みんな自分勝手


子どもたちがテレビで「世にも奇妙な物語」を見ていたので、つい一緒に見てしまった。「透き通った一日」とかいうタイトルのエピソードだったように思う。幽体離脱した女子高生が自分の自殺原因を究明していく物語。

自分に関する周囲の人の会話から、ようやく自分が校舎屋上から飛び降り自殺したことを知る。どうして自殺したのか思い出せない。

しかし、周囲の人々の本心を知り、みんな利己的だと嘆く。信頼していた先生や家族や友人の化けの皮が剥がされていく。

そして、ようやく親友が屋上から突き落としたことを知る。友人の告白によると、自分自身が利己的で、保身に走ったために親友の心をひどく傷つけたためだった。友人はそれをヒドい裏切りだと感じて復讐として突き落としたことを知って、後悔する主人公。そしてその親友が罪を嘆いて自殺を図るのをくい止めた。すると、生き返って、親友同士で泣きながら抱き合って謝り合うと言う話。

みんな表向きは友好的だけど本心は利己主義のかたまり。みんな自分勝手で自分のことしか考えていない。けど、自分自身もそうだったと気づき、それを反省してことによって、報われる話。単純明快でわかりやすい子供向けの話。登場人物がすべてステレオタイプで極端で大げさだが、コメディタッチで軽快に楽しめるドラマだった。

懺悔すると報われる?

すくなくとも、人の非をみて自分を振り返り、悔い改めることは必要だろう。


木 - 4 月 3, 2008   12:33 午前