宮崎駿に期待


ベネチア映画祭で賞は取れなかったそうが、会場における宮崎駿は大変な人気者だったそうだ。ベネチアで賞をとろうがとるまいが、興行成績が悪かろうが、それはきっと宮崎駿には関係のないことだと信じたい。映画祭に出品するのはプロデューサーの仕事だ。興行成績の良い映画が必ずしも優れていえるとは言えない。

興行成績に関して言えば、もともと宮崎駿監督の映画は桁外れに当たる映画なので、かりに千尋やハウルを抜けないからといって、決して興行的に失敗しているわけではない。

だから敢えて言いたいのだが、監督はもっと人間の本質に迫る映画をつくってほしい。監督として。

子供向けの映画をつくりたい、のは監督の本心じゃなくて、興行履歴的にプロデューサーが考えだしたことのように思えてならない。

最近の鈴木プロデューサーは、ちょっと変。
ゲドで吾郎監督をつぶしてしまったり、ゲドの原作者ル・クゥィンを怒らせてしまったり…


日 - 9 月 7, 2008   03:03 午後