OS9のバックグランド印刷機能


ベージュG3の内蔵電池が切れて久しいので起動は必ずOS9である。日時を修正して再起動しないとOSXが起動しない。おかげで久しぶりにMacOSの「明けましておめでとうございます」を見た!

親父んとこのMacもOS9のままで、内蔵電池が切れているG3/MT266。2年ほど前、CATV業者がアンテナ線工事にきたときに「年代物ですなあ」と評したらしい。昨年もマシンを増強すべく思案し、オークションで代替品を物色した。OSXが使えるようにと、CPUアクレラレータ、ビデオカードなどが付属するG3(B/W)に入札していたが締切がちょうど実家にいる時間帯で入札更新できなかった。結局一年間放置した。

親父も昨年の年賀状からMacに住所録を登録して作成しだしたのだが、使用しているソフト(宛名職人)が曲者だった。先日、宛名印刷時に、住所録を検索してデータを絞り込んでいても、デフォルト設定が「すべて印刷」になっていて、検索結果を反映しないのだ。同じソフトのOSX版を使っている私も、この仕様に悩まされ続け今年も4枚くらい年賀状を損した。初期設定を変えられることを知ったのはそのあとだ。親父は驚いて、慌ててプリンタの電源を切り、再度印刷し直そうとしたが、前の印刷データが残っていて印刷が止まらない。結局、止め方がわからずに、ハガキサイズの用紙を100枚用意して印刷させたそうだ。

印刷時のデフォルト設定を変更できない宛名職人に問題があるのだが、そこはあきらめても、間違った印刷データを削除する方法が簡単にわからないのは、OSの欠陥だ。OSXでは解決しているだけに、はやくOSXに移行させてあげたい。

OS9のセレクタでエプソンPM750Cを選択するとき、バックグランド印刷オプションをオンにすると、印刷時に他のアプリを使えるので便利な機能だ。印刷の状況はプリントモニタというアプリで確認できるが、これはOSの仕様ではなくエプソンの仕様。印刷ミスを取り消す場合、プリントモニタから印刷データ(プリントキュ−)を削除する必要がある。しかしプリントモニタは印刷時に自動的に起動するものの、そうでない時はどこにあるかわからない(たしか機能拡張フォルダの中にあるのだが、アプリはapplications(OS9)のなかにあるべき)。また、そもそもバックグランド印刷時に印刷データが作成されていること自体が初心者には理解できないので、再起動したときでも前回分のデータから印刷しはじめるのを止めることができないのだ。

親父のMacこそ、もっと使い勝手の良いTiger(MacOS X 10.4)にアップデートすべきだ。というわけで、最低スペックとしてPMG4/400くらいをオークションで物色すると1万2千円くらいで落札しているのを見つけた。簡単な文書作成しかしてないし、これで十分だろう。



月 - 1 月 2, 2006   03:04 午前