タレントで弁護士の府知事


大阪府知事選挙は橋本氏の圧勝だった。得票数は、橋本とおる183万(54%)、熊谷さだとし100万(29%)、梅田章二52万(15%)。他の二人の得票数を足しても30万票も差があり、まったく及ばない。

またタレントだ。タレントだから悪いとは言わないが…

光市母子殺害事件の弁護団に対して、テレビ番組で熱弁して、視聴者の感情に訴え、懲戒請求することを煽動しておきながら、自分自身は何も行動しないことを平気で弁明できる人物。番組を見ていないのでよくわからないが、刑事訴訟制度における人権問題や懲戒請求の意義など詳細を語らずに、視聴者を煽ったと言われている。

報道によると、選挙戦の街頭演説では自民公明の府議が、もっと政策を入れたらどうだと詰め寄っても、感情に訴える時は政策は言いません、と笑顔で切り返したそうだ。タレントだけあって、人を惹き付ける術に長けている。

大阪府政が同じ結果にならなければいいのだが。

投票率は48.95%で、過去最低だった前回の40.49%を上回ったようだが、まだ過半数に満たない。これが大阪府。

これが日本の政治なんだなあ。


月 - 1 月 28, 2008   05:28 午前