五感をみがくとMacが見える


大学で新しい講義として「代替セラピー論」を開講することになった。担当者が複数いてオムニバス形式で授業を行う。一人が最低1回、多い人は3回担当する。授業担当者でのブレインストーミング、授業開始前としては最終回(3月末)ときのことを思い出した。

そもそも「代替セラピー論」とは、代替医療とセラピーをくっつけた造語で、「代替セラピー」という言葉はない。アロマセラピーとかカラーセラピーとか美容セラピーとか、そう聞くとなんとなくなにか心地よいものをつかって「癒し」を与えるような行為というイメージが湧くだろうが、「代替セラピー」の代替って、いったい何? と思う。

その解説は長くなるのでここでは止めておくが、いろいろなセラピーに共通するものは何かと議論を重ねるうちに、五感をブラッシュアップするためではないか、ということになっていた。そこで、ひとりの先生がテレビから録画した五感に関するビデオをみせてくれた。海外のテレビ会社の制作で、アメリカの様子が描かれていた。

見たのは臭覚編。香水のことを解説する研究員の背後の映像に気になるものを発見。たぶんMacintosh IIci。前の会社で部長クラスが使っていたMacだ(ヒラはSE/30)。

内容はともかく、映像的にはかなり古いですねえ、と感想を述べると、録画したのは10年以上前だそうだ。制作して数年経って日本で放映されたとすると、映像の録画時期は15年ほど前ということになる。

画面に映ったMacの機種で、その番組が撮影された時期を当てるってのも、Old Macファンにとっては、「癒し」かもしれない。


金 - 4 月 6, 2007   01:04 午前