質問をしたつもりだった。しかし、10数秒後に既読になった
LINEの返事は、その質問自体が相当非常識なものだったんだろうと察するに十分なものだった。

『ちょ、、、ちょっと何言ってるのかわからない・・・』

いや、いや、そうじゃなくて…と言いたい気持ちをどうやって伝えたらいいのか、、、
だいたい、コンビニで売ってる週刊競馬ブックを見て目が飛び出た、なんで800円もするんだ?
月刊誌ならまだわかるが、毎週毎週800円も出してコレを買わないといけないのか???
それなら、ブックオフで売ってたりしないのか?そうなら、もしかすると650円くらいになってるんじゃないか?

そんな風に思って、LINEをしたのだが、どうやら競馬をする人からすると、いわゆる「斜め上」の発想だったようだ。
気を取り直して、きちんと相談に乗ってもらえるように伝えることにする。
何しろ、俺にとっては、彼女だけがこの状況を打破できる唯一無二の存在だから。。。

『事情は、直接会って話すわ、長くなるし…明日三宮でメシでもどう?奢るし』

メシまで奢らなければいけないのは痛いが、こうなった以上は仕方ないだろう…まったく、、、、
貧乏くじを引かされたのは、全ては1ヵ月ほど前の事だった。

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『ねーねー、お願いがあるんだけど聞いてよ!』


絵梨奈からのLINEは、突然だった。大学に入ってから丸1年、たまにどうでもいいLINEは来た事があったが
正直言って、大学まで続いた腐れ縁はこれにてフェードアウトするものだ…と思い込んでいた。
絵梨奈と頻繁にLINEをしていたのは、高校3年の卒業まで、そう、元号も新しく変わった2019年度と言われる年、
俺たちが高校3年だった頃までだった。
大学も同じだったので、去年の春ごろは、一緒にメシも食ったし、サークル選びなんかもやり取りしていたが
違うサークルに入った段階でピタッとLINEはなくなっていた。最近話したことと言えば、成人式の日に少し話したのと、
そのあとの3月に予定されていた、高校の同窓会が結局流れてしまったことを話したくらいだった。
絵梨奈との腐れ縁は幼稚園の頃からに遡る。記憶はうっすらとしかないのだが、どうやら幼稚園がいっしょだったそうだ。
その後、小学校・中学校は別々だったのだが、小学校の間は長期休みの度に顔を合わせて遊んでいた。
小学生の頃は、なんで絵梨奈がそこにいるのかまったくわかってなかったが、高校生になって同じ学校になり
絵梨奈と言う同級生がいることを最初に教えてくれたのは、両親だった。

「絵梨奈ちゃんと同じ高校だな、久しぶりに仲良くやれよ」

親父がなんで知ってるのか?と不思議に思ったが、何のことはない、絵梨奈は所謂「ハトコ」に当たるらしく
その為、休みに親戚の家に行けば、そこに来ていたという事らしい。
簡単に言えば「遠縁の親戚」と言うヤツで、幼稚園&高校〜大学まで一緒と言う文字通りの「腐れ縁」だ。
高校の時は、周りで俺たちが親戚だという事を知っている人間はごくわずかだったが、別に隠すつもりもなかった。
結局3年間同じクラスだったので、そんなことはどうでもいいくらい近い存在であったのもあり、特に話題にもならなかった。

高校での3年間、絵梨奈はクラスの「女王様」として、支配的な立場で存在していた。
俺は、サッカー部のキャプテンとなり、男子の中では最上位の存在、「クラスカースト」なんてつまらない言い方で
説明すると、男女のカースト最上位だった。

『で、お願いって何??』

絵梨奈が人にお願いすることと言えば、厄介事を自分で片付けたくない時に決まっているので、
聞くのも気が重かったが、さすがにここまでの関係もあり、聞くくらいはやってあげないと…と言う気にはなる。

『あのね、一緒にテレビに出てもらえないかな???ギャラは出ないけど!ww』

既読にするんじゃなかった、、、相当後悔したが、見た以上は返事してあげなきゃいけないだろう。
人が良すぎる・・・そう思うが、こういう事も絵梨奈の通常運転であることも事実だ。

『詳細は学食で聞くわ、メシ奢れコノヤローー!!』


100円プラスのカツをトッピングしたことを、席に着いてからもブーブーと文句を言いながら絵梨奈は学食の
真ん中あたりの席に着いた。ここなら、学食に入ってきた生徒のほぼ全員が絵梨奈を見ることができる。
別に、入ってくる奴らがみんな絵梨奈の事を見るわけではないが、彼女はそうなるように願っているのだろう、
まちがっても端や角の席と言う、普通なら真っ先に選びたいと思う席は絶対に選ばない。
昔、「世界の中心で愛をナンチャラカンチャラ…」と言う映画があったが、絵梨奈の場合は、愛どころか
オムライスだろうが、テンプラ盛り合わせだろうが、中心で叫ぶ気満々のようだ。

「で、なんでテレビなんだよ?」

小盛のオムライスにスプーンを突っ込む前に、ドレッシング無しのサラダを片付け始めた絵梨奈は答える事より
サラダを消し去ることに夢中なようだ。我ながら今、コイツにまともな友達がいるんだろうか?と心配になるが
やっぱり今でもソコソコ友達は多くて、よくわからない取り巻きもソコソコいるようだ。
世の中は、ちょっと美人だとうまく回るんだろう。男はそうはいかない…まったく羨ましい限りだ

「あのね、事務所の人がね、こんど深夜の番組の企画で、学内の同級生と出てほしいって言ってきてね
それが、男女ペアって設定だから、駿哉しか頼める人が居なくって」

「おいおい、お前のサークルにも男なんて腐るほどいるだろうよ」

「それがね、事務所の人に『実は、遠縁の親戚で幼稚園から大学まで一緒の男の子がいます』って言ったら
『それは面白い設定だから、絶対その子がいい!』って言われちゃって〜」

「いや、そんなの適当な奴にそう言わせておけばいいじゃん」

「ダメダメ!世の中コンプライアンスが厳しいんだから、、、ヤラセはダメだよ!」

「で、何の番組?頼むから『私たち付き合ってます〜』とか言う設定やめろよ!それこそヤラセだからな」

「大丈夫大丈夫、そう言うんじゃないから。バラエティーだよ、バラエティー」

「どんな?」

「これよ、コレ」

A4の2枚程度の簡単な紙切れ…これを企画書と呼ぶのかどうかわからないが、絵梨奈が差し出した企画書には
『関西大学生対抗馬券予想選手権』と書いてあった。

「なに?コレ??」

「深夜の競馬番組で、大学対抗で競馬予想の企画するんだって、それをね、うちの事務所の社長が聞いてきて
『お前、でて見るか〜』って、それでOKしちゃったの。ちなみに条件は男女ペア一組で、1大学から一組だけ」

「いや、、、それ間違いなく、人選おかしいだろ?。そもそも俺、競馬なんかしたことないぞ」

「私もないよ〜、今まで全く見た事もないww、でもプロデューサーさんからは『競馬初心者ペアがいい』ってさ」

「そんなの、いくらでも競馬やってないふりして、やってる奴が予想してもいいだろ!明らかに恥かくだけだろ?」

「ダメダメ!世の中コンプライアンスが厳しいんだから、、、ヤラセはダメだよ!」

いや、、、それはヤラセでもなんでもなくて・・・と思うが、これ以上言ってもしかたないんだろう。。。
諦めてカレーを食べ始めた俺に、ようやくオムライスにスプーンを突っ込み始めた絵梨奈が少し真剣な顔で
つぶやくように言った。

「これ優勝したら、秋クールからその番組のアシスタントにしてもらえるかもしれないの、もう私も崖っぷちだから
仕事選んでられる余裕がないのよ…」

高校2年ごろから読者モデルなどをやっていた絵梨奈は、高3から、正式に事務所に入り芸能活動をし始めた。
始めたころは、ちょっとしたドラマのエキストラや、広告に使ってもらったりしていたが、最近は目立つ仕事もなく
テレビどころか、安売り服屋のモデル広告さえも見る事が無くなっていた。
噂で聞くには、テレビやラジオの仕事ばかり狙って、結果的に競争に負けてまったく仕事が入ってきていないらしい。
女子大生とは言え、同じ条件で芸能活動をしている奴なんて溢れるほどいるわけで、特に何か秀でているモノが
ない絵梨奈にとっては、たしかに選んでいる余裕のない状態なのだろう。

今も、オムライスを食べるだけでも、人からどう見られるか気にしながら、できるだけ可愛く見えるような
食べ方を考えながら食べているのがアリアリとわかる・・・だが、それを見ているのは多分俺だけだ…
なんだか可哀そうな気持ちになってきた。たぶん、コレが絵梨奈の思うつぼなんだろうけど・・・

「わかった、でも、俺じゃあ優勝できないぞ」

「ダメダメ!優勝しないと出る意味ないもん!!だから〜、ちゃんと勉強してきてよ!」

どこまで勝手な女だ・・・やっぱり断って、よくわからない取り巻きにでも出てもらえばよかった。。。
とりあえず、帰りに競馬の雑誌でも探してみるか・・・と思いながら残していたカツを平らげた。

「収録は再来週の土曜日だって、よくわかんないけどてんのうしょうってレースで予想するんだってさ、頑張ってね!」

「お前が頑張れよ!」
カツカレーじゃなくて、焼肉くらい奢ってもらわなきゃ割が合わない・・・

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JR三ノ宮駅の中央改札は、18時近くになれば待ち合わせの集団でごった返す。
特に何の目印もないが他に適当な場所もないので、再開発工事が始まって随分と手狭に感じられるスペースに
押し込められるように人々が群がってくる。

柱にもたれていると、3分遅れで、改札からショートボブの少し栗色がかった髪を揺らしながら、あいつが飛び出してきた。
一瞬別人かと思った。俺の中では黒髪おさげのイメージしかない…しかし、あの落ち着きなくパタパタ走っている
姿は高校の時と変わっていない。

「ゴメンゴメン!遅くなっちゃった!!」

「いや、大丈夫、つーか、お前めっちゃ変わったな!!」

「えー、変かな??自分ではソコソコイケてると思ってたんやけど・・・」

「いや、それはそれでいいんだけど、、、俺の中ではおさげでトランペット吹いてるイメージが強烈だったから」

「おー、そうやったね、高校まではおさげやったもんね・・・で、どこ行く??」

「なんか食いたいものある??」

「うーん・・・どうせ頼み事されるのわかってるから・・・ここは肉やな」

参った、、、こっちが奢ってほしいのに、肉を奢らされる羽目になるとは…

「しかし、、、さすがテレビに出ていると全然変わるんだな」

「それ嫌味??あんま変わってへんで」

「いやいや、改札出てきた時一瞬紗苗ってわかんなかったもん」

紗苗は俺や絵梨奈と同じ高校の同級生。今は女子大に通っている。高校1年の頃は絵梨奈のグループの
いわゆる「取り巻き」の一人でしかなかったので、俺の中でも特に印象に残る子でもなかった。
しかし、事情は分からないが、2年の春から絵梨奈のグループから離れて、そこから存在感が一気に増した。
普通、カースト上位グループから抜けたらそのまま消えてしまうのだが、紗苗の場合は、吹奏楽部に入部して
その中で活発に活動することで、クラスでの存在感も増したような感じだった。1年遅れで入った吹奏楽部でも
トランペットの技術では抜きんでていたようで、そこまで、演奏なんか聞いても、素人の俺たちでも「なんだよ
この気の抜けた音は!!」とツッコミを入れたくなるような演奏しかできなかったのに、紗苗の
トランペットの音は全く違っていた。あの青空にまっすぐ伸びていくような気持ちいい音、、、それが紗苗の
印象を変えて、存在感も変えたような気がする。

よくよく見ると、絵梨奈に引けを取らない容姿だったことと、ベタベタの大阪弁で人懐っこくしゃべるようになったことと
天然ボケの発言や行動などがウケて、男子の中では「絵梨奈か紗苗か」と言われるほどになっていた。
もっとも、本人は男に興味がない、、、と言うより男っぽい性格で、性別での分け隔てがないので、高校の時は
誰と付き合ったとかそう言う話は聞いた事が無いのだが。

結局女子大に入った後、アルバイトのつもりで入った放送プロダクション会社で、たまたまリポーター予定の
人員が来れなくなったので代役をやる事になり、それが好評だったのと、元々父親の趣味の競馬を小さい頃から
見ていたことをプロダクションの社長が知って、競馬場内放送のレースリポーターに抜擢。

リポートとインタビューで、いままでの「型通り」なインタビューではなく、妙に競馬知識が豊富な事で注目を
集める事になったそうだ。それもそのはず、お父さんの影響で競馬は小学生のころから見ていて、
オル・・・何とかとか言う馬の引退レースもわざわざ中山まで行って見に行ったそうだ。

その為、予想が当たると評判になり、この春からは晴れて成人という事で、スポーツ紙で予想コラムも
担当する事になったという、競馬サークルでは話題の「女子大生馬券師」だそうな。

焼肉屋に到着すると、手際よく皿と箸を並べて、注文を見る・・・そして呼び鈴を推す・・・
普通、女の子ってのはメニューを見て逡巡するものだが、紗苗には迷いがない・・・コイツ・・・最初から
肉を食うと決めてきたな。。。塩タンもロースもすべて「上」であるのは言うまでもない・・・


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「・・・と、言うわけなんだよ」

一通りの事情を話し終えたのは、最初のメニューが机に並んで、見事にタン塩が焼きあがったころだった。

「なるほどね〜、『馬トーーーーク!!』なんて、結構人気の番組やん。よかったやん」

「そうは言っても、俺らまったく競馬なんかしないんだからさ…出るだけ恥かくだけだろ」

「それはそうかもね、一昨年もそんな企画やってたけど、明らかにみんな馬券高校生くらいから買ってますって
感じの予想と馬券の買い方やった。普通の初心者はいきなり3連単フォーメーションとか買わへんしね」

「サンレンタンフォーメーションって何の呪文だよ?」

「わかった。じゃあ、私なにしたらええの?」

「とりあえず再来週の天皇賞ってやつの勝つ馬を教えてよ」

「そんなん、わかるわけないやん!」

「え?でも勝ちそうな馬とかなんとなくわかるんじゃないの?」

「だいたい、出走予定の状態じゃ、人気予想くらいしかできないし、追い切りも鞍上が誰かもきっちり決まってないし
馬場状態もわかんないのにどうやって勝馬を拾うのよ」

「すまん、、、呪文だらけでわからん」

「うーーーん、とりあえず駿哉が自分で予想ができるように競馬と天皇賞について勉強しましょう
 そうしたら、自分で今年の天皇賞も予想できるでしょ?」

「で、そのためにどうしたらいいの?」

「過去の天皇賞の馬柱送るから、それ見て予想の仕方を覚えるのと、実際のレース結果でイメージをつかみましょう」

「いや、それは困る」

「なんでよ?」

「柱とか置くとこないぞ、うちの部屋・・・」

「アホちゃう?競馬の新聞に載っている戦績がわかる表の事!それ見て予想するんだからなかったら話にならんで!」

「わかった、馬柱かなにかしらんが送ってくれ…でも、その予想の仕方ってどうするの?」

「って言うと思ったから、今日ここで簡単に教えるわ」

そこから、焼肉屋は即席競馬予想塾となり、俺はメシを食う事は許されず、2時間みっちり競馬予想の仕方を
教えてもらった・・・もちろん授業料は上塩タンと上ロースの追加と石焼ピブンバという事になったのだが…


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即席予想塾の後、何年か前の天皇賞の馬柱を送ってもらい、予想の流れを教えてもらいながら予想をすすめた
2017年のキタサンブラック-シュヴァルグランでようやく的中して、あぁなるほどこういう事になるのかと
なんとなく納得いったような気がした。

そのあと紗苗からもう一枚馬柱が送られてきた。

『これで最後やで〜、今までの流れを参考にして予想をしてみてな!』

最後の教材は2018年だから、今から3年前、ちょうど俺たちが高校2年生の頃の天皇賞だ。

人気は前年のJCを勝ったシュヴァルグラン、続いて京都記念を勝ち菊花賞2着のクリンチャー
さらに阪神大賞典を勝ったレインボーラインと続く。。。紗苗からさらにLINEが届く。

『この年が、今年の天皇賞に一番近い感じだと思うから、レース自体は参考になると思うよ』

しばらく予想を進めていくと、なるほど、よく似ている。

今年同様、確たる軸馬が不在、キタサンブラックやオルフェーヴルやメイショウサムソンのような断然人気馬が
いて、その取捨選択を考えるというレースではない。距離適性を考えると前年2着で前走中距離で負けている
シュヴァルグランは信頼性が高いのだが、どうしても前走の13着が負けすぎの感もある。
ただ、他の馬と考えると勝負になりそうなのは、日経賞の1・2着組、阪神大賞典の1・2・3着組

つまり人気馬だけだ。あとは相当難しい感じがする…

しかし、それは逆に言えば「前走の実績だけで見ている」と言う事もできる。
天皇賞で穴馬が来るパターンは散々見てきた、「適性が高いのに、近走でその適性が生かされていない」
もしくは「能力が高く近走の成績も出ているのに、過去の実績で過小評価されている」

どちらかのパターンだ。今回で言えばガンコなどは完全後者のはずだが、それが人気をかぶってしまっている。
基本は人気馬から、しかし穴馬を選ぶなら適性が高いはずなのに、近走実績で人気を下げている馬」だ。

なるほど・・・そうすると、、、


『よーし分かりました先生。予想・・・と買い目を送ります』

『りょーかーい♪楽しみやわ、だいぶ駿哉くんも競馬が分かってきたようだからね(笑)』

』◎ シュヴァルグラン 〇 サトノクロニクル ▲ レインボーライン △ クリンチャー × チェスナットコート
 × スマートレイアー ★ カレンミロティック」

『サトノが意外やね?あと、穴馬のスマートレイアーとカレンミロティックについて教えて?』

『今回の買い目は◎=〇の2頭軸、実際シュヴァルグランは3着内を外さないとみて、勝負はサトノクロニクル。
 菊花賞の惨敗で距離適性を疑われている部分が人気の落ちている理由だと思うが、ハーツクライ産駒は
 菊花賞でダメで天皇賞で浮上するパターンが非常に多い。併せて前走は勝ちに行っての2着なら勝ち馬同等
 の値打ちはある。この馬が3着内に入るかどうかが今回の勝負所』

『ほうほう、それで穴馬の根拠を教えてちょ?』

『▲〜チェスナットまでは実質前走実績通り、堅い馬券になってしまうかもしれない。唯一上位5頭を負かせるなら
 ここまで何度も同じパターンで天皇賞で穴をあけてきたカレンミロティックと最も不可解な前走の先行〜バテ
 と言う調教のようなレースをしたスマートレイアー。京都実績があるので終いのみ、あるいは思い切って逃げれば
 万一の粘りこみがあるのでは?ちなみに人気馬を全部買ったらそれは当たってしまうのでガンコを消してみた』

『すご〜い、本物の予想家さんみたい!!では・・・答え合わせ行きましょ〜〜〜』

いつものように動画が送られてきた。2018年天皇賞春と言う動画ファイル。
俺の買い目は3連単2頭軸マルチ5頭流し。動画をクリック・・・ゲートが開いた・・・・・・』



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