Power Mac G4 (AGP)はQuartz Extreme 非対応


Quartz Extreme とはMacOSXの高速描画システムで、たとえばファーストユーザースイッチの切替画面で、箱を回転開するように表示することができる。AGPはこれに対応していなかった。

G4(AGP)で20世紀ボヤージ をスクリーンセーバーに設定しようとしたら、インストさえできなかった。 ???

そういえばスクリーンセーバーのリストの中には、Tigerから搭載されたハズのRSS Visualizerというのも入っていない。インストのミスか? 10.3からのアップグレードだったからインスされなかったのだろうか?

純粋に10.4をインストした10GBのディスクから起動して、確認してみたが同じだった。

どうしてだ?

ふと、20世紀ボヤージがQuatz Extremeの技術をつかっているというようなことを思い出した。
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でハードウエアの情報をみると、接続しているSONYのCRT(17GS)の項目でQuartz Extreme非対応となっている。ビデオカードじゃなくてディスプレイとして非対応になっているのが変だけど、とにかく対応していないということだ。

さらにいろいろネットを調べていくうちに、G4 AGPに搭載されているATI Rage 128 ProというビデオカードがQuartz Extremeに対応していないことを知った。

しかしアップルTILのQuartz Extremeのページ には対応って書いてあったじゃないか、、、と思ってTILのページを見直してみると、ATI Radeonって書いてある。Rageじゃない。

そっか。

かなり残念。めっちゃ残念。

アップルがQuartz Extremeを発表したときにDA(Digital Audio)以降の機種を対象とするとしたらしい。

さらにDAでも466MHzのはAGPと同じビデオカードRage 128 Proなので要注意。Quartz Extremeに対応しているのはNVIDIA GeForce2 MXを搭載した533MHz以上がの機種だ。中古市場でAGPとDAの価格差が大きいのは、こういう理由だったんだ。ほんと、自分の使っているマシンのことじゃないと、何もしらない。

ちなみにAGPをQuartz Extremeに対応させるには、対応ビデオカードを搭載する必要がある。たとえばATI Radeon 7500 32MBは9800円。昨日試算したマシン強化にかかる費用には、このビデオカードを含める必要があるということだ。CPUを1.2GHzに3万円、HDを160GBに1万円、ビデオカード1万円、しめて追加費用5万円。

増強を前提にAGP400をコツコツ改造していくのなら、OS9起動環境はいらないと割り切って最初から中古Mac miniのほうが断然お買い得ということかな。

でも改造/増強の楽しさは味わえないからなあ。


日 - 9 月 17, 2006   02:25 午前