昼寝のくせ


よく昼寝する。いつでもどこでも眠たい時はすぐに寝ることができる。たぶん家で昼寝する父をみて育ったせいだと思う。

父の仕事は、一日2交代制という変則的勤務だったので、そのときは朝出て行くと、一晩泊まって、翌日の昼過ぎに帰ってくることがよくあった。職場に泊まって帰って来ない日はトマリ、翌日明けて帰ってくる日はアケとよんでいた。アケの日は、平日でも昼間によく遊んでもらったが、土日は必ずしも休みではなかった。よその家がうらやましかった。

アケの日、昼間から家に居ても、疲れている時は昼寝していた。テレビを観ているかとおもったら、いつの間にか寝ている。母はそっと布団をかけてやって、テレビを消す。そしてボクたちに向って、起こしたらあかんよ、いったものだ。

父の、この昼寝癖というのは、たぶん農作業の習慣から来ている。早朝から一仕事して、昼間にちょっと疲れを癒す程度に仮眠するのがあたりまえだったのだ。わが家では、昼寝はしたいときにするもの。寝てるときは無理に起こさない。それが当たりまえだった。


土 - 9 月 8, 2007   03:19 午前